『「できる社員」に違和感を感じたときに考えること(Part2)』~明快通信Vol.019~
2014年7月29日
おはようございます。
人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。
今日は土用の丑の日。
食べ物の中で3本の指に入るほど鰻が好きなのですが
先月ついにニホンウナギが絶滅危惧種に。
(おばあさんになる頃も鰻が食べられる世の中であってほしいです)
今週も井上先生から人や組織に関する
ノウハウを取材して参りました。
今回のテーマは「できる社員への違和感(Part2)」。
詳しくは本文で・・・!
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テーマ:「できる社員」に違和感を感じたときに考えること(Part2)
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先週は、「仕事はできるけど、ちょっと面倒な社員」に対して
感じた違和感を大切にしてほしいこと、
その違和感を伝えないリスクがあることをお伝えしました。
(先週の記事はこちらからお読みいただけます)
⇒ http://infrequent.jp/kbbx769/1221
とはいえ、違和感を伝えることというのはとても難しいです。
だからこそ、「できる社員」にどうやって伝えていけばいいのか。
はたまた、もし、衝突してしまったとしたらどうすればいいのか。
今日は、この2つについてお伝えしようと思います。
【できる社員への伝え方】
まず、おさえてほしいのが、「ちょっと面倒なできる社員」の
心理状態です。
違和感を伝えようと、真っ直ぐにぶつかりすぎると、
彼らは決して聞く耳を持ちません。
自信をつけてきて、自分が「正しい」と
思っている人に真っ向勝負の否定は通用しません。
意地の悪い言い方をすると、彼らは、心のどこかで
「君は優秀だね」と言われたいと思っているので、
聞きたくないことは全く耳に入ってこないです。
なので、一つの方法としてこんな促し方をしてみてはどうでしょう。
これからうちの会社を伸ばすために
チームの動きを良くしたいと思っている。
君は努力家だし、営業スキルも抜きんでている。
次は、チームの生産性を伸ばす方でステップアップして
この目標に向かって一緒にやってほしいんだけどどう思う?
少し回りくどいようですが、一緒に頑張ってもらいたいと
思っているのであれば、まずは相手に自分の考えをしっかり伝え、
すんなり受け止めてもらうことを考えてほしいと思います。
優秀な成績をおさめられるほどのやる気はあるわけですから。
とはいえ、伝えてみたところで反発を招くこともあるでしょう。
その時は、「やっぱりだめか」と諦める前に
少し、考え方を変えてみてほしいのです。
【「衝突」が生み出すもの】
私は、人と人との「衝突」は、負の現象とは
微塵も思いません。
というのも、「衝突」が、自分と相手の間にあるギャップを
理解する最大のチャンスだと思っているからです。
つまりどういうことか?
例えば、2つの部署のリーダー同士が大変仲が悪い。
というのも、お互いの方向性が相容れないと感じているから。
A部は、結果にとことんこだわる。
B部は、プロセス重視。
相容れないように見えるが、
ある日、なぜ、そう考えているのかお互いに聞くことになる。
A部「結果が出るのはお客様の支持があってこそだから」
B部「結果ばかり見てたら、お客様の声が聞けなくなるから」
お互いに相容れないと思っていながら、
実は、お客様のことを考えているところは同じで、
アプローチが違っていたということに気づくことになりました。
そして、相手もお客様のことを考えてるのか、、、
「だとしたら~をしていこう」という生産的な会話を
始めることができるのです。
逆に、違和感に気づきながらも、
気づかぬふりをしているということは
相手に対して「無関心」を装っている状態です。
この「無関心」は相手とのコミュニケーションを阻害する
大きな要因になります。
「無関心」を容認している限り、
その人との間で有益なコミュニケーションはできないと
思ってもらって、まず間違いありません。
ぜひ、「無関心」をやめて、
コミュニケーションの第一歩を踏み出す勇気(覚悟)を
大事にしてほしいと思います。
ではまた来週お会いしましょう。
井上健一郎
■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
編集担当の佐藤です。
ついつい逃げたくなる「衝突」。
ただ、最近思うのが、片想いのように、一方的に衝突しに
いっている場合があること。
まさに前方不注意の側面衝突。独り相撲。
相手の思考がわからないのに、勝手に推測して
イライラしたり、嫌いになったり。
けれど、相手の思考や傾向がわかるととたんに気持ちよく
受け入れられたり。
相手のことが分からないという不安がそうさせているのでしょうが、
正直に「なんでそういうふうにしているのかわからないんだけど?」
と聞いてみる勇気、相手の思考パターンを知ろうとする姿勢。
日常化させたいものです。
また次回のメルマガでよろしくお願いいたします!
佐藤明日美
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