『苦しい時こそ【権限委譲】のチャンスと捉える!』~HR Journal vol.87~
2019年3月5日
おはようございます。
人事評価システム「明快」事務局です。
早いもので、3月に入りましたね。
組織にとって、動きも大きくなってくる時期だと思います。
新しい事業、新しい売上目標も視野に…。
井上先生は、そんな時こそ
【権限委譲】の文化を生むチャンスだとおっしゃっています。
新しい芽を出させて、失敗も含めてやらせてみて、物事を動かせる喜びを感じさせる!
これが本当の権限委譲!というお話ですが、その一連のプロセスを見守る
新たなセクションも必要だと、井上先生は考えてるそうです。
それでは、本日も井上ワールドを存分にお楽しみください。
今週のHR Journalの目次です!
【今週の目次】
1. HRトピック:『苦しい時こそ【権限委譲】のチャンスと捉える!』
2. HRニュース:『【36協定】に関する法改正について』
3. ポッドキャスト番組
4. セミナー情報
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1.HRトピック:
『苦しい時こそ【権限委譲】のチャンスと捉える!』
talk:井上 健一郎
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権限委譲に本気で取り組むなら?
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今、会社には権限委譲のプロセスを管理するセクションが必要になってきています。
新しい芽をたくさん出させて実験をして、事業化するかどうか…
その動きを、責任を持って管理する人が必要になってきていると思います。
言ってみれば、CDO(最高デジタル責任者)や
CIO(最高情報責任者)が出てきたような感じ。
そういう存在のもとにあるセクションです。
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権限委譲を管理するとは、どうして必要なのか?
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なぜ必要かと言いますと、会社として真剣に風土改革を考えている
という姿勢を見せなければならないからです。
50~60代の人たちのような、自然児的なエネルギーは、
今の若者たちには期待できません。
だけど、彼らは筋道が通っているものに対しては忠実さや、礼儀正しさを見せます。
だから、きちんと理屈で示してあげるのです。
新しい芽を出すことが大事だと言うのなら、その理由をきちんと述べる。
事例があるならきちんと示す。または、ルールとして制度を整えるなど。
そういったことを補うためにも、補いつつ、しっかり言い続けることも大切です。
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権限委譲の文化は必ず生まれる?
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その中で、【風土改革】・【権限委譲】が浸透してくるのですが、
難しいのは売上に縛られている場合。
「~ねばならない」ことに苦労する間は、権限委譲とか新しいことがどうした、
こうしたなんて言ってられない状況ですよね。
でも、逆に言えばこれはチャンスなのです!
例えば、営業部として年間1億の売上をあげなければいけない時。
トップから、ガンガン「どうなってる?」と聞かれるでしょう。
そういう時こそ、上から下へ「やれ」と下ろしてしまいがち。
これが間違いなのです。
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苦しい時こそ、どうするべきか?
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そうではなく、むしろみんなで考えるチャンスなのです!
「どうしよう?」って。
トップから見ると、営業部の問題です。
しかし第一営業課・第二営業課があって、第二営業課の売上が良くない時。
第一営業課長の感情は?
「なんで俺が言われなければならないのか?第二営業課の問題なのに。」
こういう気持ちもあるでしょう。
第二営業課長の感情は?
「第一営業課もなんとかしてくれ。」
こういう気持ちもあるでしょう。
そんな気持ちを全員で共有して「もうちょっと頑張りましょう」と、
そんな言葉がふと出た瞬間こそ、上位者からの指示命令ではなく、
自分たちのこととして考え、決定する。
つまり、権限委譲の文化のスタートラインなのです。
だから苦しい時こそ「~ねばならないこと」が多いほど、私はチャンスだと思うのです。
次回は、今のトップの方々に求められている意識改革についてです。
気持ちの持ち方のヒントになるお話なので、こちらもお楽しみに!
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2.HRニュース:
『【36協定】に関する法改正について』
talk:社会保険労務士・上村 和弘
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【36協定ツール】が新様式に対応しました。
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入力フォームから必要項目を入力・印刷することで、
労働基準監督署に届出が可能な【36協定届】の書式を
作ることが出来るツールを、厚生労働省は用意してきました。
このツールについて、2019年4月以降の期間に対象となる
【36協定届】の新様式への対応が完了し、公開されましたので改めてご紹介致します。
労働保険番号や法人番号の入力欄がある他、一般条項の
「時間外労働をさせる必要のある具体的事由」や、
特別条項の「臨時的に限度時間を超えて労働させることができる場合」
もプルダウンリストから選択できます。(これは便利)
協定時間数について、法定の上限を超えていないかのチェックも行われ、
超えている場合にはアラートが出る仕組みとなっているようです。
以前からあった、旧様式での作成も出来ます。
会員登録をして、支援ツールを利用することで
【36協定届】・【1年単位の変形労働時間制に関する書面】
の入力データを保存し、過去に登録したデータを呼び出して、
書き換える事が出来るみたいです。
もちろん、ゲストでも作成出来ます。
(登録しないで作成することも可能です。)
【36協定】の作成方法が分からない方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
■作成支援ツールはこちらから
http://jujube-ex.jp/Lcc769/12581
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- ポッドキャスト番組
【人事】
井上健一郎の『組織マネジメント研究所』
第201回「質問:育ってきた部下を独り立ちさせるタイミングの見極め方は?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/22581
【労務】
向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
第186回「質問:女性の部下3名。女性とのコミュニケーションに悩んでいます…」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/32581
【コーチング】
秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』
第190回「【格言のジョー訳】いのちに歳を加えるのではなく、あなたの歳にいのちを加えよう 」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/42581
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- セミナー情報
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【1】『CKP経営大学校 -組織マネジメント編-』
講師:井上健一郎、秋山ジョー賢司
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強い組織になるためには、組織構築が必須条件となります。
社長がトップ営業であり、マネジメントも行っている。
現場を任せられるナンバー2が育たない。
リーダーとして、チーム形成が上手くできない。
強い組織ほど柔軟に、かつ正確に状況を判断し動いていきます。
そのためには、リーダーという存在が必要不可欠。
では、今の時代のリーダーは何をするべきなのか?
どうすれば人を動かすことができ、組織としての一体感が生まれるのか。
その答えは、「柔軟性」と「再現性」のバランスです。
経営者目線と社員目線の両側面から学べる講義をお届けいたします。
毎月1テーマ。
組織マネジメントの極意を、ぜひ学びに来てくださいね。
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【開催日程】
2019年 3月 12日 (火) 15:00~18:00(開場14:45)
【参加費用】
第1部会費:8,000円(税込・当日現金払い)
※第2部会費:1,500円(税込・当日現金払い)
★詳細・お申し込みはこちら
>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/52581
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【2】『マインドセットセミナー』
講師:秋山ジョー賢司
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上場企業から中小企業までエグゼクティブ・コーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司氏。
自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは
超えたい壁は越えられません。
今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性があるのです。
あなたが目の前の壁を越えたいのになかなか越えられないとしたなら、
ぜひ一度、そのヒントをつかみに来てください!
これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が一足先に、
次のステップに進むことを決断しています。
定員5名です。
ぜひ、お早めにお申し込みください!
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【開催日程】
2019年 3月14日 (木) 18:00~20:00(開場17:45~)
【参加費用】3,000円
【定員】5名(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/62581
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