『井上流・強い組織の構造とは?!』~HR Journal vol.43~
2018年4月4日
おはようございます。
人事評価システム「明快」事務局です。
さて、今回のHR Topicのテーマは、
『井上流・強い組織の構造とは?!』です。
トップの特性によって、
マッチするNo.2は千差万別。
ただし、どんな特性のNo.2でも
共通の役割があるそうです。
それが、「翻訳者」という役割。
では、No.2に最適な
人数はあるのでしょうか?
No.2は、
ひとりに任せるべきなのでしょうか。
今回は、
「強い組織構造」という観点から
井上流No.2論を展開していきます。
それでは、今週も、
井上ワールドをぜひお楽しみください。
まずは、今週のHR Journalの目次です!
【今週の目次】
1. HRトピック:『井上流・強い組織の構造とは?!』
2. HRニュース:『初任給水準について』
3. ポッドキャスト番組
4. セミナー情報
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1.HRトピック:
『井上流・強い組織の構造とは?!』
talk:井上 健一郎
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トップとNo.2の最強タッグとは?
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トップとNo.2の取り合わせには
いろんなパターンがあります。
社長のキャラクターを
全面的に押し出すパターンや
あるいは
左脳型のトップだったら
右脳型のNo.2がいいだろうし。
どういうパターンであれ
トップとNo.2、両方がいることで
2倍じゃなく、2.5倍、3倍になるような
そういう取り合わせがいいと思います。
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トップがオールマイティーだったら?!
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たまに、左脳型でも右脳型でもある
バランスの良いトップがいて
現場でも動いていたりしますが
トップは現場にいてはダメです!
バランスが取れているのはいいことですが
現場への指示はNo.2に話し
No.2がフォローするべき。
トップが現場まで話を降ろしてしまったら
No.2は必要ないですよね?!
No.2が【翻訳者】であるというのは
そういう意味なんです。
組織におけるトップの役割は
経営をすること。
No.2も経営をサポートしますが
中小企業においては、それに加えて
現場がしっかり動くようにしておくのが
No.2の役割。
逆に、もしNo.2が
すばらしい経営アイデアをぶつけて
それやろうよ!ってなったとしたら
その発表はトップにさせるべき。
場合によっては
事業発表会の原稿をNo.2が書いて
トップが読んだって、悪くない。
役割としてはマルです。
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No.2に最適な人数はある?
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No.2は、ひとりに任せるのではなく
組織であってもいいです。
それが「経営企画室」という組織。
その場合、経営企画室長が
No.2となるわけですが
実務はスタッフが行います。
では、経営企画室のような組織に任せるか、
その決断のタイミングとは?
やはり、会社の規模が大きくなってきたとか、
戦略的な部分が重要になってきたとか、
会社として、次のステージに向けて
動き始めなきゃってことがでてきたとか。
そういうことがでてきたら
人で補うのか、組織で補うのかを
判断しなきゃいけない。
ただ、経営企画室をつくるときに
ひとつ注意すべきことがあります。
特に中小企業なのですが
「現場を知らないやつが何を言ってるんだ」
っていうムードが起こりやすいんです。
だから、経営企画室というよりは
アイデアを出し合うような
プロジェクト型で船出したほうがいいかな。
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井上流・強い組織の構造とは?!
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また、経営企画室をつくるとき
現場でいちばんの人材を
引き抜くわけにはいかない場合は
2~3番目の人を抜擢するのも手ですね。
会社のありとあらゆる現場を知っていて
いろんな部署に行って、全社員と話せる人。
そういう人は本来、
管理部で育てたい人材なんですよね。
そういう役割を持って
No.2のポジションにいる人もいます。
現場から信頼され
新規事業に人材を投じたいときは
「彼がいいんじゃないですか?」と
トップに助言もできる。
トップ、No.2、そして
現場を知る優秀な管理部の人間と
現場を支える優秀なスタッフが2~3人。
本来は、そういう組織の構造が強いんです。
さて、新年度が始まりましたね。
次回からは話題を変えて
仕事における「創造性」ということについて
考えてみたいと思います。
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2.HRニュース:
『初任給水準について』
talk:社会保険労務士・上村 和弘
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新卒初任給の相場は落ち着いたようです。
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新卒初任給の水準は
人手不足やベアの影響もあり、
数年上昇が続いておりました。
対応に苦慮している会社も多かったのでは
ないでしょうか。
今回はそんな新卒の
初任給水準について確認をしてみましょう。
東京労働局が発表した
「平成30年3月新規学校卒業者の
求人初任給調査結果」を見てみます。
この調査は、
ハローワークが受理した中学・高校・短大・
大学・専修学校卒業者に対する求人を
調査の対象として集計したものです。
集計結果を見ると、学歴別の初任給水準は
以下のようになっていました。
大卒 205,000円(前年比0.0%)
短大 190,000円(前年比0.0%)
高校 172,900円(前年比1.6%)
今年は、高卒以外は初任給の上昇は
止まりつつあるようですね。
もちろん、
職種別に見るとばらつきはありますので、
初任給水準についてはしっかりと調査を行い、
同業界・同職種と比べ見劣りをしない
水準にしておくことが採用活動において重要です。
詳細は以下のリンクをご覧ください。
東京労働局「平成30年3月 新規学校卒業者の求人初任給調査結果」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/12141
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- ポッドキャスト番組
【人事】
井上健一郎の『組織マネジメント研究所』
第153回「質問:主体性のない部下の育成の仕方。部下になった元上司との関わり方とは?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/22141
【労務】
向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
第138回 特別ゲスト・組織マネジメントコンサルタント井上健一郎氏
「エンタメ業界のサラリーマンからコンサルタントとして成功した軌跡とは!?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/32141
【コーチング】
秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』
第142回「花粉症は「ヒトのメカニズム」を利用すれば抑えられる!?」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/42141
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- セミナー情報
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【1】『人事評価セミナー』
講師:井上健一郎
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中小企業において、
社員育成は大きな課題の一つです。
社員自身が思っているイメージと上司がその社員に
抱いているイメージにかい離があることはありませんか?
実は、そのかい離を小さくしていくことが
社員育成の大きなポイントになるんです。
キーワードは、「自己認知力」を高めてもらうこと。
自分がどんな人間か?
セルフイメージに加え、他者のイメージを取り込むことで、
視野の幅が格段に拡がるんですね。
そうすると、社員はさらに成長する。
「自己認知力」を高めることは、
人事評価制度をうまく使えば、実現できるのです。
人事評価制度を成功に導くポイントを盛り込んだ
セミナーを開催します。
弊社が10年にわたる人事評価制度導入の現場から
導き出したノウハウを凝縮してお届けして参ります。
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【開催日程】
2018年 5月 17日 (木) 15:00~17:00(開場14:45~)
【参加費用】1名 3,000円(税込・当日現金払い)
【定員】5社(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/52141
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【2】『マインドセットセミナー』
講師:秋山ジョー賢司
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上場企業から中小企業まで
エグゼクティブ・コーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた
秋山ジョー賢司氏。
自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは
超えたい壁は超えられません。
今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性が
あるのです。
あなたが目の前の壁を超えたいのに
なかなか越えられないとしたなら、ぜひ一度、
そのヒントをつかみに来てください!
これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が
一足先に、次のステップに進むことを決断しています。
定員5名です。
ぜひ、お早めにお申し込みください!
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【開催日程】
2018年 4月10日 (火) 18:00~20:00(開場17:45~)
【参加費用】3,000円
【定員】5名(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/62141
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