『チームリーダーは優秀なファシリテーターであれ!』~HR Journal vol.75~
2018年12月4日
おはようございます。
人事評価システム「明快」事務局です。
早いもので、師走に突入しました。
バタバタと忙しい時期ですが、ふと1年を振り返ってみると部下や組織の成長を
感じられるような、そんな喜びに出会える時期でもありそうですね。
さて、本日のHR Topicは
『チームリーダーは優秀なファシリテーターであれ!』がテーマです。
ミーティングなど、みんなとの話し合いをする場でリーダー的存在に立つ時、
参加している人みんなの意見に触れていますか?
話し合いの場をファシリテートする人にとって大事なのは場を【かき混ぜる】ことだと、
井上先生はおっしゃいます。
導いたり、答えを出すのではなく全員の意見から結論に集中させていくのが、
優秀なファシリテーターだと!
そのためのテクニックをたっぷりお話ししてくださいます。
今週も、井上ワールドを存分にお楽しみください!
まずは、今週のHR Journalの目次です。
【今週の目次】
1. HRトピック:『チームリーダーは優秀なファシリテーターであれ!』
2. HRニュース:『平成30年「高年齢者の雇用状況」集計結果』
3. ポッドキャスト番組
4. セミナー情報
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HRトピック:
『チームリーダーは優秀なファシリテーターであれ!』
talk:井上 健一郎
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話し合いの場にリーダーは必要?不必要?
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私の中にある組織マネジメントの基礎は先週、先々週に
体験談をお話ししたリーダーシップアドベンチャー研修で培われたと思います。
今日はそれを踏まえ【ファシリテート】というテーマに発展させてみようと思います。
組織で何かを話し合う時、そこにリーダー的存在は、いてもいなくてもいい。
例えば、同期でミーティングをするとか、そういう時はリーダーがいないかもしれませんね。
どちらにせよ、大事なのは【全員が関わる】ことです。
例えば、課題に対して何も出来ない人がいるかもしれません。
その人は、じっと黙ってついて行くだけではいけません。
「私、考えるの苦手だからがんばって!」と、
励ますだけでもいいから発言して、参加していかないと、ダメなのです。
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リーダー的存在の役割は?
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一方で、組織にチームリーダー的存在がいるとしたら
その人がやらなければいけない事は、メンバー全員に発言させること。
そして「どう思う?」って考えさせることが目的ではあるのですが、
それよりも考えなくてもいいから参加させるという感覚を持って、問いかけてみてください。
まずは、全ての人の意見を拾い集めることから始めましょう。
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どうやって全員の意見に触れる?
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例えば、付箋に意見を書いてボードに貼ることから始めてみてはいかがでしょう。
付箋に書くということは情報として出すということで、
情報共有され、それぞれの意見に触れられます。
そこでチームリーダー=ファシリテーターが
「これを書いたの誰?」
「これってどういう意味?おもしろいね!」
「この意見は他と違うね。」
「これとこれは似た意見だね。」
などと言いながらみんなを引き込んで行くのです。ぐるぐると【かき混ぜていく】。
そして「みんなで言い合えた」という空間を作ることが出来たなら、第1段階は成功です。
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ファシリテート=かき混ぜる!
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この時、第1段階で大切なのは
【結論を導き出すのではなく、全員がどう思っているのかを感じ取る】こと。
それが分かるまで、うまく【かき混ぜて】ください。
それぞれが何を考えているのか分かってくると
「AさんとCさんの意見って、同じこと?」みたいなことが言えるようになる。
すると、ふとした気づきが場に生まれますよね。
それが高まって何らかの気づきがその場で共有されると、みんなの気づきになる。
それが「だとしたら?」という思考に変わる。
だんだん、みんなの思考が集中していきます。
次回は、ファシリテートする人が結論を導いてしまったらどうなるのか?
例を挙げて考えていきます!
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2.HRニュース:
『平成30年「高年齢者の雇用状況」集計結果』
talk:社会保険労務士・上村 和弘
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4社に1社は66歳以上働くことができるようです。
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御社の定年は何歳になっていますか?
最近70歳に定年を引き上げようという話が出ていますね。
そんな定年を取り巻く状況について、先日、厚生労働省が公開した
「平成30年「高年齢者の雇用状況」集計結果」(以下、「集計結果」という)を紹介したいと思います。
これは、従業員を65歳まで雇用するための
「高年齢者雇用確保措置」の実施状況などを集計したものになります。
集計結果によると65歳までの雇用確保措置のある企業は99.8%となっており、
ほとんどの企業で高年齢者雇用安定法という法律に沿った対応が整備されています。
一方で、65歳定年企業は16.1%(中小企業16.8%、大企業9.4%)という結果です。
まだまだ60歳定年から65歳定年への引き上げは一般化していないという状況ですね。
別の観点から結果を見ると、66歳以上働ける制度のある企業は27.6%
(中小企業28.2%、大企業21.8%)となっておりました。
高齢者の確保をすることで労働力を確保することが、進んできているとも考えられます。
定年再雇用後の労働条件については、
同一労働同一賃金の問題もありますし、悩ましい部分も多いかと思います。
今後の法律改定などを踏まえ様々な観点から、定年について
定期的に検討していくことが求められます。
参考リンク:
厚生労働省「平成30年「高年齢者の雇用状況」集計結果」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/12461
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- ポッドキャスト番組
【人事】
井上健一郎の『組織マネジメント研究所』
第188回「質問:自発性は評価できるが、やり方が間違っている若手社員に対して、
やる気を阻害せず、教育する方法とは? 」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/22461
【労務】
向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
第173回「セクハラおじさん図鑑 」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/32461
【コーチング】
秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』
第177回「質問:価値観の機能とは?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/42461
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- セミナー情報
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【1】『CKP経営大学校 -組織マネジメント編-』
講師:井上健一郎、秋山ジョー賢司
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強い組織になるためには、組織構築が必須条件となります。
社長がトップ営業であり、マネジメントも行っている。
現場を任せられるナンバー2が育たない。
リーダーとして、チーム形成が上手くできない。
強い組織ほど柔軟に、かつ正確に状況を判断し動いていきます。
そのためには、リーダーという存在が必要不可欠。
では、今の時代のリーダーは何をするべきなのか?
どうすれば人を動かすことができ、組織としての一体感が生まれるのか。
その答えは、「柔軟性」と「再現性」のバランスです。
経営者目線と社員目線の両側面から学べる講義をお届けいたします。
毎月1テーマ。
組織マネジメントの極意を、ぜひ学びに来てくださいね。
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【開催日程】
2018年 12月6日 (木) 15:00~18:00(開場14:45)
※懇親会有
【参加費用】1回 8,000円(税込・当日現金払い)
※第2部会費:4,000円(税込・当日現金払い)
★詳細・お申し込みはこちら
>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/52461
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【2】『マインドセットセミナー』
講師:秋山ジョー賢司
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上場企業から中小企業までエグゼクティブ・コーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司氏。
自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは超えたい壁は越えられません。
今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性があるのです。
あなたが目の前の壁を越えたいのになかなか越えられないとしたなら、
ぜひ一度、そのヒントをつかみに来てください!
これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が一足先に、
次のステップに進むことを決断しています。
定員5名です。
ぜひ、お早めにお申し込みください!
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【開催日程】
2018年 12月4日 (火) 18:00~20:00(開場17:45~)
【参加費用】3,000円
【定員】5名(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/62461
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