『社会の変化に順応する経営者の思考方法(1)』~HR Journal vol.94~
2019年4月23日
おはようございます。
人事評価システム「明快」事務局です。
はじめに、事務局よりご案内です。
次週4/30(火)は、5週目につき配信をお休みさせて頂きます。
次回は、5/7(火)の配信です。
今後とも、お引き立て賜りますようお願い申し上げます。
さて、前回は、会社に対する若者の意識傾向を俯瞰しましたが、
変化がたくさんありましたね。
仕事よりプライベートを優先させたい…。
上司に強いリーダーシップは求めていない…。
この結果を受け止め、経営者の方々はどのような思考を持つべきなのか?
井上先生によると、そのポイントは2つあるようです。
本日は、1つ目のポイントをお話ししてくださいます。
それでは、本日も井上ワールドを存分にお楽しみください。
今週のHR Journalの目次です!
【今週の目次】
1. HRトピック:『社会の変化に順応する経営者の思考方法(1)』
2. HRニュース:『2020年卒マイナビ【大学生就職意識調査】について』
3. ポッドキャスト番組
4. セミナー情報
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1.HRトピック:
『社会の変化に順応する経営者の思考方法(1)』
talk:井上 健一郎
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若者の意識変化で、社会はどうなるのか?
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先週、若者の意識調査のお話をしました。
一体感のある職場や上司のカリスマ的なリーダーシップは、
もう求められていないという傾向が分かってきました。
仕事は、丁寧に指導してもらえたら一生懸命やる。
けれど、プライベートも優先させたい。
そして、自分が働いている会社が社会に役立っているかどうかも重要だと思っている。
これからの社会は、日本の若者たちのこの感覚に向かっていくことでしょう。
そうした時に経営者は、どういう思考で組織をマネジメントしていくべきなのか?
ポイントは【2つ】あると思います。
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経営者がすべきことは何か?
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1つ目のポイントは
【経営者として社員に向けたビジョン・ミッション】を明確にすること。
社会に対してではなく、社員に対してです。
例えば、ある会社の社長さんは「社員を辞めさせない」
というビジョンを立てていました。
自分から辞めるのはいいけれど、大病を患ったり、
どんなことがあっても復帰させてあげようと。
そこには、「社員が幸せになってほしい」という思いが込められています。
今、外国人労働者に目が向けられていて、経営者からすると、
彼らは一生懸命働くので「日本の若者よりも良い」と言う人もいます。
けれど、それは【労働力】という視点で見ているだけであって、
「社員=労働力」で捉えていては、企業として勝てません。
今は【価値】の時代ですから。
経営者は、社員のことを考える懐の広さと、
器の大きさがないと、大きな会社にはなれません。
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社員に思いを伝えるにはどうしたら良いのか?
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そして、経営者としてのビジョンを立てたら、
それを社員に伝え、社員の気持ちを掴むことも大事です。
交流する場を、社長自らがつくるのは1つの手段ですね。
直接、社長と話せる機会をつくるのです。
各セクションを回ったり、セクションごとに懇親パーティーを開いても良い。
そこで、社長として伝えたい思いを語ると、社員との距離感がずっと縮まるのかな。
現場でマネジメントする人は、
社長の翻訳者でいなければなりませんが、代弁者にはなれません。
なので、自ら思いを伝えることが大切なのです。
そうして【価値】を感じてもらえたら、
若い社員たちも、ついてくるのではないでしょうか。
さて、次回は長い10連休をはさみますので、少し時間は空きますが、
本日に続く2つ目のポイントをお話ししたいと思います。
次回もどうぞお楽しみに!
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2.HRニュース:
『2020年卒マイナビ【大学生就職意識調査】について』
talk:社会保険労務士・上村 和弘
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企業選択のポイントは「安定している会社」
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新卒の採用活動を効果的に展開するには、
学生の会社選びの基準について理解をすることが欠かせません。
今回は、マイナビが全国の2020年3月に卒業見込みの大学3年生・大学院1年生を
対象に実施した2020年卒マイナビ【大学生就職意識調査】の結果をご紹介いたします。
調査結果を見ますと、
「安定している会社」(前比:2.4pt減)が
「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」(前比:6.6pt増)
を抜き、2001年卒以来、初めてトップになりました。
▼以下、詳細です。
・1位 安定している会社:39.6%(33.0%)
・2位 自分のやりたい仕事(職種)ができる会社:5.7%(38.1%)
・3位 給料の良い会社:19.0%(15.4%)
・4位 これから伸びそうな会社:13.0%(12.3%)
・5位 勤務制度、住宅など福利厚生の良い会社:12.8%(13.7%)
※( )内は昨年の数値です。
【安定志向】と、よく言われてきましたが、
ついに【安定している会社】が一番になりましたね。
その他「給料の良い会社」(前年比:3.6pt増)
「休日・休暇の多い会社」(前年比:2.1pt増)
が、前年よりも数値を伸ばしており、学生の安定志向、
ならびに効率的に稼げる仕事を好む姿勢が、強まっているとも言えます。
【行きたくない会社】についても調査がありますので、
自社が新卒に何を訴求していくと良いのかを考える時に、調査結果を参考にしてみて下さい。
参考リンク:マイナビ
「2020年卒マイナビ大学生就職意識調査」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/12651
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- ポッドキャスト番組
【人事】
井上健一郎の『組織マネジメント研究所』
第208回「質問:経営者からの「お気に入り」扱いをされ、
社内全体の雰囲気が悪くなっています…」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/22651
【労務】
向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
第193回「質問:未払い残業代請求に関する内容証明が届きました…」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/32651
【コーチング】
秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』
第197回「質問:成果を出していない、自己評価の高い部下に困っています。」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/42651
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- セミナー情報
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【1】『CKP経営大学校 -組織マネジメント編-』
講師:井上健一郎、秋山ジョー賢司
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強い組織になるためには、組織構築が必須条件となります。
社長がトップ営業であり、マネジメントも行っている。
現場を任せられるナンバー2が育たない。
リーダーとして、チーム形成が上手くできない。
強い組織ほど柔軟に、かつ正確に状況を判断し動いていきます。
そのためには、リーダーという存在が必要不可欠。
では、今の時代のリーダーは何をするべきなのか?
どうすれば人を動かすことができ、組織としての一体感が生まれるのか。
その答えは、「柔軟性」と「再現性」のバランスです。
経営者目線と社員目線の両側面から学べる講義をお届けいたします。
毎月1テーマ。
組織マネジメントの極意を、ぜひ学びに来てくださいね。
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【開催日程】
2019年5月17日(金) 15:00~18:00(開場14:45)
【参加費用】
第1部会費:8,000円(税込・当日現金払い)
※第2部会費:4,000円(税込・当日現金払い)
★詳細・お申し込みはこちら
>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/52651
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【2】『マインドセットセミナー』
講師:秋山ジョー賢司
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上場企業から中小企業までエグゼクティブ・コーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司氏。
自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは超えたい壁は越えられません。
今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性があるのです。
あなたが目の前の壁を越えたいのになかなか越えられないとしたなら、
ぜひ一度、そのヒントをつかみに来てください!
これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が一足先に、
次のステップに進むことを決断しています。
定員5名です。
ぜひ、お早めにお申し込みください!
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【開催日程】
2019年5月15日(水) 18:00~20:00(開場17:45~)
【参加費用】3,000円
【定員】5名(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/62651
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