『クリエイティブな人材はどう育てる?!』~HR Journal vol.46~
2018年4月25日
おはようございます。
人事評価システム「明快」事務局です。
さて、今回のHR Topicのテーマは、
『クリエイティブな人材はどう育てる?!』です。
新入社員を迎えてまもなくひと月。
新人の教育に
希望も悩みも抱えている
そんな時期ではないでしょうか?!
今日は、そんな今だからこそ、
読んでいただきたいお話。
クリエイティブな人材を育てるには
ルール下の中で与える
ちょっとの「自由」が肝心!
と、井上先生はおっしゃっています。
難しいこととはいえ、具体策はあるんです。
それでは、今週も、
井上ワールドをぜひお楽しみください。
まずは、今週のHR Journalの目次です!
【今週の目次】
1. HRトピック:『クリエイティブな人材はどう育てる?!』
2. HRニュース:『採用面接の回数は何回?』
3. ポッドキャスト番組
4. セミナー情報
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1.HRトピック:
『クリエイティブな人材はどう育てる?!』
talk:井上 健一郎
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創造性を生む人材は育てるのが難しい?!
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入社してから2~3年のうちは
一通りのことができるようになるまで
人材育成のために、コントロール下に置くべきだと
前回、お話ししました。
しかし
発想というのは、若いうちほどあるもの。
セルフコントロールさせるのは無理でも
思考を停止させてはいけません。
では、どうしたらいいのか?!
これは難易度の高いテーマです。
ルールをつくり守らせる、と言った瞬間に
コントロールの世界になってしまう。
だから難しいんですよね。
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思考を停止させない方法とは?
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だからこそ
【常に新しいものをつくり続ける】
【どうしたらいいか考え続ける】
という世界に
全員が触れていなくてはいけないんです。
【新しいもの】とは、何でもいいんです!
たとえば
5Sを進めている会社であれば、それを
新入社員に教える機会がありますよね?
そのとき
「この職場の5Sについて
1週間あげるから全部調査して
自分たちなりにレポートをあげてごらん」
という課題を与えてみましょう。
この質問、
「やりなさい」と言っているようで
言ってないんですよね…!
何をチェックするかは
【自己裁量】に任せています。
何かを自分で組み立てて、
プランを立てて、自分で動いて、
結果をちゃんと報告するという流れも
ひとつの自己責任です。
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自由に考えられる場をつくる!?
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または
全員が共通して関わっているものの
リーダーに任命するとか。
掃除担当でも倉庫管理でも、
みんなが使うツール管理でもいいです。
「いまのルールを壊して
あなたなりの提案をしてかまわない。
みんなから良くないという意見があれば
やめるけど、まずは任せるから」と。
そうすると
みんなのことを考えながら
自分で組み立てるという作業をするので
これもひとつの、自由に考える世界。
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必要なのは「自己裁量」の余地?
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あとは
スケジュールを自分で管理させるとか、
1日の時間の中の
20%は自分で使っていいとか、
服装が自由というのも、実は自己裁量。
ただし、そのときは
「こういう雰囲気だけはやめようね」という
ルールは決めておかなきゃいけませんけど。
「中高年のお客さまが多いから
その方たちに
嫌だと思われる服装はやめよう」とか。
とにかく
「自分でここは決めなさい」という
自己裁量の余地を与えて
そこに関しては制限を加えないことです。
「自由だよ」というのは、どこかで
若いうちから感じさせてあげなきゃ
いけないかなと思います。
そして、自由度を与えるも奪うも
実は、上司の言葉かけひとつに
かかっているのです…
次回のお話は【上司力】について。
ぜひ身につけておきたいテーマです!
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2.HRニュース:
『採用面接の回数は何回?』
talk:社会保険労務士・上村 和弘
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御社の面接回数は何回ですか?
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来年入社の新卒に関して
面接が進んでいるのではないでしょうか。
御社は内定までに面接を何回行っていますか?
今回はそんな面接について多くの会社では何回行っているのか?
DODAエージェントサービスが公表している調査を見てみましょう。
調査の結果、面接の全体平均は「2.2回」で、
回数別の割合は2回が最も多く67%、
3回(25%)、1回(6%)、4回以上(2%)が続きます。
職種別では、最も多いのは「金融系職種」で
3回が44%(全体は25%)、
4回以上が16%(全体は2%)となっています。
金融業界は複数の部門や役職の人が面接を行い、
人間性や資質などを判断しているようですね。
それに対して、最も面接回数が少ないのは「医療系職種」で、
1回の割合が16%となっています。
「医療系職種」は、履歴書などで判断できる資格やスキルなどを
重視する傾向が強いため面接は少ないようです。
資格は面接不要ですからね。
また、技術系職種の面接回数が少ないのも、
技術力や経験から身につけたノウハウを履歴書などで
ある程度確認できるからでしょうね。
当たり前ですが、
規模の大きな企業ほど役職者が面接を段階的に行うケースが多く、
結果として面接回数が多くなる傾向が見られます。
55の職種別に面接回数を見てみると、
最も面接回数が多いのは「金融系職種」の「投資銀行系業務」で、
4回以上が51%。
同じく「金融系職種」の「運用系業務」「商品開発/サービス企画」が続きます。
TOP3は全て金融系ですね。
最も面接が少ない職種は「薬剤師」で1回が69%となっています。
面接が有効に行われているかどうか見直す際の参考にして下さい。
URL:DODA社「採用担当者の本音―中途採用の実態調査」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/12171
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- ポッドキャスト番組
【人事】
井上健一郎の『組織マネジメント研究所』
第156回「質問:失敗する部下に対して、頭ごなしに叱るリーダーを育てるためには?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/22171
【労務】
向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
第141回「働き方改革法案の施行が約1年後に予定されています!」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/32171
【コーチング】
秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』
第145回「質問:経営者の経験がない中で、経営者にアドバイスするためには? 」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/42171
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- セミナー情報
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【1】『人事評価セミナー』
講師:井上健一郎
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中小企業において、
社員育成は大きな課題の一つです。
社員自身が思っているイメージと上司がその社員に
抱いているイメージにかい離があることはありませんか?
実は、そのかい離を小さくしていくことが
社員育成の大きなポイントになるんです。
キーワードは、「自己認知力」を高めてもらうこと。
自分がどんな人間か?
セルフイメージに加え、他者のイメージを取り込むことで、
視野の幅が格段に拡がるんですね。
そうすると、社員はさらに成長する。
「自己認知力」を高めることは、
人事評価制度をうまく使えば、実現できるのです。
人事評価制度を成功に導くポイントを盛り込んだ
セミナーを開催します。
弊社が10年にわたる人事評価制度導入の現場から
導き出したノウハウを凝縮してお届けして参ります。
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【開催日程】
2018年 5月 17日 (木) 15:00~17:00(開場14:45~)
【参加費用】1名 3,000円(税込・当日現金払い)
【定員】5社(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/52171
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【2】『マインドセットセミナー』
講師:秋山ジョー賢司
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上場企業から中小企業まで
エグゼクティブ・コーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた
秋山ジョー賢司氏。
自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは
超えたい壁は超えられません。
今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性が
あるのです。
あなたが目の前の壁を超えたいのに
なかなか越えられないとしたなら、ぜひ一度、
そのヒントをつかみに来てください!
これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が
一足先に、次のステップに進むことを決断しています。
定員5名です。
ぜひ、お早めにお申し込みください!
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【開催日程】
2018年 5月16日 (水) 18:00~20:00(開場17:45~)
【参加費用】3,000円
【定員】5名(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/62171
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