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『自分の「気づき」を倍増させる方法』~明快通信Vol.011~

2014年6月3日


『明快』事務局様

 

おはようございます。

 

人事評価システム「明快」事務局の佐藤明日美です。

 

会社にて、よくあること。

麦茶を汲みに行くと麦茶がなくなり、

水を汲みに行くとウォーターサーバーの水がなくなり、

シュレッダーをしに行くとシュレッダーのゴミがいっぱいになり、

トイレに行くとトイレットペーパーがなくなります。

 

(どうせなら、宝くじにあたってみたいと思う今日この頃です)

 

今週も井上先生から人や組織に関する

ノウハウを取材して参りました。

 

今回のテーマは「ビジネスアイデアの生み出し方」。

詳しくは本文で・・・!

 

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テーマ:自分の「気づき」を倍増させる方法

┗…┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┛

 

ビジネスにおいて、「ひらめき」というのは、

さらなるアイデアを生み出すきっかけになったり、

物事を突き動かす原動力になったり、

時に、ビジネスを加速度的に発展させる起爆剤になりますよね。

この「ひらめき」。

 

どうしたら、得られるのか?

 

私はそうなんですが、普段から考え続けること、

つまり、「振り返り」→「気づき」の作業を

習慣化することだと思っています。

経営者になる方たちのなかには、アイデア帳ならぬ、

小さなノートを持ち歩いて、気づいたことを書き留めている方は

よくいらっしゃいますよね。

 

またここで考えていただきたいのですが、

この「気づき」の量が倍になったら

ひらめきの量も増えると思いませんか?

 

では、どうしたら、倍の量の気づきを得られるのでしょうか?

あなたが経営者や指導的立場にいるなら

これから説明する「気づき」を倍増させる方法を

試してみてください。

 

【「気づき」は自分だけのものではない】

 

もし、あなたが指導的な立場にいるのなら

仕事上であなた自身の「気づき」を社員や部下に伝えることは

少なくないですよね?

逆に、社員や部下の「気づき」はどのように伝えてもらってますか?

 

組織のトップにいる人間は、

いつでも的確な状況判断と決断力を求められます。

 

おそらく状況判断と決断が必要であれば

それなりの情報を収集して、判断されていることでしょう。

 

何が言いたいかと言いますと、

社員の「気づき」をうまく拾い上げることで

より的確な状況判断と決断に近づくであろうことは

想像に難くないという事です。

 

つまり、社員の「気づき」を共有することが

自分の「気づき」を倍増させるという事です。

 

では、普段の仕事の中で、社員の「気づき」を

引き出す具体的な方法はどんなものがあるでしょうか?

 

 

【ポイントは「会議・ミーティング」】

 

実は、社員の気づきを拾い上げるために

最もポイントとなるのが、実は「会議・ミーティング」です。

 

会議・ミーティングの場は、みんなが時間をとって

集まる場ですし、せっかく集まったのだから、

このチャンスを生かさない手はないわけです。

 

忘れてほしくないのは、

参加者全員の内面に埋もれている「経験を通じて得た感覚」を

引き出すことが重要ということです。

 

それでは、具体的に何ができるのか?

 

せっかく、会議をしているのに、発言がない、

シーンとした会議では、まったくもって意味はありません。

 

ですので、まずは、ひとりも黙らせない工夫が必要になります。

 

そこで、私から提案したいのは、

会議・ミーティングをより建設的なものにするために、

『ポストイット』と『ホワイトボード』を活用するという事です。

 

【気負わせず感覚的な表現でもOKで】

 

ある議題に関して、まず全員に思いのまま感じていることを

ポストイットに書かせます。

 

なぜなら、これは、挙手制やこちらから発言を求めた際には

まず全員から引き出せない情報になります。

 

ここで、気を付けていただきたいのは

擬音語など極めて感覚的な表現をすることも

OKであることを明言してください。例えば、

 

「私のお客さんは、どうもバシッとした反応がないんです」

 

みたいな感じをOKにするのです。

こうすることで誰もが気負わずに書けるからです。

重要なのは内面にあるものを出し切らせることです。

 

【社員の感覚と考えを「見える化」する】

 

そして、全員のポストイットを

進行役が読み上げながらホワイトボードに貼っていく。

 

そして、次に、関連があるものをまとめて一塊に集める。

 

さらに塊ごとに関連することがあれば

複数の塊を大きな円で括って見せる。

 

このようにすると議題に対して参加者が感じ、

考えた事を体系化することができます。

 

何より、すべての人の意見がそこにあるわけですから、

みんなが共通して感じていることと、

誰か一人だけでも感じ取っていることの両方を

「見える化」できるのです。

 

業務上で困っていることを出してもらったり、

業務の洗い出しをしたりするときも有用です。

 

他にも、顧客からのクレームを類別したり、

商品のネーミングアイデアを出したりするときにも使えます。

 

ポストイットなので、出たアイデアを簡単に繋げたり、

組み合わせたりできることで、さらなるアイデアの

呼び水になるんですよね。

 

大多数の意見や声の大きさに惑わされずに

丁寧に“気づき”を拾い上げる仕組みを作る。

 

そうするとことで、

社長の“気づき”は倍増し、“ひらめき”に

どんどん転化されていく。

 

なんだかワクワクしませんか?

 

 

次回、もう少し、掘り下げて解説してみますね。

 

 

井上 健一郎

 

 

■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

 

編集担当の佐藤です。

 

10年ほど前、私が学生だった頃、中央線の社内で、

あるハプニングに見舞われたときのことをふと思い出しました。

 

電車に乗り込んだときに、床が汚れているのに気付かず、

スーツを着たおじ様が突き飛ばしてくださったんですよね。

私が床の汚れを踏んで転ばないように。

 

一瞬、ムッとしたのですが、理由を聞いてお礼を言いました。

 

その後、その方の目的地に着くまで、軽いおしゃべりをしました。

その時に

 

「これからの時代はね、専門性が一つじゃダメ。

複数の専門性を繋げると面白いことができると思うよ」

 

と学生の私にお話してくださいました。

 

今になってその言葉の意味がよくわかるようになりました。

その方は、中小企業の経営者の方だったのですが、

今は、どのように過ごされているのでしょうか。。。

 

もし、お会いできたら、改めてお礼を言いたいです。

 

また次回のメルマガでよろしくお願いいたします!

 

佐藤明日美

 

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