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『違和感と批判』~明快通信Vol.152~

2017年4月25日


おはようございます!

人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。

 

先日、自動販売機で水を買ったところ、

もう一本、水が当たりました!!3333の連番で!

 

(嬉しい一方で、出先での重い鞄に複雑な気持ちになりました)

 

それでは、気を取り直して、

今回も、本文の前にお知らせです!

 

明快カレッジ5回目のテーマは

「組織コミュニケーション論」。

 

どうして、コミュニケーションがうまくいかなくなるのか?

組織を支える良質なコミュニケーションとは?

聞きたい方は、ぜひぜひお越しくださいませ!

 

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では、本日も参りましょう!

 

■テーマ:『違和感と批判』

 

よく井上先生がお話してくださる

組織で「違和感」を出せる安心感の必要性。

 

とはいえ、違和感は、個人の感覚的なものが強いので、言われた人が困ることもあるわけです。

 

では、その違和感をどう組織で活かせばいいのか?

 

そんな観点から井上先生にお話ししていただきました!

 

それでは早速参りましょう!

 

■違和感が活かせる環境

 

違和感が大切とはいえ、上司としては、

なんでもかんでも違和感を伝えられても

それはそれで、困りますよね。

 

とはいえ、否定したり、無視することで

本人のやる気がなくなることもあるわけです。

 

井上先生曰く、

 

大切なのは、それが「良質な違和感」かどうか。

 

なのだそうです。

 

どういうことかと言いますと、

組織の持つ「目的」に向かった違和感で

あるかどうかが、良質さの見極めどころなのだそうです。

 

あの目的を考えると、今の状況は違うように思う。

今のままでいいのか?他にないのか?

 

とはいえ、いくら組織の目的に向かっていても

違和感だけだと、埒が明かないように感じることも

出てくるのだとか。

 

なぜ、違和感が扱いづらいのか?

 

■違和感から批判へ

 

クリティカルシンキングという言葉が一時大変もてはやされました。

 

井上先生も、批判は大切だと言います。

 

「良質な批判」は

現状を掘り下げたり、広げたりすることができると井上先生。

 

そして、組織の対話、会話、アイディアが豊かになるはずだと言います。

 

井上先生のいう「良質な批判」とはどんなものなのか?

 

それは、経験や持っている情報をもとに、

論理的思考を組み立て表現された「違和感」だと

井上先生はお話してくださいました。

 

「感じた」後に、しっかりと「考える」過程を

踏んでいるものが良質な批判というわけです。

 

とはいえ、全ての人が自身の違和感を

「良質な批判」にできるわけではないと井上先生。

 

特に、新入社員や中途社員、

組織のメンバーになって日が浅い場合などは

往々にして、情報や経験が足りず、

論理を組み立てられないことも多いわけです。

 

確かに、良質な批判はわかりやすい。

 

一方、違和感だけではわかりにくい。

 

そして、違和感は本人も伝えづらいもの。

論理が構築できていないから

伝えることに身構え、躊躇してしまいがちだと井上先生。

 

では、それぞれの持つ違和感をどう扱っていけばいいのでしょう?

 

■組織で「違和感」と「批判」に昇華する

 

違和感を違和感のままで終わらせないために、

こんな口ぐせを使ってみては?と井上先生。

 

「それってこういうこと?」

「なるほど、だとしたら、こうかな?」

 

表現された違和感を良質な批判に昇華させられるかどうかのトライを組織で行う。

 

違和感の出せる安心感。

対話によって、他の人の知識や経験に触れられる。

メンバーの思考に触れられる。

 

この対話がまた、組織全体の論理的思考力を

成長させることにもつながると井上先生。

 

大切なことは組織の目的に向かっていること。

 

その目的に向かって、チーム内の違和感を

どう捉えていけばいいのか?

 

皆さんはどんなことを感じましたか?

 

本日はここまで!

 

そして5月24日(水)の明快カレッジでは

「コミュニケーション」がテーマです。

組織のコミュニケーションがうまくいくために

知っておきたい視点をお伝えします!

 

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組織マネジメントに楽しさと喜びを!

次回もお楽しみに^^

 

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■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

 

編集担当の佐藤明日美です。

 

今回のテーマは、個人の違和感を

組織で「批判」へと昇華させるということ。

 

先日、ファンタスティックビーストという映画を

観ていて、思ったことがあったのです。

ハリーポッターを書いたJ.Kローリングの

新シリーズの映画化ですね。

 

魔法使いは、人間界で隠れるように生きている。

でもひょんなことから、主人公の魔法使いが

ある人間と魔法界で時間を共にしていた時に、こんなセリフがあったんです。

 

人間「これは夢じゃないな。俺の頭じゃ思いつかない」

 

いつだって、自分の推測は自分の枠の中。夢ですらそう。

そして、いつだって、現実には予期せぬことが待っている。

 

相手の考えていることだって絶対に100%わからない。

自分の想像や推測と同じであるはずもない。

 

だからこそ、そこから始まる対話が面白いのかなと

思う今日この頃でございます。

 

それでは、次回もよろしくお願いいたします^^

 

佐藤明日美

 

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