『【締め切り】で仕事をしない!を教える』~HR Journal vol.55~
2018年7月3日
おはようございます。
人事評価システム「明快」事務局です。
さて、今回のHR Topicのテーマは、
『【締め切り】で仕事をしない!を教える』です。
井上先生は、以前に少しだけ
締め切りではなくタイミングで仕事をすれば
ビジネスチャンスを掴めるというお話をしていました。
今日は、それを社員教育でどう教えるか?という話題。
上司の皆さん、先輩の皆さん。
部下や後輩に仕事を頼むときには
締め切りだけではなく、
ベストタイミングも伝えてあげるべきだと
井上先生はおっしゃっています!
そんな井上ワールドを、今週もたっぷりお楽しみください!
まずは、今週のHR Journalの目次です!
【今週の目次】
1. HRトピック:『【締め切り】で仕事をしない!を教える』
2. HRニュース:『高年齢労働者の労災防止』
3. ポッドキャスト番組
4. セミナー情報
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1.HRトピック:
『【締め切り】で仕事をしない!を教える』
talk:井上 健一郎
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【締め切り】が意味するものは何?
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社員教育において
初期教育、中期教育、上級教育っていうのが
あるとしたら
初期教育 = 教える
中期教育 = 導く
上級教育 = 任せる
と、それぞれに要素があります。
いちばん最初の段階の【教える】とは?
これは、習慣や行動を身につけること。
所作を覚える、みたいなことです。
たとえば【締め切り】。
よくあるのは、「いつまでに」と言われたら
その日までにやる人が多いですよね。
【締め切り】は、【完成】を意味します。
ところが、ほとんどの仕事は
締め切りを迎えたとき未完成の状態が多い。
だから本当は
修正が加えられる時間を設定すべき。
「これ以上すぎるとまずいよ!」というのが
【締め切り】なんですよ。
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【締め切り】と【タイミング】の違い!
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あるシーンを想像してみましょう。
製造会社の営業担当者Aさんが、月初め、
クライアントBさんと打ち合わせ中です。
B:試作品がほしいんだよね。
A:じゃあ当社なりに提案しますよ!
B:今月中にあればいいよ。
ただし他社にも頼んでいるから
競合になっちゃうけど。
さあ、今月中という締め切りの中で
いつ提案するのが良いでしょうか?
実は、そのベストタイミングは
相談をされたまさにその時なんですよね。
でも、それは無理ですよね?!
ってことは「as soon as」なんです!
なるべく早めに!!
なので、他社との競合になっている場合
一番優位なのは
Aさんは、現場が判断ができる材料を
早めに渡してあげること。
そして、1か月後という締め切りを待たず
1週間後、クライアントのところに
たたき台になるものをポンっと渡しちゃった方が
お客さんは「こうじゃないんだよね」って
言いやすいですよね。
Bさんに他社が提案をもってくるひと月後までに
Aさんは3度くらいやりとりできていれば
Aさんに傾く確率は高くなっているわけです。
つまり、【締め切り】よりも
【タイミング】で捉えるべきだということ。
変更を加えられる、やりなおせる。
この時間的・空間的余裕を持っておかないと
ベストな【タイミング】とはいえません。
とっととやることで
仕事に空きをつくるのだと言いましたが
空きをつくるのは、まさにこの
時間的・空間的余裕をつくるためなんです。
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【タイミング】を部下にどう教えるのか?!
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これを、初期教育で教えてあげたいんです。
【締め切りで仕事をするな】ということを!
気をつけたいのは、上司や先輩の気分で
締め切りを設定しちゃダメということ。
【締め切り】はいつなのか、そして
ベストな【タイミング】はいつなのか。
このふたつを指定してあげましょう。
それを伝えた上で
【締め切り】に間に合う仕事をしてきたら
そのときは、「そうじゃないよ」って
叱ってあげなきゃいけないですね。
締め切りのもっと手前で
修正可能な第一仕上げをしておかなきゃって
そういう感じです。
では、部下や後輩に締め切りを設定するとき
部下が別の仕事を頼まれていて
「手一杯なんです」という状況だったら
あなたはどう対処しますか?!
