『管理職の意識改革が、組織の風土を変える!』~HR Journal vol.88~
2019年3月12日
おはようございます。
人事評価システム「明快」事務局です。
今年の東京の桜開花予想は、3/21頃だとか。
そういえば、以前に井上先生がお花見の場所取りひとつ「任せてみる」のも、
部下を育てるコツだとおっしゃっていましたね。
こういったイベントごとも、組織に変化を生むチャンスかもしれません。
さて、エンタメ業界の変化に学び、組織に今、必要なことを
お話ししてくださった井上先生。
今回は、スポーツチームの話も飛び出します。
スポーツ界でも、企業でも、組織づくりの基本は同じ。
1番大切なのは【コミュニケーション】だと、井上先生はおっしゃっています。
それでは、本日も井上ワールドを存分にお楽しみください。
今週のHR Journalの目次です!
【今週の目次】
1. HRトピック:『管理職の意識改革が、組織の風土を変える!』
2. HRニュース:『フレックス制度が新しくなります。』
3. ポッドキャスト番組
4. セミナー情報
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1.HRトピック:
『管理職の意識改革が、組織の風土を変える!』
talk:井上 健一郎
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勝つチームをどのように育てるのか?
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今年の全国大学ラグビー選手権大会で、明治大学が22年ぶりに優勝しましたね。
先日、NHKのクローズアップ現代+で「イマドキ若者育成術」
という特集が放送されていました。
明治大学ラグビー部の監督に就任して1年で、チームを日本一に導いた
田中監督が、【若者をどのように指導したのか】というお話。
その中で、やはり取り上げられていたのは
・目標は押し付けるものではない
・物事をきちんと説明する必要がある(なぜきつい練習が必要なのか?)
・コミュニケーションが大切
というようなことでした。
なかでも、最も大切なことは【コミュニケーション】です。
これは、仲間同士で嫌なことも言い合える関係のこと。
そのスイッチを入れやすいのは、皆が【共通】して試合に勝つという
【同じ目標】を持っているからです。
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上司の意識をどうセットするのか?
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企業に置き換えてみましょう。
例えば、共通の目標が「売上UP」だとします。
部署の売上UPを狙う部長さんは、部下たちにどう接するべきでしょうか?
答えはこうです。
■考えさせる
上司は一旦引いて、どうするかを部下に考えさせる。
↓
■説明する
会社が求めていること、そして自分がやってみせたいことを強く宣言する。
「みんなの協力が必要だ」と言い添えて。
↓
■提供する
自分の経験談を押し付けるのではなく、必要なことだけを提供する。
↓
■リクエストする
「一緒に考えてくれ!」と、リクエストした上で、動き始める。
それに応えて「僕は、これをやってみたいんですけど」
と言ってくる30代の若者が出てくる。
実際にさせてやらせてみて、成功したら?
この子の将来像は、明るいですよね。
こういう人材をつくってあげなければいけません。
もちろん、全員は無理かもしれない。
でも、そういう風土を育てておくことで、人材やアイデアが生まれるのです。
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変化が起きる組織とは?
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上から下に降ろすべきことは「売上をあげろ」
と、目標を押し付けることではなく
「我が社はみんなで知恵を絞る会社なんだ」という【風土】を作ることです。
もちろん「上」と言っても、経営のトップなのか、管理職なのか、リーダーなのか、
立場の違いはありますが、共通して言えることは【芽を摘むな】ということです。
そして、組織の全員が「同じ目標」・「同じ課題」を見つめることなのです。
そんな組織にいるみんなが、嫌なことでも何でも言い合える関係なら、
変化はきっと起こりますよね。
下から突き上げるエネルギーが欲しければ、個人の資質に頼るのではなく、
会社としてエネルギーが生まれる風土や制度をつくらなければならないと、私は思います。
次回からは、また違った側面からマネジメントを捉えていきたいと思います。
また来週、お会いしましょう!
