『【教える】段階で指導者が本当に教えるべきこと!』~HR Journal vol.56~
2018年7月10日
おはようございます。
人事評価システム「明快」事務局です。
さて、今回のHR Topicのテーマは、
「【教える】段階で指導者が本当に教えるべきこと!」です。
前回、井上先生は
締め切りで仕事をしないこと、
締め切りまでのベストなタイミングについても
部下には教えてあげるべきだとおっしゃっていました。
部下に仕事を頼むとき、さらに大切なことは
「こうだから、こうだよ」と頼む
仕事の意味、目的、根拠を添えてあげることだと
井上先生。
今日も例を交えながら
わかりやすく解説してくださいます!
さあ、今回も井上ワールドをたっぷりお楽しみください!
まずは、今週のHR Journalの目次です。
【今週の目次】
1. HRトピック:『【教える】段階で指導者が本当に教えるべきこと!』
2. HRニュース:『外国人技能実習生の活用』
3. ポッドキャスト番組
4. セミナー情報
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1.HRトピック:
『【教える】段階で指導者が本当に教えるべきこと!』
talk:井上 健一郎
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部下に仕事をお願いしたいとき、どう頼む?
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部下や後輩に仕事を頼むとき
その人が別の仕事で手一杯だったら?
そのときは、その部下や後輩が
頼まれている別の仕事にどう対応しているか
そこまで、あなたが見てあげた方がいいです。
もし後輩が
「先輩の仕事も手伝いたいんですけど
課長の仕事で手一杯なんです」と言った場合
「じゃあ俺が自分でやるよ」といって
頼むことをあきらめる人は多いと思います。
けれど、まずは
「どんなことを頼まれたの?」
「いつまでに?」
「何に使うって言ってた?」と確認する。
そして、自分が頼んだ仕事のあとに
課長の仕事をしても間に合うなと思ったら
時間のコントロールの仕方を
後輩と一緒に考えてあげたらいいんです。
その上で
「そりゃ無理だね。じゃあ、自分でやるよ」
というのはしょうがないと思います。
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相手の状況を知ることが大切?!
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そう、つまり
【教える】ときに大切なのは
相手の状況を知ること。
相手の状況を知らずに
いろんなものを投げ込んでも
溢れて入らないんですよね。
ということは、入っているものを検証して、
捨てるとかしておかないと空きができないんです。
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【教える】ときに最も大切なことは何?
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【教える】段階でもっと重要なことがあって
それは何かというと
考え方や動き方のクセをつけること。
もちろん、動作としての型があります。
それはマニュアルでも何でも使って
教えればいいです。
大事なのは【やり方】なんですよね。
考え方を添えていく。
意味、目的、根拠を示す
「~だから~だよ」という考え方を
添えてあげなきゃいけません。
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どういう言い方をしたらいい?!
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たとえば
「会議室の準備を頼むね」と言う場合。
「課長以上が集まる来期の対策会議なんだ。
資料が多くなるから広々とした机の配置にしたいんだ」
「~だから~だよ」。
WHYを教えるというのかな。
そういうことを伝えたいんです。
これ、すごく重要です。
だけど、だいたいの人は省いてしまいます。
省かずに、うっとうしいくらいに
添えてあげたほうがいい。
「ポイントはここだよ」と教える感じです。
次回は【教える】の次の段階、
【導く】ときに大事なことへ話題が移ります。
乞うご期待!
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2.HRニュース:
『外国人技能実習生の活用』
talk:社会保険労務士・上村和弘
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御社は技能実習生を活用されていますか?
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深刻な人手不足から技能実習生を活用している
企業は増えているのではないでしょうか。
今回は、厚生労働省が外国人技能実習生の活用企業に対する
平成29年の監督指導、送検等の結果を公表しましたので
ご紹介をします。
平成29年度は、監督指導を実施した5,966事業場のうち
4,226事業場(70.8%)で労働基準関係法令違反が認められました。
違反率、とても高いですね…。
過去5年の数字を見ても、
どの年でも指導を実施した事業場のうち
7割を超える事業場において違反が認められており、
高い違反率が改善されていません。
違反事項としては、
第1位「労働時間(26.2%)」
第2位「使用する機械に対して講ずべき措置などの安全基準(19.7%)」
第3位「割増賃金の支払(15.8%)」
の順になっており、前年から順位の変動はありません。
違反事例として、
36協定の限度時間を超えた違法な時間外労働が行われており、
割増賃金についても法定の割増率に満たない賃金しか
支払われていなかったものが紹介されています。
2017年11月から始まった新たな技能実習制度では、
外国人技能実習機構が
労働基準監督機関と共に監督指導や相互通報を行うなど
体制の強化が図られています。
外国人技能実習生を受け入れている企業は、
長時間労働や賃金未払いなどの法令違反が生じていないか、
改めて確認をしておきましょう。
参考リンク:
厚生労働省「外国人技能実習生の実習実施者に対する平成29年の監督指導、送検等の状況を公表します」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/12271
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- ポッドキャスト番組
【人事】
井上健一郎の『組織マネジメント研究所』
第167回「質問:我の強いクリエイター集団を一つにまとめるにはどうすればいいでしょうか。」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/22271
【労務】
向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
第152回「質問:みなし残業30時間分は、残業しなければならないのでしょうか!?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/32271
【コーチング】
秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』
第156回「質問:法人営業20年。相手から過大な要求をされる場面が多く、対応力を上げたいと思っています。」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/42271
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- セミナー情報
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【1】『CKP経営大学校 -組織マネジメント編-』
講師:井上健一郎、秋山ジョー賢司
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強い組織になるためには、
組織構築が必須条件となります。
社長がトップ営業であり、マネジメントも行っている。
現場を任せられるナンバー2が育たない。
リーダーとして、チーム形成が上手くできない。
強い組織ほど、
柔軟に、かつ正確に状況を判断し、動いていきます。
そのためには、リーダーという存在が必要不可欠。
では、今の時代のリーダーは何をするべきなのか?
どうすれば人を動かすことができ、
組織としての一体感が生まれるのか。
その答えは、
「柔軟性」と「再現性」のバランスです。
経営者目線と社員目線の両側面から学べる
講義をお届けいたします。
毎月1テーマ。
組織マネジメントの極意を、ぜひ学びに来てくださいね。
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【開催日程】
2018年 8月 7日 (火) 15:00~18:00(開場14:45)
※懇親会有
【参加費用】1回 8,000円(税込・当日現金払い)
※懇親会費:4000円(税込・当日現金払い)
★詳細・お申し込みはこちら
>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/52271
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【2】『マインドセットセミナー』
講師:秋山ジョー賢司
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上場企業から中小企業まで
エグゼクティブ・コーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた
秋山ジョー賢司氏。
自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは
超えたい壁は越えられません。
今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性が
あるのです。
あなたが目の前の壁を越えたいのに
なかなか越えられないとしたなら、ぜひ一度、
そのヒントをつかみに来てください!
これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が
一足先に、次のステップに進むことを決断しています。
定員5名です。
ぜひ、お早めにお申し込みください!
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【開催日程】
2018年 7月18日 (水) 18:00~20:00(開場17:45~)
【参加費用】3,000円
【定員】5名(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/62271
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