『【教える】から【導く】へ移行するタイミングとは?!』~HR Journal vol.57~
2018年7月18日
おはようございます。
人事評価システム「明快」事務局です。
さて、今回のHR Topicのテーマは、
「【教える】から【導く】へ移行するタイミングとは?!」です。
教える段階から、導く段階へ移るタイミングって
いつでしょう?
それは、仕事の難易度によって違うので
期間では見極められない、と井上先生。
よく、こちらが示したやり方と
違うやり方を提案してくる部下や後輩、いますよね?
部下や後輩がそういう提案をしてきたら
そこが【導く】段階への入口なのだとか。
ただし!
【教える】段階のポイントがしみ込んでいないと
困ったことになりそう!?
答えは今週の井上ワールドの中に!
どうぞお楽しみください!
まずは、今週のHR Journalの目次です!
【今週の目次】
1. HRトピック:『【教える】から【導く】へ移行するタイミングとは?!』
2. HRニュース:『若手社員の研修に助成金の活用を!』
3. ポッドキャスト番組
4. セミナー情報
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1.HRトピック:
『【教える】から【導く】へ移行するタイミングとは?!』
talk:井上 健一郎
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【導く】ときが来た!はどう見極める?
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仕事を【教える】段階で
指導する側は
ポイントを伝えながらやり方を教えます。
しかし、人によっては
こちらが教えたやり方を受け入れられず
別のやり方のほうがいいと
主張してくる場合もありますよね。
そのときは【導く】の段階にきています。
別のやり方のほうがいいと言う人は
自分なりの
意味、目的、根拠を持っている状態。
しかし、こちらが示したやり方で
まずはやってもらわなくてはいけません。
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どうやって【やり方】を導く?
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「まずはあなたのやりやすさではなくて
やり方を覚えてください」と
型を覚えさせるのは【教える】段階ですが、
その後の【導く】には、どうすればいいかというと?
「この手順じゃない方が
動きやすかった人もいるけど
そうすると、どうしてもこのポイントに
ミスが出やすいんだよね。
このミスをなくすのが最大のポイントで
そのために工夫してきたやり方だから
ここは抑えてほしいんです。」
そういう言い方をする。
でなければ、「これ、ポイントってどこだろうね?」
とポイントを尋ねる。
【教える】段階でポイントを示すなら
逆に、ポイントを聞くことが【導く】ということ。
それに慣れてくると
上司と部下、先輩と後輩の間の会話の中で
ズレや違和感を感じても
「そもそも目的ってなんだっけ?」と
軌道修正を促すための
スムーズなやりとりができます。
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「ポイント」を確認し合う習慣、どう付ける?
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ただし、上司からいきなり
「そもそも目的ってなんだっけ?」
と言われたら
責められているように聞こえますよね?
もし、初期教育の【教える】段階で
意味、目的、根拠、
つまり【ポイントを大切にする教育】ができていれば
目的がズレているかいないかという会話は
責めでも何でもなく
あたりまえの話として出てくるんです!
意味、目的、根拠を
考え方のベースとして
必ず最初に教えるべきだというのは
そういうこと。
【とっととやる】【空きをつくる】と同時に
仕事の進め方として
【意味・根拠・目的がある】というのを
三種の神器みたいに
セットで教えておくべきなんです。
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【教える】と【導く】は同時進行でもいい?!
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【教える】から【導く】へ移るタイミングは
仕事の難易度によって違ってきます。
難易度が高くない仕事で
1~2カ月やれば覚えられるというものは
3カ月目から導くに入っちゃってもいいし
難易度が高いものは
もっと時間がかかります。
要は、【教える】から【導く】へ移るのは
何年経ったから
次にいきましょうっていう問題ではなくて
案件ごと、課題ごとに違うのです。
では、【導く】ときに最も大事なことって
何だと思いますか?
次回は導くコツ、お話しします!
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2.HRニュース:
『若手社員の研修に助成金の活用を!』
talk:社会保険労務士・上村 和弘
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御社は若手社員の研修に助成金は使っていますか?
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せっかく採用した若手の教育、どのようにされておりますか?
今回は、若手社員のスキル向上のために
OFF-JT研修を行う会社に
オススメの助成金を紹介したいと思います。
名称は
「人材開発支援助成金(特定訓練コース 若手人材育成訓練)」です。
採用5年以内「かつ」35歳未満の正社員に対して
OFF-JTで社内の講師が業務に関する訓練を行うとき
助成金の対象となります。
もちろんOJT(通常業務)はダメですのでご注意下さいね。
助成金の金額は
・賃金助成:1人1時間760円(生産性要件クリアの場合960円)
ただし、上限は1200時間です。
・経費助成:外部講師への謝礼、研修室の使用料などの経費の45%
(生産性要件クリアの場合60%)が経費助成の限度額内で支給
となります。
今年の改正の注意事項としては
社員が講師をする場合に実務経験が「10年以上」ないといけない
となった事です。
昨年までは5年でよかったのですが、今年からは厳しくなっています…。
OFF-JTでも訓練内容によっては
助成金の対象外となるケースもありますので
訓練カリキュラムができたら労働局に
アドバイスをもらいに行くと良いかと思います。
積極的に使えるものは使って、若手の育成を進めてくださいね。
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- ポッドキャスト番組
【人事】
井上健一郎の『組織マネジメント研究所』
第168回「質問:他人を気にせず、自分の役割に集中することが出来ないのですが、どのように気持ちを切り替えれば良いでしょうか?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/12281
【労務】
向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
第153回「質問:運送業の経営者です。地方での採用で気をつけるべきポイントはありますか?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/22281
【コーチング】
秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』
第157回「質問:「お前に言われたくない!」と感じる気持ちをどう対処したら良いでしょうか。」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/32281
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- セミナー情報
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【1】『CKP経営大学校 -組織マネジメント編-』
講師:井上健一郎、秋山ジョー賢司
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強い組織になるためには、
組織構築が必須条件となります。
社長がトップ営業であり、マネジメントも行っている。
現場を任せられるナンバー2が育たない。
リーダーとして、チーム形成が上手くできない。
強い組織ほど、
柔軟に、かつ正確に状況を判断し、動いていきます。
そのためには、リーダーという存在が必要不可欠。
では、今の時代のリーダーは何をするべきなのか?
どうすれば人を動かすことができ、
組織としての一体感が生まれるのか。
その答えは、
「柔軟性」と「再現性」のバランスです。
経営者目線と社員目線の両側面から学べる
講義をお届けいたします。
毎月1テーマ。
組織マネジメントの極意を、ぜひ学びに来てくださいね。
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【開催日程】
2018年 8月 7日 (火) 15:00~18:00(開場14:45)
※懇親会有
【参加費用】1回 8,000円(税込・当日現金払い)
※懇親会費:4000円(税込・当日現金払い)
★詳細・お申し込みはこちら
>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/42281
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【2】『マインドセットセミナー』
講師:秋山ジョー賢司
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上場企業から中小企業まで
エグゼクティブ・コーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた
秋山ジョー賢司氏。
自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは
超えたい壁は越えられません。
今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性が
あるのです。
あなたが目の前の壁を越えたいのに
なかなか越えられないとしたなら、ぜひ一度、
そのヒントをつかみに来てください!
これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が
一足先に、次のステップに進むことを決断しています。
定員5名です。
ぜひ、お早めにお申し込みください!
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【開催日程】
2018年 7月18日 (水) 18:00~20:00(開場17:45~)
【参加費用】3,000円
【定員】5名(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/52281
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