次回はその答えからスタートしますよ。
また来週、お会いしましょう!
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2.HRニュース:
『高年齢労働者の労災防止』
talk:社会保険労務士・上村 和弘
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高齢労働者の活用に利用して下さい。
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人材難の時代となっており、
定年延長や高齢者の雇用拡大を検討している
企業も多いのではないでしょうか。
前回ご案内した助成金活用はオイシイ話ですが、
高齢労働者の活用で気をつけて頂きたいのが
労働災害(労災)です。
50歳以上の方が起こす労災は全体の約半数を占め、
発生率も若年者に比べて高いというデータがあるのです。
皆様、雇ったからには
健康に働きつづけてもらいたいですよね。
そこで、今回は中央労働災害防止協会という所が、
高年齢労働者の労災防止に向けたツール
「エイジアクション100」を紹介したいと思います。
「エイジアクション100」は、
下記9の大項目から構成され、100個のチェック項目により
職場の課題を洗い出すことができます。
・高年齢労働者の戦力としての活用
・高年齢労働者の安全衛生の総括管理
・高年齢労働者に多発する労働災害の防止のための対策
・高年齢労働者の作業管理
・高年齢労働者の作業環境管理
・高年齢労働者の健康管理
・高年齢労働者に対する安全衛生教育
・高年齢労働者の勤労条件
・高齢期に健康で安全に働くことができるようにするための若年時からの準備
(エイジ・マネジメント)
製造業などで働くブルーカラーの方がメインの対象になりますが、
高齢労働者活用に向けて、
このようなツールも利用して職場改善を進めて下さいね。
参考リンク: 中央労働災害防止協会「エイジアクション100」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/12261
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- ポッドキャスト番組
【人事】
井上健一郎の『組織マネジメント研究所』
第166回「質問:ズバ抜けて能力は高いが、すぐ不機嫌になり、全体の雰囲気を破壊してしまうメンバーがいます・・・」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/22261
【労務】
向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
第151回「日本郵便の待遇格差訴訟~扶養手当の不支給「違法」!!~」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/32261
【コーチング】
秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』
第155回 特別ゲスト・メディアトレーナー中西健太郎氏「スターが光り輝くメカニズムとは?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/42261
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- セミナー情報
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【1】『CKP経営大学校 -組織マネジメント編-』
講師:井上健一郎、秋山ジョー賢司
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強い組織になるためには、
組織構築が必須条件となります。
社長がトップ営業であり、マネジメントも行っている。
現場を任せられるナンバー2が育たない。
リーダーとして、チーム形成が上手くできない。
強い組織ほど、
柔軟に、かつ正確に状況を判断し、動いていきます。
そのためには、リーダーという存在が必要不可欠。
では、今の時代のリーダーは何をするべきなのか?
どうすれば人を動かすことができ、
組織としての一体感が生まれるのか。
その答えは、
「柔軟性」と「再現性」のバランスです。
経営者目線と社員目線の両側面から学べる
講義をお届けいたします。
毎月1テーマ。
組織マネジメントの極意を、ぜひ学びに来てくださいね。
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【開催日程】
2018年 8月 7日 (火) 15:00~18:00(開場14:45)
※懇親会有
【参加費用】1回 8,000円(税込・当日現金払い)
※懇親会費:4000円(税込・当日現金払い)
★詳細・お申し込みはこちら
>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/52261
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【2】『マインドセットセミナー』
講師:秋山ジョー賢司
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上場企業から中小企業まで
エグゼクティブ・コーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた
秋山ジョー賢司氏。
自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは
超えたい壁は越えられません。
今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性が
あるのです。
あなたが目の前の壁を越えたいのに
なかなか越えられないとしたなら、ぜひ一度、
そのヒントをつかみに来てください!
これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が
一足先に、次のステップに進むことを決断しています。
定員5名です。
ぜひ、お早めにお申し込みください!
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【開催日程】
2018年 7月18日 (水) 18:00~20:00(開場17:45~)
【参加費用】3,000円
【定員】5名(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/62261
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