『任せた仕事は自己評価させよう!』~HR Journal vol.59~
2018年8月7日
おはようございます。
人事評価システム「明快」事務局です。
さて、今回のHR Topicのテーマは、
「任せた仕事は自己評価させよう!」です。
教える、導く、そしてとうとう今日は
任せる段階で大切なことを
お話ししてくださる井上先生。
部下に任せた仕事の結果が
求めていたものと違うと怒ったり、
否定したりしがちではないでしょうか?
そうではなく、任せた仕事には
「ああだの、こうだの言うべきじゃない」
と井上先生はおっしゃっています。
ああだの、こうだの、言いたい!
そんなときは、“あの”質問の仕方が効果的だそうです。
先週はお休みをいただいて、2週間ぶりの井上ワールド!
今回もどうぞお楽しみください。
まずは、今週のHR Journalの目次です。
【今週の目次】
1. HRトピック:『任せた仕事は自己評価させよう!』
2. HRニュース:『働き方改革関連法が成立』
3. ポッドキャスト番組
4. セミナー情報
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1.HRトピック:
『任せた仕事は自己評価させよう!』
talk:井上 健一郎
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【任せる】段階で重要なこととは?!
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教える、導く、任せる。
今日は【任せる】段階で重要なことを
お話しします。
おさらいですが
【教える】段階で大切なのが
相手の状況を知ること。
【導く】段階は、客観的にさせること。
【任せる】段階で大切なことは
【自己評価させること】です。
仕事を任された人は
自分で考えて、自分の行動をつくります。
ここまでは【導く】と一緒ですね。
【任せる】になると
行動したあとに【自己評価】をさせないと
意味がないんです。
となると任せた方は、任せた仕事に対して
「良い」か「悪い」かを言うべきではありません。
だって、任せるんですから!
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他者評価せず、どれくらい求めていい?!
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たとえば、お花見の席取りとか、
宴会のお店選びとか新人に任せますよね。
そうしたら、その場所やお店について
任せた人間は文句を言ってはダメなんです。
かわりに、何をさせてあげるかというと
【自己評価】。
やり方は【導く】ときと同じ。
覚えていますか?
そう、疑問系や感想系の質問をするんです。
任せた仕事で商談成立まで行ったなら
「商談成立したらしいね、どうだった?」
という具合に。
しかし、任せたことが求めていた結果にならないと
やはり、ああだの、こうだのと言いがちですよね。
理想的には、言っても2割!
「今回は任せたんだから、君のやり方でいい。
でも、僕だったらこうするけど、どう思う?」
なんてフィードバックを疑問や感想に変えて
8割は自己評価させてあげてください。
任せるんですから
負けて帰ってきても、怒っちゃだめ!
とにかく振り返り、【自己評価】です。
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自己評価のねらいは何ですか?!
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そうすることで、任された人間には
当事者意識が芽生えます。
任されたという経験において
自分がどう感じたか、何を身につけたか
省察しながら、最終的に
自分の考えをつくっていくのです。
逆に、結果について
ああだの、こうだの言われ続ける状態が続くと
もう自分ではやらなくなってきて
上司と部下の関係も
ギクシャクしてしまうんですよ。
【導く】と【任せる】では
フィードバックの仕方が似ていますが
【導く】の場合のほうが
行動をどう設計するか考えるときに
より並走感がありますね。
そして、向き合い方が似ているからこそ
導いて、任せてみて
ダメだったらまたそれを繰り返す。
それでいいんです。
モノにもよりますが
組織としてリスキーでなければ
どんどん任せてみるべきです。
さて!次回からは新しいテーマ。
強い組織って何だろう?ということを
考えていきます。
どうぞご期待ください!
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2.HRニュース:
『働き方改革関連法が成立』
talk:社会保険労務士・上村 和弘
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働き方改革法案のチェックをしましょう。
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先日、国会で働き方改革関連法が成立、公布されました。
まだ、関連する政省令が整備中であり、
通達も出ていませんが、岐阜労働局が
「法律の概要」として簡易版・詳細版のリーフレットを
公開しております。
大きな改正ですので、ポイントは山盛りですが
特に見落としたくないポイントを
今回2点だけ取り上げます。
1:残業時間の上限規制が導入されます。
原則月45時間、年間360時間が上限と決まりました。
特別な事情がある場合でも制限があります。
施行日:2019年4月1日から
*中小企業は2020年4月1日から
2:年次有給休暇の確実な取得を求められます。
会社は10日以上の年次有給休暇が付与されている
全ての社員に対して、毎年5日、
時季を指定して有給休暇を与えなければいけません。
施行:2019年4月1日から
特に注意なのが2ですね。
有給をまったく取らないという社員も
多いのではないかと思いますが、
来年4月からは会社として対応が求められます。
計画的付与の仕組みなどを活用して対策を行ってくださいね。
簡易版:http://jujube-ex.jp/Lcc769/12301
詳細版:http://jujube-ex.jp/Lcc769/22301
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- ポッドキャスト番組
【人事】
井上健一郎の『組織マネジメント研究所』
第170回「質問:年上の部下に対しての接し方について」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/32301
【労務】
向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
第155回「質問:神がかった販売力を持つスタッフが優秀すぎるがゆえの問題とは?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/42301
【コーチング】
秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』
第159回「質問:定性的な目標を定量化するための手法とは?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/52301
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- セミナー情報
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【1】『CKP経営大学校 -組織マネジメント編-』
講師:井上健一郎、秋山ジョー賢司
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強い組織になるためには、
組織構築が必須条件となります。
社長がトップ営業であり、マネジメントも行っている。
現場を任せられるナンバー2が育たない。
リーダーとして、チーム形成が上手くできない。
強い組織ほど、
柔軟に、かつ正確に状況を判断し、動いていきます。
そのためには、リーダーという存在が必要不可欠。
では、今の時代のリーダーは何をするべきなのか?
どうすれば人を動かすことができ、
組織としての一体感が生まれるのか。
その答えは、
「柔軟性」と「再現性」のバランスです。
経営者目線と社員目線の両側面から学べる
講義をお届けいたします。
毎月1テーマ。
組織マネジメントの極意を、ぜひ学びに来てくださいね。
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【開催日程】
2018年 9月 6日 (木) 15:00~18:00(開場14:45)
※懇親会有
【参加費用】1回 8,000円(税込・当日現金払い)
※懇親会費:4000円(税込・当日現金払い)
★詳細・お申し込みはこちら
>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/62301
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【2】『マインドセットセミナー』
講師:秋山ジョー賢司
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上場企業から中小企業まで
エグゼクティブ・コーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた
秋山ジョー賢司氏。
自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは
超えたい壁は越えられません。
今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性が
あるのです。
あなたが目の前の壁を越えたいのに
なかなか越えられないとしたなら、ぜひ一度、
そのヒントをつかみに来てください!
これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が
一足先に、次のステップに進むことを決断しています。
定員5名です。
ぜひ、お早めにお申し込みください!
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【開催日程】
2018年 8月21日 (火) 18:00~20:00(開場17:45~)
【参加費用】3,000円
【定員】5名(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/72301
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