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2.HRニュース:
『フレックス制度が新しくなります。』
talk:社会保険労務士・上村 和弘
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1ヶ月以内のフレックス制度の罠をご存知ですか?
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4月から清算期間が1ヶ月を超える、新しいフレックス制度が始まります。
しかし、残業の計算方法が複雑になることもあってか、
導入をする企業はかなり少ないと労基署でも聞いています。
今回の制度改正では、清算期間の拡充以外にも現行制度での
運用上問題となっていた点の解消も行われていますので、ご紹介いたします。
運用上の問題とは、完全週休2日制の企業でフレックス制度を導入した場合、
1日8時間の労働であっても、清算期間における労働時間が労働時間の総枠を超え、
残業代が発生してしまうケースがあることです。
例えば、土曜日・日曜日・祝日が休みである会社において、
1日が月曜日だった場合、以下のような事態が発生してしまう事がありました。
■暦日数:30日
■所定労働日数:22日
■休日数:8日
清算期間における労働時間数:8時間×22日=176時間…(1)
法定労働時間の総枠:40時間÷7日×30日=171.42時間…(2)
※(1)が(2)を超えるため、完全週休2日制で
残業のない働き方をしていても、残業が発生する。
これについて、週の所定労働日数が5日(完全週休2日)の労働者について、
労使協定を締結することによって「清算期間内の所定労働日数×8時間」を、
労働時間の限度とすることが可能となりました。
結果、事例の(1)が(2)を超える場合であっても、
(1)の時間の範囲内であれば、残業は発生しないことと出来るようになったのです。
労使協定の締結が要件にあるので、フレックス制度を導入している企業は、
労使協定の取扱いを改めて検討してみて下さい。
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- ポッドキャスト番組
【人事】
井上健一郎の『組織マネジメント研究所』
第202回「質問:専属タレントのマネジメントにおいて、
プライベート領域の付き合いはどのように考えるべきでしょうか。」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/12591
【労務】
向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
第187回「質問:ドラマ「陸王」に憧れます!
しかし、熱血社長と従業員が力を合わせて
目標に向かっていくような経営は労働問題だらけな気が…」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/22591
【コーチング】
秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』
第191回「質問:「社員の価値観」と「会社の価値観」と合わない場合には?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/32591
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- セミナー情報
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【1】『CKP経営大学校 -組織マネジメント編-』
講師:井上健一郎、秋山ジョー賢司
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強い組織になるためには、組織構築が必須条件となります。
社長がトップ営業であり、マネジメントも行っている。
現場を任せられるナンバー2が育たない。
リーダーとして、チーム形成が上手くできない。
強い組織ほど柔軟に、かつ正確に状況を判断し動いていきます。
そのためには、リーダーという存在が必要不可欠。
では、今の時代のリーダーは何をするべきなのか?
どうすれば人を動かすことができ、組織としての一体感が生まれるのか。
その答えは、「柔軟性」と「再現性」のバランスです。
経営者目線と社員目線の両側面から学べる講義をお届けいたします。
毎月1テーマ。
組織マネジメントの極意を、ぜひ学びに来てくださいね。
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【開催日程】
2019年 4月 11日 (木) 15:00~18:00(開場14:45)
【参加費用】
第1部会費:8,000円(税込・当日現金払い)
※第2部会費:4,000円(税込・当日現金払い)
★詳細・お申し込みはこちら
>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/42591
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【2】『マインドセットセミナー』
講師:秋山ジョー賢司
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上場企業から中小企業までエグゼクティブ・コーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司氏。
自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは超えたい壁は越えられません。
今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性があるのです。
あなたが目の前の壁を越えたいのになかなか越えられないとしたなら、
ぜひ一度、そのヒントをつかみに来てください!
これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が一足先に、
次のステップに進むことを決断しています。
定員5名です。
ぜひ、お早めにお申し込みください!
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【開催日程】
2019年 3月14日 (木) 18:00~20:00(開場17:45~)
【参加費用】3,000円
【定員】5名(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/52591
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