『履歴書よりも面談でみるべきポイント』~明快通信Vol.145~
2017年3月7日
おはようございます!
人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。
最近、歩いている最中に自分で自分の脚を蹴って
よく怪我をします。これって原因は何ですか?
(身体の歪みとか…ちょっと心配な今日この頃です)
それでは、気を取り直して、
今回も、本文の前にお知らせです!
明快カレッジ3回目のテーマは
「採用戦略~採用するリスクと可能性~」。
採用してから後悔しないために。
「仕事力」を見極める採用・面談を考えてみます!
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では、本日も参りましょう!
■テーマ:『履歴書よりも面談でみるべきポイント』
採用面接の悩みはなかなか多いものですが、
皆さん、一番最初に履歴書を見ますか?
井上先生曰く、
「履歴書を見て、好感を持つと、
自分の持った好感の証拠を探すためだけに
面談をしてしまう人が多いんです。無意識に」
つまりは、最初の自分の思い込みを強化しただけの面談。
結果は、「なんでこの人採用したんだっけ?」
ということも往々にして起こるわけですね。
今日は、井上先生流の採用面接のポイントを
お届けします!
■どんなに学歴が良くても・・・
どんなに学歴が良くても、
この力があるかないかがとても大事だと井上先生。
それが「課題に向き合う力」。
例えば、とっても頭が良くても、
やりたくないことをやらないための理由を述べるために
ロジックを組み立てることに頭の良さを使う人もいるわけです。
企業や組織の人間として、
課題をどう乗り越えていくか?に
取り組める素養を持った人を見るというのが井上先生流。
井上先生は、面接の際に2つのポイントを見るのだとか。
1.課題に向き合う力がある否か
2.もしあるなら、その源は何か?
(ちなみに、このことについては
「採るべき人、採ってはいけない人」
奥山典昭氏の本がお薦めと井上先生。)
とにかく、課題のために一生懸命
頭を使っているかどうかがポイントなんだそう。
なぜか。
課題のために頭を使うのは意外と苦しいのだそうです。
だから、頭を使っているように見せかけて、
人の意見を使ったり、人に考えさせたり、
自分が知っている情報を使ったり、型に依存してみたり。
自分以外の何かで代替したくなるようなのです。
一方、課題に向き合う力がある人間は、
己の中で、とにかく考えようとするのだとか。
では、その力の有無をどう見分けるというのでしょう??
■一番苦しいのは、プレッシャー下で考えること
平時ではなく、有事の対応にフォーカスを
当てましょうと井上先生。
だからこそ、井上先生が使う質問がこちら。
「前の職場でドキドキしたり、ヤバかった~
といった経験はあります?」
ここで、前職のドキドキ体験を教えてもらうのだとか。
そして、その時、周りの人はどうだったか聞いていく。
上司は?同僚は?取引先は?顧客は?
(ポイントは、周りの人の行動から聞くことですよ!
他の人がしたことも自分の成果になる人はたくさんいるそうです)
そして最後に、あなたはどうしたんです?と聞く。
その後、そのエピソード前後の職務経歴書を見れば、
役職が上がったり、新しいプロジェクトを
任されたりしているなら、
信頼を勝ち得たことも推測しやすい。
有事の時の対応が周りの信頼感を作っていたかどうか?
これこそ、まさに「課題に向き合う力」が現れる
一つのエピソードというわけです。
他にも中小企業だったら、
「経営者に相談とかされてました?」という質問も
他者からの信頼感を確認するには、いい質問と井上先生。
履歴書ばかり見て、
本当に自分たちが必要としている力を
見落とさないようにしたいですね。
その「課題に向き合う力」が各会社で
どうしたら見抜くことができるのか??
それにはやはり、一度、各会社の中で
じっくり考えることが大事と井上先生。
3月23日(木)の明快カレッジでは
採用時にこの力を見抜くために
自分たちはどんな施策を打てるか?!
参加した皆さんにも知恵を絞っていただく予定です!
体感して、アイディアを練りたい方はぜひ、お越しください!
2017年3回目の明快カレッジは3月23日(木)。
テーマは「採用戦略~採用するリスクと可能性~」
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次回もお楽しみに^^
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■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
編集担当の佐藤明日美です。
課題に向き合う力と聞いて私が思い出したのは
キングダム42巻「渕(えん)さん」の話。
知力も武力もそこそこのただ主人公の隊に
最初からいるだけ(と思われている)の副長が、
戦場で大役を任される。
周りの人間は「人選がおかしい」と言う。
でも、主人公の隊長と軍師は言う。
「適任だ」と。
その理由を聞いて思う。
とにかく懸命に
その場に向き合って得てきた信頼感は、
きっと人によって違うのだろうと。
知力、思いやり、分析力、発想力。
だから、向き合い方にもきっと
人それぞれの「色」が出ているんじゃないか。
対峙する側にいるなら、
その色をたくさん見抜いてみたい。
「信頼感」の足掛かりのきっかけを
創れる可能性をちゃんと知っていたいな。
そんなことを思った今回のインタビューでした。
では、次回もよろしくお願いいたします^^
佐藤明日美
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