『組織におけるトップとNo.2の関係性とは?!』~HR Journal vol.39~
2018年3月6日
おはようございます。
人事評価システム「明快」事務局です。
さて、今回のHR Topicのテーマは、
『組織におけるトップとNo.2の関係性とは?!』です。
井上先生曰く、
トップには2種類のタイプがいるそうです。
ひとつは戦略まで落とし込む「戦略型」タイプ。
もうひとつは、逆に「戦略型ではない」タイプです。
しかし、どちらのタイプであってもNo.2が
やるべきことは共通だと仰っています。
では、No.2がやるべきこととは一体何なのか?
さぁ、今週も、井上ワールドをぜひお楽しみください。
まずは、今週のHR Journalの目次です!
【今週の目次】
1. HRトピック:『組織におけるトップとNo.2の関係性とは?!』
2. HRニュース:『2019年新卒学生、就職先企業の選択基準』
3. ポッドキャスト番組
4. セミナー情報
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1.HRトピック:
『組織におけるトップとNo.2の関係性とは?!』
talk:井上 健一郎
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No.2(ナンバーツー)に求められるのは?
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組織には
“No.2”とか“右腕”と
呼ばれる人がいます。
さて
この人たちに求められることは何でしょう?
それは
トップが言うことを【翻訳】することです。
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【翻訳】するって、どういうこと?!
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トップにも2種類のタイプがいて
ひとつは、戦略まで落とし込む「戦略型」。
もうひとつは、逆に「戦略型ではない」タイプ。
戦略型のタイプは
それをわかりやすく現場に伝えるのが
No.2の役割。
戦略型ではないタイプは
No.2が戦略に落とし込んで
現場に伝えなければなりません。
どちらにしても、抽象度が違うだけで
No.2のやるべきことは同じ。
【具体】に落とし込み
【翻訳】をすることです。
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具体化するときには注意点が?!
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戦略型じゃないトップというのは
思いが強い人のこと。
たとえば、
本田宗一郎さんや井深大さんみたいな
研究者タイプ。
「こういうものをつくりたい!」という
思いがあって
「じゃあ、ビジネスとしてどう展開させるのか?」
それを落とし込んだのが
それぞれのNo.2なのです。
具体に落とし込んでいく中で
「これをやれ」って上が命令してしまうと
下は思考停止になってしまいます。
だから、上はしっかり旗を立てて
方向を定めて
そこに下を向かわせることが大切。
「How」よりも
「What」「Where」「Why」を決めましょう。
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具体化は組織の【上】から【下】へ!
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そして
部長と課長、課長と一般社員…
どんな上下関係においても
上が方向を語り、下が具体を作っていく。
現場に近づいていくほど
具体的に落とし込みをしていきます。
たとえば、よく
対前年比110%とか言いますが
それを部長が決めたとして
その下にいる課長が
「じゃあ、どうやって達成するのか」を考える。
4つのエリアがあって
Cエリアが新規開拓エリアだから
ここで対前年比150%を目指そうと言うと
具体的。
さらに、課長の下が
「じゃあどうやったら150%を達成できるのか」
考えていく。
このようにだんだん下に降りていきます。
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No.2に求められる能力とは?
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そうやって
トップが示した概念が下に行くほど
具体的に落とし込まれていくわけですが
現場の人々にもちゃんと
トップの戦略が伝わっていないといけません。
だとしたら、
【No.2】に必要なのは
問題解決型の思考ができること。
つまり
トップが示す「あるべき姿」と
「現状」とのギャップを
【問題】だと捉える考え方ができなければ
トップの【翻訳】はできません。
次回は、この
【問題解決型の思考】について
もっと詳しく解説します!
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2.HRニュース:
『2019年新卒学生、就職先企業の選択基準』
talk:社会保険労務士・上村 和弘
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新卒学生は就職先を選ぶとき、何を重視していると思いますか?
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2019年新卒の採用活動が本格化してきましたね。
多くの会社が採用に苦労していると思います。
どのように採用を行うのかヒントを探す為に、
今回は学生が、
どんな意識を持っているのかについて
株式会社ディスコが1月時点で
調査した資料を確認してみましょう。
色々な調査項目がありますが、
特に確認が必要なのが
「就職先企業を選ぶ際に重視する点」という項目です。
最も多かった項目としては
・将来性がある(47.4%)
・給与・待遇が良い(44.2%)※36.7%から増加
・福利厚生が充実している(31.5%)
となりました。
売り手市場を反映しているのか、
労働条件や待遇を重視している
というのがよくわかる回答ですね。
少し前までは上位だった「仕事の内容が魅力的」は
ポイントが現状傾向で今年は19.3%。
2割を下回っています。
インターンシップ等を活用して
仕事の魅力を積極的に伝えても、
労働条件が悪い企業は選ばれにくいかもしれません。
とはいえ、
労働条件や待遇については改善に限界があります。
自社の将来性を
「どのように発信・伝えていくのか?」
考え・実行していくのが重要ではないでしょうか。
詳しくは下記のURLをご参考に。
1月1日時点の就職意識調査:株式会社ディスコ
http://jujube-ex.jp/Lcc2413/12101
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- ポッドキャスト番組
【人事】
井上健一郎の『組織マネジメント研究所』
第149回「質問:「右腕」になる人の見極め方を教えてください」
http://jujube-ex.jp/Lcc2413/22101
【労務】
向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
第134回「質問:行政書士の所員が、顧客と直接契約を締結していることが発覚・・・」
http://jujube-ex.jp/Lcc2413/32101
【コーチング】
秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』
第138回「質問:起業予定の大学生です。モチベーションが下がったとき、
どのようなマインドを持てば良いでしょうか?」
http://jujube-ex.jp/Lcc2413/42101
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- セミナー情報
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【1】『人事評価セミナー』
講師:井上健一郎
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中小企業において、
社員育成は大きな課題の一つです。
社員自身が思っているイメージと上司がその社員に
抱いているイメージにかい離があることはありませんか?
実は、そのかい離を小さくしていくことが
社員育成の大きなポイントになるんです。
キーワードは、「自己認知力」を高めてもらうこと。
自分がどんな人間か?
セルフイメージに加え、他者のイメージを取り込むことで、
視野の幅が格段に拡がるんですね。
そうすると、社員はさらに成長する。
「自己認知力」を高めることは、
人事評価制度をうまく使えば、実現できるのです。
人事評価制度を成功に導くポイントを盛り込んだ
セミナーを開催します。
弊社が10年にわたる人事評価制度導入の現場から
導き出したノウハウを凝縮してお届けして参ります。
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【開催日程】
2018年 5月 17日 (木) 15:00~17:00(開場14:45~)
【参加費用】1名 3,000円(税込・当日現金払い)
【定員】5社(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>> http://jujube-ex.jp/Lcc2413/52101
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【2】『マインドセットセミナー』
講師:秋山ジョー賢司
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上場企業から中小企業まで
エグゼクティブ・コーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた
秋山ジョー賢司氏。
自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは
超えたい壁は超えられません。
今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性が
あるのです。
あなたが目の前の壁を超えたいのに
なかなか越えられないとしたなら、ぜひ一度、
そのヒントをつかみに来てください!
これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が
一足先に、次のステップに進むことを決断しています。
定員5名です。
ぜひ、お早めにお申し込みください!
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【開催日程】
2018年 3月 20日 (火) 18:00~20:00(開場17:45~)
【参加費用】3,000円
【定員】5名(先着順)
★詳細・お申し込みはこちら
>>> http://jujube-ex.jp/Lcc2413/62101
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