『関係の質を深めるヒント?~上司は水になる~』~明快通信Vol.144~
2017年2月28日
おはようございます!
人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。
キーボードを打っている最中に話しかけられると
自分の話した言葉を打ち込んでいる時ありますよね。
(不器用な割に器用だなと思う今日この頃です)
それでは、気を取り直して、
今回も、本文の前にお知らせです!
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では、本日も参りましょう!
■テーマ:『関係の質を深めるヒント?~水になる~』
この明快通信でも、再三にわたり
井上先生がお話ししてくださったことがあります。
組織をマネジメントしていくために
その基礎になるのが「信頼感」の確保ですと。
それこそが「関係の質」であり、
それを高められるかどうかにかかっているんですね。
なので、改めて
今回は「関係の質のはじめの一歩」について
お伝えしたいと思います!
■感じ方はみな違う
井上先生は言います。
「映画を観に行くとさ、すっごい良かった~って
お互い興奮して話してみたら、まったく違うポイント
に感動してたことあるでしょ?」
私はよくありますね、井上先生。
ついつい、自分が感じているように、
他人も感じていると思ってしまう。
映画の例のように、それぞれ感じるところや
情報を受け取りやすいところの入り口が
違うわけですと井上先生。
つまり、関係の質を深めようと思った時に
まず、意識をしなくてはいけないことがある。
それが、「みな違う入口を持っているということ」。
丸い入口に向かって、
同じ大きさの四角いものを
入れようとしたって入っていかないでしょ?と井上先生。
だから、上司のスタンスは
自分が「水」で相手の入口に併せて、
流れ込んでいくイメージなんだそうです。
「水」になれば、相手に言葉が伝わる関係性が
できやすいとのこと。
そして、水になるときに、
さらに重要なことがあると井上先生。
いったい何でしょう?
■魔法の質問「どう思う?」
井上先生は、言います。
「まず、相手の入口を探さなくてはいけないです。」
水として入っていくための入り口。
そのために、相手に問いかけるのだそうです。
「このテーマについて話したいんだけど、
これについてどう思う?」
ちなみに、こちらが明確な答えを用意して聞くと、
相手は敏感に察知するので注意が必要とのこと。
(その瞬間にシャッターが下りてしまう人もいるそうです)
だから、スタンスはあくまで「教えて」というスタンス。
そして、この話は反応がいいなとか、
この話だと、頑なになるな、嫌な顔するなとか、
相手を見ておく。
繰り返し質問をしていく中、反応がいいところには、
受け入れやすい入口があるはずと井上先生。
それが分かったら、例えばこんな使い方もできるのだとか。
例えば、相手に嫌な業務連絡をするときには、
反応の良い情報から相手に伝えて、
その後に嫌な業務連絡をする。
嫌な情報を単刀直入に伝えるよりも
相手の拒絶の具合が変わってくるのだそうです。
この繰り返しが、
「理解してもらっているかも・・・。」
「わかってくれているかも・・・。」
「この人なら、自分のフィールドに
立ち入らせてもいいかな」
水として、染み込んでいける入口を探し、
質問を繰り返すことで、相手をさらに知る。
その上に、「信頼感」と言えるものが
生まれてくるんですと井上先生。
人は、自分とは違う入口を持っている。
そして、それぞれに「事情」がある。
それが分かってくると、こちらも
ただやみくもに怒ったり、落ち込んだりしなくなるのだとか。
ぜひ、目の前にいる人の入口を探してみてくださいね。
まずはそこがはじめの一歩なんだそうです^^
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次回もお楽しみに^^
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■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
編集担当の佐藤明日美です。
「人それぞれ違う入口」の話を聞いて、
大好きな「キングダム」で思い浮かんだのは
このエピソードでした。
趙の国で生まれ落ちた幼き秦王。
異国の地で、自国への恨みを小さな心と身体で
独り受け止め続ける。そうやって作られた闇。
その暗闇から秦王を引き揚げた人物。
商人「紫夏(しか)」。
この時、幼き秦王の心の入口が、
「月」の話だったんじゃないかと思うのです。
美しく輝いた月は、苦しみのどん底で観ると、
嘲り笑っているように見える。
けれど、月がいつも以上に美しく輝いているのは
くじけぬように励ましてくれるからだ。
紫夏は、この話を通して、
秦王の心に小さな穴をあけ、一筋の光が差し込んだのだと思うのです。
これが、後々続く壮大なストーリーの礎。
「関係性」の初体験だったのかななんて感じておりました。
では、次回もよろしくお願いいたします^^
佐藤明日美
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