『意味・目的・根拠で部下の行動を促す物の言い方!』~HR Journal vol.66~
2018年9月25日
おはようございます。
人事評価システム「明快」事務局です。
今日のHR Topicのテーマは
『意味・目的・根拠で部下の行動を促す物の言い方!』です。
「今の若い人たちは、言われたことしかやらない」という
管理職の方々の声をたくさん耳にするという井上先生。
うんうん…とうなずきながら読んでいる方も
いらっしゃるかもしれませんね?!
「そんな彼らには、事細かな指示を出してあげた方がいいです」
というのが、井上先生のアドバイス。
どれくらい事細かに言えばいいのか?というのが今日のお話。
意味、目的、根拠を添えることが大切だそうです!
今週も、井上ワールドをどうぞお楽しみください!
まずは、今週のHR Journalの目次です!
【今週の目次】
1. HRトピック:『意味・目的・根拠で部下の行動を促す物の言い方!』
2. HRニュース:『障害者の雇用について』
3. ポッドキャスト番組
4. セミナー情報
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HR_TOPIC
『意味・目的・根拠で部下の行動を促す物の言い方!』
talk:井上 健一郎
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【物の言い方】で部下をどうさせたい?!
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物の言い方によって部下に何をさせたいかというと
【行動を促す】ことなんですよね。
そのために意識したいのが【意味・目的・根拠】です。
そこで行動を促すための2大テーマがあります。
1)相手の納得度を高める
「そりゃそうですよね!」って納得できたらエネルギーが生まれます。
2)意欲に火をつける
「やろう!」「やらなきゃだめだ!」という意欲が行動に結びつきます。
この2大テーマのために必要なのが
【意味・目的・根拠】なんです。
つまり、部下に指示を出すとき何のために、
何をするのかを必ず添えましょう、ということですね。
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どうやって伝えたらいい?
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平たく言うと【5W1H】を添えましょうということ。
もちろん、場合によって必要のないことは言わなくていいのですが。
たとえば「Where(どこで)」などは必ずしも必要ないかもしれませんね。
ただし、漏れがないようにしましょう。
それと、絶対に「ある接続詞」をつけることを
意識してみてください。
ある接続詞とは、【だから】。
「◯◯だから、やってほしい」という風に。
これは、【意味・目的・根拠】を添えるときの基本原則です。
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指示はどこまでするといいのか?!
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ちなみに、補足ですが管理職の人たちの悩みを聞く中で
「今の若い人たちは言われたことしかやらないんですよね」
というセリフが、とても多いです。
そう思っている人たちに覚えておいてほしいことがあります。
先週、今の若い人たちはアイデンティティが確立していない
という話をしましたが、
そういう人たちは組織に従属することの安心感がほしいと思っています。
そんな彼らだから言われたことをちゃんとやることが
正しいことだと思っているんです。
やるべきことを明示され、それをやるというモードが強い。
だから「細かく指示する必要ないよね?」なんて思わずに
事細かくはっきり言ってください!
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“やらされ感”がでるのでは?
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細かく指示することで“やらされ感”を感じさせるのでは?
と思うかもしれませんが、指示のなかに5W1Hが網羅されていれば
“やらされ感”はないですよ。
もっと言うと「◯◯だから、考えてくれ」というときには
【正解はないから】という言い方も添えてあげなくてはいけません。
なぜなら、そう言わなかった場合、
部下は「答えがあるのに教えてくれない」と受け取ってしまうからです。
これが“やらされ感”なんですね。
さて、次回は【語尾】にも気をつけましょうというお話。
物の言い方のテクニック、さらに一緒に学んでいきましょう!
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2.HRニュース:
『障害者の雇用について』
talk:社会保険労務士・上村 和弘
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障害者の要件を正確に理解しましょう。
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障害者の雇用は法定雇用率という基準で、
目標が定められているのは皆さんご存知のとおりです。
今後2.3%に引き上げられることから障害者雇用について
取組みをされている企業もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、法律が定める障害者の要件について
改めて確認をしておきたいと思います。
障害の種別によって基準が異なるのが、
障害者雇用促進法の対象となる以下のものです。
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「身体障害者」
地方自治体から交付される身体障害者手帳において
定められる障害程度が1級~6級および7級の障害を重複している人
「知的障害者」
地方自治体から交付される療育手帳の保持者
「精神障害者」
精神障害者保健福祉手帳の所持者
「高次脳機能障害と発達障害」
いずれも精神障害者保健福祉手帳の交付対象となっているので、
手帳所持者であれば障害者雇用の対象に含めることができます。
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自社の採用活動で障害者として雇用する場合には、
応募時に手帳の所持の有無を把握し、
障害者雇用率の算定対象であることを確認することが重要です。
思い込みで活動しないようにしてくださいね。
参考リンク:
厚生労働省「障害者の雇用」http://jujube-ex.jp/Lcc769/12371?
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構「障害者の雇用支援」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/22371
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- ポッドキャスト番組
【人事】
井上健一郎の『組織マネジメント研究所』
第178回「質問:自分の感情を話したくない部下にどうアプローチすべきでしょうか。」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/32371
【労務】
向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
第164回「向井流・タクシー乗車で鍛えるマーケット感覚! 」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/42371
【コーチング】
秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』
第167回「質問:ゴール設定のみで、条件をあまり与えずに混乱させることで、
成長させる方法は良いのでしょうか。」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/52371
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- セミナー情報
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【1】『CKP経営大学校 -組織マネジメント編-』
講師:井上健一郎、秋山ジョー賢司
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強い組織になるためには、組織構築が必須条件となります。
社長がトップ営業であり、マネジメントも行っている。
現場を任せられるナンバー2が育たない。
リーダーとして、チーム形成が上手くできない。
強い組織ほど柔軟に、かつ正確に状況を判断し動いていきます。
そのためには、リーダーという存在が必要不可欠。
では、今の時代のリーダーは何をするべきなのか?
どうすれば人を動かすことができ、組織としての一体感が生まれるのか。
その答えは、「柔軟性」と「再現性」のバランスです。
経営者目線と社員目線の両側面から学べる講義をお届けいたします。
毎月1テーマ。
組織マネジメントの極意を、ぜひ学びに来てくださいね。
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【開催日程】
2018年 10月11日 (木) 15:00~18:00(開場14:45)
※懇親会有
【参加費用】1回 8,000円(税込・当日現金払い)
※懇親会費:4000円(税込・当日現金払い)
★詳細・お申し込みはこちら
>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/62371
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【2】『マインドセットセミナー』
講師:秋山ジョー賢司
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【開催日程】
2018年 10月18日 (木) 18:00~20:00(開場17:45~)
【参加費用】3,000円
【定員】5名(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/72371
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