『「やっつけ」仕事が生まれるとき』~明快通信Vol.154~
2017年5月10日
おはようございます!
人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。
喉が痛いのに、辛口ジンジャーエールを選んで、
激しくむせる自分に驚く昼下がり。
(いつだって、体は欲しているものに正直です…?)
それでは、気を取り直して、
今回も、本文の前にお知らせです!
明快カレッジ5回目のテーマは
「組織コミュニケーション論」。
どうして、コミュニケーションがうまくいかなくなるのか?
組織を支える良質なコミュニケーションとは?
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では、本日も参りましょう!
■テーマ:『「やっつけ」仕事が生まれるとき』
今回のお話は、こんな悩みのある方に
参考にしてもらえるとうれしいです。
・チームの中にマンネリ感がある
・いつも忙しくて振り回されがちな雰囲気がある
こういう時に、「やっつけ」感のある
仕事の進め方をする人が出てくることがあると井上先生。
一体何が起きているのでしょう?
■仕事が縦積みになっているとき
組織内に先に述べたような現象が起きているとき、
仕事が縦積みになっていたり、
同時並行で複数の業務が進んでいたりしていませんか?
と井上先生。
ほとんどの仕事がおそらくそうであろうと思うのです。
ただ、マンネリ感や振り回されている感が続くと、
ストレスが溜まってきて、何とも言えない停滞感が
組織全体に広がったりするものだと井上先生。
井上先生自身、ソニーミュージック時代に
そういう現象を目の当たりにして、
リーダーとして何かできないかを考えたのだそうです。
■仕事ごとに「ピリオド」を打つ
井上先生はその当時、レコードやCDを世に送るため
一連の流れをただこなすことが辛い時期があったのだとか。
そこで、井上先生自身がまとめる立場になった時にどうしたのか?
例えば、ある歌手の発売イベントを成功させるための
計画を立てる。
招待状を作成する。イベントのセットを考える。
当日のプログラムを立案する。
当日の動きを組み立てる。
そういった一連の流れにある業務に
一つ一つ区切りを作っていたのだとか。
招待状は、ここの締め切りまでに作ろう!
終わったら、「はい!招待状は終わり!次はイベント!」
そうやって、高らかに宣言することで、
チームのメンバーに起こったこと。
それを井上先生はこう表現されていました。
「いい意味で、終わったことを考えなくなって、
無責任になれるようになったんです。」
言い換えると、次の業務に、引きずらなくなったんだそうです。
業務は終わったとはいえ、確認やら、問い合わせやらは
随時対応しなくてはいけないけれど、
それでも、新たな業務に費やすエネルギー量が
明らかに変わったと井上先生。
仕事はついついもや~んと引きずってしまうもの。
だからこそ、それぞれの業務でしっかりスタートを切らせる。
そうすることで変わるものがあると井上先生。
■エネルギーが淀むと新しいものは生まれない
井上先生は言います。
エネルギーに淀みがあれば、
取り組んでいることから、新鮮さが失われ、
良いアイディアも生まれなくなる。
だから、チーム内で「はい!終わり!次!」
とチーム内にピリオドを打つことが
次へと向かうエネルギーや新鮮な感覚を
維持できると言います。
締め切りや、区切りの無いように見える業務はもちろん、
経理や締め切りがある業務ももちろん、
「はい終わり!今回もお疲れ様ー!」と言って、
やった業務に終止符を打つこと。
目標に向かって、
新鮮で力強いエネルギーが充満する組織に
向かうリーダーができることの一つと言えそうです。
ぜひ、マンネリや振り回され感で
組織に元気がないと感じている方は、
考えてみてくださいね!
本日はここまで!
そして5月24日(水)の明快カレッジでは
「コミュニケーション」がテーマです。
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次回もお楽しみに^^
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■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
編集担当の佐藤明日美です。
一つの区切りを作ること。
先日、お勧めいただいた
タイムリープ(時間移動)を題材にした
アニメを観ていました。
もし、何度も過去に戻ってやり直しが効くなら?
それでもいつかは時間軸を未来に進めていく必要が
あるので、どこかのポイントで決断をするわけです。
もう過去には戻らないと。
自分の決断によって、生まれなかった想い、
昇華されなかった願い、実現しなかった出会いなど
それらを振り切って、自分が新たに向けるエネルギーを決める瞬間。
もう、「もしも」も「こうしていれば」も無くなる。
捉われなくなっているんですよね。
だからこそ、全力でその次のストーリーに向かえる。
仕事におけるピリオドも同じなのかもしれませんね。
それでは、次回もよろしくお願いいたします^^
佐藤明日美
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