『マネジメント機能の確認は、ヒエラルキーを崩さずに!』~HR Journal vol.70~
2018年10月23日
おはようございます。
人事評価システム「明快」事務局です。
はじめに、事務局より次回配信日についてのご案内です!
HRジャーナルは、月4回、毎週火曜日の配信となっております。
そのため、次週は第5週目となりますのでお休みをさせて頂きます。
次回は11月6日(火)の配信です。
今後とも、お引き立て賜りますようお願い申し上げます。
さて、本文に参りましょう!
今日のHR Topicのテーマは
『マネジメント機能の確認は、ヒエラルキーを崩さずに!』です。
マネジメント層にその適性能力があるかどうか?
部署やチーム内で、機能しているかチェックするためには階層を飛び越えて、
部長や経営層が部下のリアルな声を聞くべきだと、井上先生はおっしゃっています。
そこで、部下たちからネガティブな発言が出た場合、直接返事をするのではなく、
まずは「直属の上司に確認してみる」という言い方が良いとか。
つまり、人事のヒエラルキーが崩壊してしまうと
組織力もガタガタっともろくなってしまうということ!
今日はマネジメント機能のチェック法を一緒に学んで行きましょう。
今週も、井上ワールドをどうぞお楽しみください!
まずは、今週のHR Journalの目次です。
【今週の目次】
1. HRトピック:『マネジメント機能の確認は、ヒエラルキーを崩さずに!』
2. HRニュース:『産業医を選任している会社は要注意です!』
3. ポッドキャスト番組
4. セミナー情報
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HRトピック:
『マネジメント機能の確認は、ヒエラルキーを崩さずに!』
talk:井上 健一郎
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機能しているかどうか、何をチェックする?
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直属の上司、たとえば課長と部下の関係が
うまく機能しているかどうか見るために、時には階層を超えた場を持つべきです。
「部長として現場の意見を聞きたい」と、そういうモードで会議を設定するとか。
小さな会社なら、社長自体がそういう会議を開いた方がいいですね。
「現場がどうなっているか検証する」と言うと
課長の立場がなくなってしまいますから、言い方には気をつけたいところです。
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部長が招集する会議、裏目的は何?!
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現場の意見を聞く会議ですが、裏目的は課長が機能しているかをチェックするもの。
部長に対してイエスマンで非常にいい課長に見えたとしても、
実際に機能しているかどうかというのは現場を見ないとわかりません。
そこはやっぱり【感知能力】なんです。
「何か起きてるな」と、感知する能力。
では「何か起きてるな」と感知したときの対処法とは?
たとえば、部下が「課長の言うことはよくわからない」と言った場合、
それは繊細な問題だったりもします。
繊細な問題であるときに気をつけたいのは、課長の立場をなくさないこと。
だとすると、部下から「課長が話を聞いてくれなかった」と発言があった場合、
部長の返答として正しいのは?
NG「私がいいって言ったんだから、やっていいよ」
OK「私からも課長に言っておこう。課長にも考えがあるんだろうから」
指示命令の
【ヒエラルキーは外しちゃいけない】んです!
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課長が不適正だと思ったら、どうする?
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問題ありだと思っている課長の適性は厳しく見ていってください。
部長「部下たちは方向性を理解できている?」
課長「はい、大丈夫です!」
部長「この間言ったことはどうなってる?」
…と、細かく確認していきます。
それでも、やはりマネジメント適性がないと思ったら
その人を課長職から外すのではなくて、その課長から部下を外していく。
部下のいない課長にさせるのです。
対外的なこともあるから課長という肩書きは残して、何かの専門性で戦わせます。
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不適切なマネジメントは、会社をダメにする?!
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思った以上に、会社の風土というのは部下たちのマイナスオーラに染まるものです。
例えば、うまく機能していたのに、経営陣がガラッと変わってしまった場合。
経営陣に、概念化能力もミッション意識もなく、
自己都合・自己防御で動く人が揃っていたら、
当然部下を束ねていくマネジメント能力などは期待できません。
となると、不幸なのは部下たち。
不幸な部下たちは「会社のためにがんばろう」とは思わないですから。
マネジメントが不適切なとき、マネジメント力の低下に意識が行きがちです。
職場を不活性化させて優秀な部下をつぶしてしまうという損失に、
きちんと目を向けなければいけないのです。
次回のテーマは、マネジメントの適性について。
どうぞご期待ください!
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2.HRニュース:
『産業医を選任している会社は要注意です!』
talk:社会保険労務士・上村 和弘
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法律改正後の労働安全衛生法等の施行
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50人以上の労働者を使用する会社では、
産業医を選任することが義務付けられていますよね。
選任された産業医は、定められた活動を行うことになります。
しかし、働き方改革関連法が成立したことにより、
産業医・産業保健の機能が強化され、産業医等の業務内容を
労働者に周知することが義務付けられました。
周知が求められる内容は、以下の3つです。
・事業場における産業医の業務の具体的な内容
・産業医に対する健康相談の申出の方法
・産業医による労働者の心身の状態に関する情報述取り扱いの方法
これらの内容を就業規則のように、各事業場に備え付けることが求められます。
もちろんイントラネットでの電子掲示板への掲載なども可能です。
施行日は2019年4月1日ですので、抜かりなく準備を進めましょう。
産業医の役割が大きくなっており、会社が従業員の健康を
配慮することが強く求められていると言えますね。
参考リンク:法令等データベース
「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律による改正後の労働安全衛生法
及びじん肺法の施行等について(平成30年9月7日基発0907第2号)」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/12411
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- ポッドキャスト番組
【人事】
井上健一郎の『組織マネジメント研究所』
第182回「質問:自己防衛が強い一般社員への対応方法とは? 」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/22411
【労務】
向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
第167回「質問:成績優秀者の保険外交員に、所長からのプレッシャーがかかりすぎています・・・ 」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/32411
【コーチング】
秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』
第171回「質問:人間特性を知るための「観察」のやり方を教えてください」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/42411
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- セミナー情報
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【1】『CKP経営大学校 -組織マネジメント編-』
講師:井上健一郎、秋山ジョー賢司
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強い組織になるためには、組織構築が必須条件となります。
社長がトップ営業であり、マネジメントも行っている。
現場を任せられるナンバー2が育たない。
リーダーとして、チーム形成が上手くできない。
強い組織ほど柔軟に、かつ正確に状況を判断し動いていきます。
そのためには、リーダーという存在が必要不可欠。
では、今の時代のリーダーは何をするべきなのか?
どうすれば人を動かすことができ、組織としての一体感が生まれるのか。
その答えは、「柔軟性」と「再現性」のバランスです。
経営者目線と社員目線の両側面から学べる講義をお届けいたします。
毎月1テーマ。
組織マネジメントの極意を、ぜひ学びに来てくださいね。
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【開催日程】
2018年 11月 9日 (金) 15:00~18:00(開場14:45)
【参加費用】1回 8,000円(税込・当日現金払い)
★詳細・お申し込みはこちら
>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/52411
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【2】『マインドセットセミナー』
講師:秋山ジョー賢司
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上場企業から中小企業までエグゼクティブ・コーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司氏。
自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは超えたい壁は越えられません。
今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性があるのです。
あなたが目の前の壁を越えたいのになかなか越えられないとしたなら、
ぜひ一度、そのヒントをつかみに来てください!
これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が一足先に、
次のステップに進むことを決断しています。
定員5名です。
ぜひ、お早めにお申し込みください!
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【開催日程】
2018年 11月7日 (水) 18:00~20:00(開場17:45~)
【参加費用】3,000円
【定員】5名(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/62411
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