『”アウトプットさせる“というリーダーシップ育成法』~HR Journal vol.115~
2019年10月1日
おはようございます。
人事評価システム「明快」事務局です。
リーダーシップの育成には、主張することが大事だとお話してきました。
「主張」という言葉、本日は言い方を換えて
「アウトプット」という言葉で考えていきます!
アウトプットとインプットは、当たり前のように、耳にする言葉ですね。
その間に、頭の中で情報を考え、加工する【スループット】
という段階があるのだと、井上先生はおっしゃいます。
この3つの精度を高めてあげることで、リーダーシップは育っていくのだとか!
では、早速井上ワールドをお楽しみください。
まずはHR Journalの目次からスタートです!
【今週の目次】
1. HRトピック:『”アウトプットさせる“というリーダーシップ育成法』
2. HRニュース:『男性の【育休取得】の現状とは…!?』
3. ポッドキャスト番組
4. セミナー情報
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1.HRトピック:
『”アウトプットさせる“というリーダーシップ育成法』
talk:井上 健一郎
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「主張する」力を育てる目的とは?
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・【主張する】こと
・相手の意見も【受け取る】こと
この2つを育てることが、リーダーシップの育成に繋がります。
では、主張する目的とは?
(1)相手にしっかりと意見を伝えなければ、何かが生まれない
(2)主張することを自分に課すことで、主張すべき内容に対して
考え、加工する力を高める
この2つのためだと覚えておいてください。
実際、主張をする時に大切にしてほしいことは、相手が理解できる
言葉や内容で話ができているかどうか。
その背景にあるのが、「察知力」や「感知力」です。
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「察知力」「感知力」はどのように鍛える?
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主張することを【アウトプット】に置き換えてみましょう。
アウトプットをするためには【インプット】をしなければなりません。
そして、インプットしたものはアウトプットする前に
頭の中で加工します。この作業を【スループット】と言います。
つまり【アウトプット=主張する】ためには、
・材料を【インプット】する
・精度の高い【スループット】をする
この訓練が大事なのです。
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どのように訓練をするのか?
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アウトプット、インプット、スループット…その起点となるのは、
アウトプットです。
リーダーシップの育成においては【アウトプットの場】を
たくさんつくり、意見形成をさせることが非常に大切です。
「何も言わないから意見がないんだ。」
「意見を言わないから放っておこう。」
というのは絶対にNG!
ただ、やみくもにアウトプットさせるのではなく、
育成する側の【質問力】がカギになります。
質問をすると、相手は「答えなければ!」と思い、
頭の中でグルグル、考えを巡らせるので、
思考が止まっていそうなら「足りないものはある?」と
さらに問いかけて【支援する】のも大切です。
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支援するメリットは?
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少し話は逸れますが「分かりました」と、返事をしておいて、
実際は分かっていないというケースが最近、とても多くなっています。
こういう人に対しては「分かりました」の後に
「どんなイメージになるか言ってみてもらえる?」
「何分くらいでできると思う?」と、「分かった」はずの内容を
アウトプットさせるといいかもしれませんね。
こちらも相手が把握しているイメージが分かりますし、
相手はやるべきことがより明確になる。
イメージがこちらの想像と違えば軌道修正もできます。
こうしている間にアウトプット、インプット、スループットを
繰り返しているわけですね。
次回は、アウトプットの訓練になる【質問方法】を具体的に
お話する予定です。
また来週、お会いしましょう!
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2.HRニュース:
『男性の【育休取得】の現状とは…!?』
talk:社会保険労務士・上村 和弘
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「社内に取りやすい雰囲気がない」がハードルに
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男性の【育休取得】について意識が高まっておりますが、
貴社では何人の男性が育休を取得されていますか?
今回は、先日エン・ジャパンが35歳以上の男女を対象に行った
「男性育休」に関するアンケート結果をご紹介したいと思います。
アンケートによると、育休取得を希望している男性の比率は
86%と非常に高くなっています。
一方で、男性かつお子さんがいる方の育休取得経験者は
わずか10%でした。
取得希望は高い一方で、実際の取得にはまだまだハードルが
あるようですね。
その理由として、以下の通り回答が出ています。
・社内に育休自体を取りやすい雰囲気がない…72%
・社内制度が十分でない …61%
・育休中の所得の保証が十分でない …53%
・男性の育休に対する認知率が低い …52%
男女別も見てみましょう。
【男性】
・社内に育休自体を取りやすい雰囲気がない…69%
・社内制度が十分でない …60%
・育休中の所得の保証が十分でない …51%
・男性の育休に対する認知率が低い …50%
【女性】
・社内に育休自体を取りやすい雰囲気がない …75%
・育児は女性の役割という考え方が根強く残っている…65%
・社内制度が十分でない …58%
・前例が少ない …54%
やはり、取得しやすい雰囲気をどのように作るかがカギになるようですね。
雰囲気作り・社内制度の設計の為に、国や都道府県は助成金を充実
させています。
助成金を活用して、数日でもいいので育休を取得する社員を増やし、
取得しても良いという雰囲気を醸成するのが、従業員満足度を高める
ためにも重要ではないでしょうか。
参考リンク:エン・ジャパン
「ミドル2500人に聞く「男性育休」実態調査」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/12861
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- ポッドキャスト番組
【人事】
井上健一郎の『組織マネジメント研究所』
第231回「目標管理制度は「目的」と「プロセス」に焦点をあてよう!」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/22861
【労務】
向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
第216回「上海レポ:「自動販売冷蔵庫」が急増!?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/32861
【コーチング】
秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』
第220回【ジョー語録】罪悪感は罪
http://jujube-ex.jp/Lcc769/42861
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- セミナー情報
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【金額】6,000円(ビジター)
3,000円(会員) ※当日現金払い
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