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『井上健一郎が考える「対話論」その2』~HR Journal vol.125~

2019年12月17日


おはようございます。

人事評価システム「明快」事務局です。

 

本日は、【井上先生が語る対話論その2】。

 

組織では、差異の部分がフォーカスされがちですよね?

その溝を埋めるのが対話です。

 

対話とは、まず相手の文脈を知ることから始めるのだと、

井上先生はおっしゃいます。

 

自分ではなく、相手の文脈…。皆さんは読めていますか?

 

これができると、やがては「関係の質」まで良くなるそうです!

 

早速ですが、本日も井上ワールドをたっぷりとお楽しみください。

HR Journalスタートです!

 

 

【今週の目次】

1. HRトピック:『井上健一郎が考える「対話論」その2』

2. HRニュース:『「ハラスメント悩み相談室」設置について』

3. ポッドキャスト番組

4. セミナー情報

 

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1.HRトピック:

『井上健一郎が考える「対話論」その2』

talk:井上 健一郎

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多くの人が分かっていないこと

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組織では、社長が【概念】を語り、それに基づいて

各部門が【共通】事項をつくっていくことが大切です。

 

一方、部門ごとにできた概念があると、そこには【差異】が生まれます。

これを【対話】で無くしていかない限り、溝は埋まりません。

 

このように【共通】と【差異】の両方があることを、大抵の人は

分かっていなくて【差異】にフォーカスしがちなのです。

 

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何を理解しておくべきか?

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そこで、最初にしなければならない【対話】とは、

【相手の文脈にたどり着く】こと。

 

話の裏側には、必ず文脈があるので、自分の文脈はさておき、

 

「相手は何を言っているのか?」

「なぜそう言ってるのか?」

 

と、相手の文脈を捉えることが【対話の入口】になるのです。

 

最初から理解して、納得する必要はありません。

 

まずは眺めるだけで良いので、目に見えない流れを捉えてください。

 

そして、どこかにお互いが共通するテーマがあるはずなので、

それを探していくと、架け橋になります。

 

【差異】を持つ両者ですることができたら、最高ですよね!

 

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対話の本当の目的は?

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【対話】の本当の目的は、新たなる【概念】をつくること。

 

例えば、あるものを見て一人は、「四角に見える」。

もう一人は「丸に見える」と言いました。

 

話していくと、見ている角度が違っていて、

横から見ている人には「四角」、

上から見ている人には「丸」に見えていました。

 

合わせると、「円柱」だということが分かりますね。

 

こうして【差異】を埋め【共通】をつくるために【対話】はあるのです!

 

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対話ができる人はどんな人?

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逆に言うと、概念をつくれる人にしか【対話】という作業は

できなかったりします。

 

それを促してあげるのが、【ファシリテーター】の役割です。

 

ファシリテーターは、両者の差異を表に出させるのですが、

居心地が悪くなければ【関係の質】が良くなります。

 

ただ、今日つくれた共通が、翌週にはまた違う差異のために

変貌して、対話を繰り返さなければならないかもしれません。

 

なので、ゴールはどこに行ってもたどり着かないくらい無限にあります。

しかし、何か新しいものをつくれた瞬間は快感!

 

なんとなくで良いのです。

 

「共通と差異はあるよね」「話には文脈があるよね」という思いを、

持ち続けてほしいと思います。

 

そういう知識を持っている人が、組織の1割だとしても、

開花した方がいいし、開花する人は必ずいますので。

 

 

さて、皆さんは【自主性】と【主体性】の違いをご存じですか?

 

次回はそんなお話をしていきたいと思います。

また来週お会いしましょう!

 

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2.HRニュース:

『「ハラスメント悩み相談室」設置について』

talk:社会保険労務士・上村 和弘

 

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ハラスメント防止を強化!

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【パワーハラスメント防止】について、大企業の適用が

2020年6月1日と確定し、企業におけるハラスメント防止の重要性が

増しています。

 

ハラスメント防止のために、相談窓口を設置することも重要な方法と

されており、外部の機関に相談への対応を委託することが、具体的な

対応の一つとなっています。

 

これに関連し、厚生労働省では委託事業の一つで

「ハラスメント悩み相談室」を設置。

 

職場におけるハラスメントで悩んでいる人・困っている人の相談に

乗っています。

 

相談はフリーダイヤルの電話相談の他、相談フォーム・メールを設けて

行うことになっています。

 

また、夜遅い時間帯まで相談を受けつけている他、土曜・日曜も

対応する体制となっています。

 

公的機関で比較的、気軽に相談ができる窓口があることを認識しつつ、

ハラスメント防止の強化を図っていきましょう。

 

参考リンク:

厚生労働省委託事業「ハラスメント悩み相談室」

https://harasu-soudan.mhlw.go.jp/

 

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  1. ポッドキャスト番組

 

【人事】

井上健一郎の『組織マネジメント研究所』

第242回「質問:「感情的になってしまう」他部署の問題社員をどう扱えばよいでしょうか?」

http://jujube-ex.jp/Lcc0/2t6721

 

【労務】

向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』

第227回「質問:自然災害時に会社が社員に配慮すべきポイントは?」

http://jujube-ex.jp/Lcc0/3t6721

 

【コーチング】

秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』

第231回「質問:良い状態のステイトを手放し、次のフェーズに行くには?」

http://jujube-ex.jp/Lcc0/4t6721

 

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  1. セミナー情報

 

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『INNER DIVING アカデミア』

講師:秋山ジョー賢司

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あなたは自信をもってリーダーとしてのビジョンを掲げていますか?

 

時代の大きな変化と共に、組織のあり方も目まぐるしく変化しています。

 

戦力となる人材と共に、成長していくためには、ビジョンが不可欠。

 

そして、自分自身の成長が必須条件です。

 

部下や社員のマネジメントが上手くいかない…

目の前の壁を越えられない…

社会のために、自分の力を最大限発揮したい…

 

なかなか目の前の壁を越えられないのなら、今の常識や信念が邪魔をしている

可能性があるのです。

 

経営者、ビジネスリーダーのための学びの場にて、ぜひヒントをつかみに来てください!

お申込み、お待ちしております!

 

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【開催日時】

2020年1月15日(水)18:00~20:00(開場17:45)

【場所】神保町近辺

【金額】6,000円(ビジター)

3,000円(会員) ※当日現金払い

【定員】30名限定(先着順)

 

★詳細・お申し込みはこちら

>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/62731

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■『HR Journal』への質問はこちらにお寄せください。

meikai@jinji-hyouka.com

 

■『HR Journal』バックナンバーはこちら

http://jujube-ex.jp/Lcc0/7t6721

 

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