『上司力を鍛え発揮する方法とは?!』~HR Journal vol.47~
2018年5月1日
おはようございます。
人事評価システム「明快」事務局です。
さて、今回のHR Topicのテーマは、
『上司力を鍛え発揮する方法とは?!』です。
求めている結果が部下から得られなかったとき
「そうじゃないんだよ!」と
頭ごなしに言いがちですよね。
それは上司としてご法度だと
井上先生。
大切なのは「導く」こと。
しかも、かけてあげる言葉は
たった「ひとこと」でいいと!
そのセンスこそ、上司力。
クリエイティブな人材は
まさに
クリエイティブな上司からつくられる!
ということなんですね…
それでは、今週も、
井上ワールドをぜひお楽しみください。
まずは、今週のHR Journalの目次です!
【今週の目次】
1. HRトピック:『上司力を鍛え発揮する方法とは?!』
2. HRニュース:『36協定の作成方法』
3. ポッドキャスト番組
4. セミナー情報
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1.HRトピック:
『上司力を鍛え発揮する方法とは?!』
talk:井上 健一郎
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上司がすべきこと、するべきじゃないこと
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人材育成のステップ。
まずは【教える】。
やるべきことができるよう
「こうしなさい」って、教える。
一通りできるようになったら
自分で考えて、コツを掴めるよう【導く】。
「どうしたらいいと思う?」と
問いかけながらです。
そして、最後が【任せる】。
よく、一人前にならなきゃ
任せられないというけれど
部分的に任せる、でもいいんです。
部分的でもいいから
上司が【任せる】と言った瞬間、
その仕事は任された人のものになって
思考するようになるんです。
任せた仕事に対して
絶対にやっちゃいけないのが
求めたレベルに達していないからといって
「ここがダメだ」と細かく分析すること。
これはクリエイティブじゃなくて
コントロールの世界になっちゃいますから。
だからこそ
【フィードバック】が重要なんです。
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仕事の結果をどうフィードバックする?
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任せた仕事に対しての結果が
上司にとっては物足りないものだったら?
目標設定や考え方が誤っていなければ
まずは【認める】こと。
その上で
「どうだったと思う?」
「もうちょっと工夫できた気がしない?」と、
任せた後、また【導く】んです。
クリエイティブな人材は
【教える】【導く】【任せる】を
循環させながら、育てていきます。
そこで!
大事になるのが【上司力】。
上司「うちの会社としては
もうちょっと質をあげたいと思うけど
どう思う?」
部下「思っていたほど、成果に繋がりませんでした」
上司「何でだと思う?」
部下「お客さんのかゆいところに手が届いてないです」
上司「それってどこだろうね?」
終始【導く】問いかけをすることが大切。
頭がぐるぐる動いている状態を
つくってあげるんです。
それでも、部下から答えが導き出せなかったら
「僕の経験だとこの辺りがポイントかもよ」って
ヒントを出すくらいは言ってもOK。
「僕だったらこうする」と言うのは
コントロールの世界だから、アウトです。
なぜなら
本人に腹落ち感がないと、結局
「言われたからやった」だけになるから。
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【上司力】はどう鍛える?!
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究極を言うと
導くのが上手な上司は
決め手となる言葉を持っています。
私がお世話になった上司は
「面白いのか、これ?」でした。
企画とかを確認してもらうときに
そう言ってひとことだけ。
またある人は
「他にないんだろ?」だった。
そう言われると
「ないことはないんですけど」とか
言っちゃうんですよね…
つまり、ひと言で
フィードバックしているんです。
もちろん、「ひと言」で返すには
【上司力】も鍛えなければなりません。
問いかけて、問いかけて
問いかけざるを得ないという訓練を
マネジメント教育で行うといいですね。
30代、40代の仕事人黄金期、
この実行力のいちばん高い時期に
スーパースターをつくるには
20代のうちから
創造性を育む準備を
しておかなければならないのです。
さて、次回は
新入社員の入社後半年間は
会社にとって勝負どき、というお話を。
ご期待ください!
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2.HRニュース:
『36協定の作成方法』
talk:社会保険労務士・上村 和弘
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36協定の作成が簡単になりました。
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昨今の働き方改革の議論から
36協定の重要性が増しているように感じます。
労働行政運営方針を見ても、
36協定の締結および届出に関する指導を強化する
方針が打ち出されているようですね。
もちろん御社は36協定を締結し、
労基署へ提出しておりますよね?
そんな36協定ですが、
作り方が面倒なようでよく相談を頂きます。
今回はそんな方向けに、厚生労働省が提供している
ホームページ上で36協定の作成が出来る
サービスについてお知らせします。
必要項目を入力・印刷することで、
労働基準監督署に届出が可能な以下4種類の
書面を作成することができるようです。
(1)時間外労働・休日労働に関する協定届(36協定届)
(2)1年単位の変形労働時間制の協定届
(3)労使協定届
(4)労働日等を定めたカレンダー
従来はWordなどで作成されている企業も多いと思いますが、
今後はこのツールを利用してはいかがでしょうか?
もし、現状、締結・届出をしていない方は、
労基署の指導を受ける前に、
36協定の締結・届出を行っておいてくださいね。
厚生労働省「作成支援ツール(36協定届、1年単位の変形労働時間制に関する書面について」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/12181
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- ポッドキャスト番組
【人事】
井上健一郎の『組織マネジメント研究所』
第157回「質問:「厳しさ」と「優しさ」を兼ね備えた組織文化を築けています。更に、継続していくためにすべきこととは?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/22181
【労務】
向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
第142回 特別ゲスト・青山学院大学教授 木山泰嗣氏「作家になるために弁護士の道を選んだ!?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/32181
【コーチング】
秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』
第146回「質問:高い評価を「自信」に繋げるためには?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/42181
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- セミナー情報
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【1】『人事評価セミナー』
講師:井上健一郎
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中小企業において、
社員育成は大きな課題の一つです。
社員自身が思っているイメージと上司がその社員に
抱いているイメージにかい離があることはありませんか?
実は、そのかい離を小さくしていくことが
社員育成の大きなポイントになるんです。
キーワードは、「自己認知力」を高めてもらうこと。
自分がどんな人間か?
セルフイメージに加え、他者のイメージを取り込むことで、
視野の幅が格段に拡がるんですね。
そうすると、社員はさらに成長する。
「自己認知力」を高めることは、
人事評価制度をうまく使えば、実現できるのです。
人事評価制度を成功に導くポイントを盛り込んだ
セミナーを開催します。
弊社が10年にわたる人事評価制度導入の現場から
導き出したノウハウを凝縮してお届けして参ります。
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【開催日程】
2018年 5月 17日 (木) 15:00~17:00(開場14:45~)
【参加費用】1名 3,000円(税込・当日現金払い)
【定員】5社(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/52181
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【2】『マインドセットセミナー』
講師:秋山ジョー賢司
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上場企業から中小企業まで
エグゼクティブ・コーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた
秋山ジョー賢司氏。
自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは
超えたい壁は越えられません。
今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性が
あるのです。
あなたが目の前の壁を越えたいのに
なかなか越えられないとしたなら、ぜひ一度、
そのヒントをつかみに来てください!
これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が
一足先に、次のステップに進むことを決断しています。
定員5名です。
ぜひ、お早めにお申し込みください!
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【開催日程】
2018年 5月16日 (水) 18:00~20:00(開場17:45~)
【参加費用】3,000円
【定員】5名(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/62181
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