『「物の言い方が大事」を裏付ける大前提の話!』~HR Journal vol.65~
2018年9月18日
おはようございます。
人事評価システム「明快」事務局です。
今日のHR Topicのテーマは、
『「物の言い方が大事」を裏付ける大前提の話!』です。
前回、主語使いのテクニックを教えてくれた井上先生。
そもそも、物の言い方が大切だというのには大前提となる話があるということで、
今回はちょっとだけ脱線。
人の脳の中には原始の名残があって危機を察知し、
生存のために自己防衛するようになっているそうです。
今の若い人たちは、この自己防衛感が強いと井上先生は分析。
なぜなら、彼らが育った時代が影響しているのだとか。
そんなそもそも論を知ると、より物の言い方が大事だと納得!
とても興味深いお話となっています。
では、今週も井上ワールドをどうぞお楽しみください。
まずは、今週のHR Journalの目次です!
【今週の目次】
1. HRトピック:『「物の言い方が大事」を裏付ける大前提の話!』
2. HRニュース:『優秀な女性を活躍させる方法とは?』
3. ポッドキャスト番組
4. セミナー情報
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1.HRトピック:
『「物の言い方が大事」を裏付ける大前提の話!』
talk:井上 健一郎
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【物の言い方】が大事なワケは?
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どうして【物の言い方】が大切なのか?
それを裏付ける脳の話を少しだけ。
人間の脳の中心には[間脳]があります。
ここは最も原始的で、極端に言うと快か不快かを判断するところです。
危険を感じたら逃げるとか。
間脳の上にあるのが行動を司っている[大脳辺縁系]。
さらにその上が[大脳新皮質]。
言語を司る、人間特有の部分です。
情報を言葉に置き換えられるとか意味を感じられるというのは、
人間の素晴らしいところ。
しかし、大前提として危険を察知しなければ、生存が危うくなる。
向かって来た相手をパッと見で逃げるか攻撃するか選ばなきゃいけないんです。
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脳の働きが“何か”に関係?!
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ポジティブ心理学では、生存のためにポジティブより
ネガティブな感情のほうが重要だとされています。
警戒や恐れ、驚き、怒りが強く働いて生存に繋がるからです。
つまり、原始的な脳がフル稼働してオートマティックに不快なものを察知する。
そうすると、生存を維持するために【自己防衛】が働くということ。
この【自己防衛】が、今の若者たちは強い。
なぜなら、否定される場所が多いから。
SNSで悪口を言われるとか、炎上するとか。
情報の多さとアイデンティティを確立する時間があまり取れていないことも
関係していると思います。
少子化社会なので、ひとりの子どもに対して
親は思いっきり愛情も労力もかけています。
今の若者たちは、子どもの頃、親から大切に守られていて
「あなたは悪くない」モードが入っていたりする。
だから、自己が確立しにくいんです。
もちろん全員じゃないですし、
それは自己肯定感を掴むために必要なものだったりもするんですけどね。
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【自己防衛】を低くするには?!
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また、青年期には
◎他者と向き合うこと
◎自己と向き合うこと
という、とても重要な2大テーマがあります。
他者と向き合うというのは、他者との関係の中で他者を知り、
他者の価値観を認識すること。
対して、自己と向き合いアイデンティティを確立することも大事なんです。
ところが、今は寝る直前までスマホと向き合っている時代。
大事な大人への過渡期にたったひとりで自分と
向き合う時間がほとんどありませんよね。
何か失敗をして「やっちゃった」と思っても、
スマホと向き合えば「お前は悪くないよ」と言ってもらえます。
これは、よくない。
アイデンティティが確立しません。
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そんな若者と、どう向き合う?
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だから、社会に出てから自己と向き合う時間が必要なのです。
とはいえ、ひとりで向き合うのは難しい。
そこで、上司や先輩が仕事を通じて教えてあげるのです。
だから【物の言い方】が大事!
「この人と話すと素敵だ!」と思わせたいのです。
次回も【物の言い方】の続き。
今日は、その大前提のお話でした。
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2.HRニュース:
『優秀な女性を活躍させる方法とは?』
talk:社会保険労務士・上村 和弘
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女性が管理職になりたがらないと嘆いていませんか?
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昨今の女性活躍推進の動きから、様々な取り組みが行われていますが、
女性が管理職を希望しないんだよね…という声を聞くことがあります。
今回は「エン・ジャパン」が公開した「女性の活躍」をテーマにした
女性352名に対するアンケート結果を紹介したいと思います。
調査結果はこちら↓
(1)管理職への志望意欲は25%のみが「ある」と回答
(2)管理職を志望しない理由トップ3
「ワークライフバランスへの不安(58%)」
「リーダーシップをとることが苦手(49%)」
「管理職だけが活躍する道ではない(34%)」
(3)会社で女性が活躍するために大切なこと
「産休・育休制度の使いやすさ」
「柔軟な勤務体系」「平等な評価制度」。
結果は、これまで言われている内容ととても類似していますね。
改めて、自社の研修や環境整備などの取り組みが適切に行われているか、
一度チェックをしてみてはいかがでしょうか?
参考リンク:「エンウィメンズワーク」ユーザーアンケート集計結果
http://jujube-ex.jp/Lcc769/12361
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- ポッドキャスト番組
【人事】
井上健一郎の『組織マネジメント研究所』
第177回「質問:家族経営です。会社勤務時代に実践できていた組織コミュニケーションが上手く出来ません・・・」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/22361
【労務】
向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
第163回「質問:役員報酬を全額停止した場合、社会保険の資格喪失になるのか?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/32361
【コーチング】
秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』
第166回「【格言のジョー訳】楽しく生きよう!」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/42361
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- セミナー情報
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【1】『CKP経営大学校 -組織マネジメント編-』
講師:井上健一郎、秋山ジョー賢司
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強い組織になるためには、組織構築が必須条件となります。
社長がトップ営業であり、マネジメントも行っている。
現場を任せられるナンバー2が育たない。
リーダーとして、チーム形成が上手くできない。
強い組織ほど柔軟に、かつ正確に状況を判断し動いていきます。
そのためには、リーダーという存在が必要不可欠。
では、今の時代のリーダーは何をするべきなのか?
どうすれば人を動かすことができ、組織としての一体感が生まれるのか。
その答えは、「柔軟性」と「再現性」のバランスです。
経営者目線と社員目線の両側面から学べる講義をお届けいたします。
毎月1テーマ。
組織マネジメントの極意を、ぜひ学びに来てくださいね。
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【開催日程】
2018年 10月 11日 (木) 15:00~18:00(開場14:45)
※懇親会有
【参加費用】1回 8,000円(税込・当日現金払い)
※懇親会費:4000円(税込・当日現金払い)
★詳細・お申し込みはこちら
>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/52361
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【2】『マインドセットセミナー』
講師:秋山ジョー賢司
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上場企業から中小企業までエグゼクティブ・コーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司氏。
自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは超えたい壁は越えられません。
今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性があるのです。
あなたが目の前の壁を越えたいのになかなか越えられないとしたなら、
ぜひ一度、そのヒントをつかみに来てください!
これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が一足先に、
次のステップに進むことを決断しています。
定員5名です。
ぜひ、お早めにお申し込みください!
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【開催日程】
2018年 9月20日 (木) 18:00~20:00(開場17:45~)
【参加費用】3,000円
【定員】5名(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/62361
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