『話のポイントを探る、井上的【仮説】の立て方!』~HR Journal vol.90~
2019年3月26日
おはようございます。
人事評価システム「明快」事務局です。
イラッとしたり、嫌悪感を抱いたりと “ネガティブ感情” にどう向き合うべきか?
前回から、井上先生にはそんなお話をしていただいています。
どうして相手はこうなのか?
どうして自分はこう感じるのか?
その答えになるかもしれない
【仮説】を立てる事で検証してみましょう、ということでした。
今回は、井上先生が普段使っている
【仮説の立て方】をご紹介していただきます。
失敗してもOK!
トライ&エラーを繰り返しているうちに、処世術が身についてくるのだとか。
処世術の「処」は、処方箋の「処」です!
それでは、本日も井上ワールドを存分にお楽しみください。
今週のHR Journalの目次です!
【今週の目次】
1. HRトピック:『話のポイントを探る、井上的【仮説】の立て方!』
2. HRニュース:『平成31年度助成金情報について』
3. ポッドキャスト番組
4. セミナー情報
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1.HRトピック:
『話のポイントを探る、井上的【仮説】の立て方!』
talk:井上 健一郎
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仮説を立てる時のポイントとは?
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相手は自分にどうして苛立つのだろうか?
この人はどうしてこうなのだろうか?
「もしかしたら」と【仮説】が立てられるようになってくると、
それだけで自然に自分の行動のコントロール力が上がります。
なので、イラッとした時には自己分析をしてみてください。
そうすれば視野も広がるし、人を見る目も変わります。
例えば、相手との会話の中で仮説を探る時。
私は、話の主軸は覚えているけれど、具体的な言葉までは覚えていません。
なぜかというと、ポイントを探っているからです。
その時々、行き当たりばったりで反応を見て「あ、ここだな」と入っていく。
これが【話のポイントを探る】ということです。
■例
私 「君が選んだこの店、よく知ってたね。」
相手「末廣亭に来る時、よくここで食べるんですよ。」
こういう流れで聞いていくと、この相手は[寄席に来る]ことが分かりますね。
ならば、もしかするとこの人は人と違う視点を持っているのかな…
という風に、ポイントを探りながら仮説を立てていくのです。
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仮説がハズれたらどうしよう?
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仮説を立てながら話をしていって、仮説が当たった感じがあると、
相手の聞く耳が大きくなります。
あるいは、仮説がハズれたとしても、また違う仮説にうつればいい。
仮説がハズれて心が折れる、なんてことはないと思います。
仮説がハズれたと分かるだけでも、視野が広がります。
間違ったら、それは学習です!
仮説的思考を持てば持つほど、的を射る力が備わってくるのです。
失敗例を挙げてみましょう。
例えば、Aさんは「エビデンスが欲しいんだろうな」という仮説を立てて、
丁寧なデータを揃えてプレゼンしました。
ところが、それが大ハズれ!相手は興味を失って商談が成立しませんでした。
Aさんが本当に欲しかったものは、エビデンスではなく、
他愛のない会話や趣味の話から始まる「高揚感」が欲しかったのかもしれません。
失敗したけど、これはトライ&エラー。
失敗という経験からまた仮説を立てるのです。
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仮説から本当に学ぶべきこととは何か?
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その仮説を立てるために、相手の性格が分かる
【DISC(ディスク)理論】を使うというのは一つ、有効的ですね。
分析というフレームがあると、相手の一つの行動を見た時に
「これだ」と分かりやすいと思います。
そういう理論も使いながら仮説を立て、対処の仕方を見つければいい。
相手が高圧的な態度なら、こちらは常に
「ありがとうございます!」という姿勢でいるのも正しい処世術です。
どうしても嫌な人と距離を置くことも、正しい処世術。
処世術の[処]は、処方箋の[処]。
こちらの取るべき態度を相手によって使い分けられるようになると、
自分の感情も使い分けられるようになります。
それが、器が大きくなるということです。
それでは、次回もお楽しみに!
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2.HRニュース:
『平成31年度助成金情報について』
talk:社会保険労務士・上村 和弘
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働き方改革の為の【助成金】が創設されそうです。
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4月から働き方改革関連法の一部が施行されます。
それに伴い、様々な取り組みをしている企業が多いのではと思いますが、
官公庁もスムースに運用ができるよう支援に力を注いでいます。
その一つが【助成金の創設や変更】です。
先日、ある役所が公開している資料の中に、働き方改革に関するテーマで、
来年度の助成金に関するものが紹介されていたため、ご紹介致します。
平成31年度(2019年度)に創設される助成金として
【人材確保等支援助成金(働き方改革支援コース)】が挙げられています。
概要は以下の通りです。
■概要
働き方改革に取り組む上で、人材を確保することが必要な中小企業事業主が、
新たに労働者を雇い入れ、一定の雇用管理改善を図る場合に助成される。
■対象事業主
以下の要件を満たす中小企業事業主・時間外労働等改善助成金
(時間外労働上限設定コース、勤務間インターバル導入コース、職場意識改善コース)
の支給を受けたこと・新たに労働者を雇い入れ、雇用管理改善のための計画を策定し
一定の雇用管理改善に取り組むこと。
■助成金の額
雇入れた労働者1人当たり60万円(短時間労働者の場合は40万円)。
※10名までの人員増を上限・生産性要件を満たした場合、
追加的に労働者1人当たり15万円(短時間労働者の場合は10万円)
細かな要件は、今後公開されることになるかと思いますが、
働き方改革のために人材を雇入れようと考えている企業は、
利用を検討しても良いかも知れません。
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- ポッドキャスト番組
【人事】
井上健一郎の『組織マネジメント研究所』
第204回「質問:コンピテンシー評価の項目が細かすぎて、物理的に評価できません… 」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/12611
【労務】
向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
第189回「質問:葬祭業に激震!まさかの判決!?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/22611
【コーチング】
秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』
第193回「質問:父が会長職になり会社から離れると言ったが、
一年も経たないうちに現場に戻ってきました…」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/32611
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- セミナー情報
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【1】『CKP経営大学校 -組織マネジメント編-』
講師:井上健一郎、秋山ジョー賢司
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強い組織になるためには、組織構築が必須条件となります。
社長がトップ営業であり、マネジメントも行っている。
現場を任せられるナンバー2が育たない。
リーダーとして、チーム形成が上手くできない。
強い組織ほど柔軟に、かつ正確に状況を判断し動いていきます。
そのためには、リーダーという存在が必要不可欠。
では、今の時代のリーダーは何をするべきなのか?
どうすれば人を動かすことができ、組織としての一体感が生まれるのか。
その答えは、「柔軟性」と「再現性」のバランスです。
経営者目線と社員目線の両側面から学べる講義をお届けいたします。
毎月1テーマ。
組織マネジメントの極意を、ぜひ学びに来てくださいね。
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【開催日程】
2019年4月11日(木) 15:00~18:00(開場14:45)
【参加費用】
第1部会費:8,000円(税込・当日現金払い)
※第2部会費:4,000円(税込・当日現金払い)
★詳細・お申し込みはこちら
>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/42611
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【2】『マインドセットセミナー』
講師:秋山ジョー賢司
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上場企業から中小企業までエグゼクティブ・コーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司氏。
自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは超えたい壁は越えられません。
今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性があるのです。
あなたが目の前の壁を越えたいのになかなか越えられないとしたなら、
ぜひ一度、そのヒントをつかみに来てください!
これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が一足先に、
次のステップに進むことを決断しています。
定員5名です。
ぜひ、お早めにお申し込みください!
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【開催日程】
2019年4月16日(火) 18:00~20:00(開場17:45~)
【参加費用】3,000円
【定員】5名(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/52611
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