『人の力を引き出す一つの方法』～明快通信Vol.141～
2017年2月7日
おはようございます！
人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。
覚悟の磨き方ならぬ、五感の磨き方。
まずは、嗅覚！！ということでいい香りに
余念のない先ごろでございます。
（次は、聴覚！気持ちいい音聴きに行きます！）
それでは、気を取り直して、
今回も、本文の前にお知らせです！
明快カレッジ２回目のテーマは
「人材制度・評価制度の構築法～制度の正しい作り方～」。
なぜ、その制度がうまく機能しないのか？
思った通りの成果が得られない制度導入中の方、
ぜひ、お越しください^^
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では、本日も参りましょう！
■テーマ：『人の力を引き出す一つの方法』
こんなご質問をいただきました。
「人の力を引き出す魔法のような方法は
ありますか？」
ありますか？井上先生。
「魔法ねぇ…」という井上先生に
お話を伺ってきました。
■引き出したい力はあるのか？
そもそも、人の力を引き出す前に
確認してほしい事があると井上先生。
「その人の何を引き出したいのでしょう？」
ご自身の社員や部下を思い浮かべた時に
その人のどの力を引き出したいかを
明確に答えることはできますか？とのこと。
力を引き出したいときに、2つの観点があります。
１．すでにその片鱗が見えている
２．こちらが伸ばしてほしいと思っている
2の場合、こちらの期待のみが
含まれている場合も無きにしもあらずとのこと。
というわけで、今回は
片鱗が見えているのに出し惜しみしているような、
もっと伸びるのになぁと思っている人に対して、
さらにその力を引き出すことを
考えてみたいと思います。
■力の片鱗をまずは感じる
もし、あなたがその人のある力を
感じ取れているなら、
まずは、自分の感覚を信じることから始めてほしい
と井上先生。
そして、こう伝えてみる。
「●●さんてさ、ものを伝える力が
すごいなって、私は感じるんだけど」
部下：「えっ？そうですか？」
「今度、商談の時に自分のしていることを
感じてみたらいいと思うよ」
これはいったい、どういう過程か、
井上先生が説明してくださいました。
井上先生曰く、
「感じるんだけど、って伝えるのは
フィードバック（以下、FB）です」
FBとは、何か。
その人が受け取った場合、
「自己認識を始めるということ」なんだとか。
そして、その力を本人が自己認識したとき、
「俺（私）って、できるのかも」と思う。
そしてすかさず言う。
「ほら、やっぱり！あるでしょ、その力！」
この時に、起こること。
それは、今まで無意識下でしていたことが、
意識下で自分の行動と結びつくという事。
ここまでいくと、本人がその力を
「使う」「使える」ということに意識が向く。
ここで、こちらは
よりその力を発揮してもらうための
提案ができるということだそうです。
キラッと光るものがあるのにな。
いいところ持ってるのにな。
なんだかパッとしない時には、
もしかするとその人がその力を
自己認識できていない可能性があるということ。
ぜひ、やってみてくださいね。
ポイントは、
１．こちらがその人の力を「感じてるよ」と伝える
２．本人に意識させる
３．その力が発揮された時には、重ねてFB！
「ほら、やっぱりできるじゃない！」
FBが大切というのは、その人の自己認識を
広げることができるということなのかもしれませんね。
最後に井上先生より、
「引き出す前に、こちらもその人の力を
感じる力も育てないといけないですけどね^^」
皆さんはどうでしょう？何を感じましたか？
2017年2回目の明快カレッジは2月16日（木）。
テーマは「人材制度・評価制度の構築法～制度の正しい作り方～」。
お待ちしております^^
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組織マネジメントに楽しさと喜びを！
次回もお楽しみに^^
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■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
編集担当の佐藤明日美です。
個人的に敬愛してやまない映画監督。
橋口亮輔氏。
とにかく一言では語れないほど、
波乱万丈な人生を歩んでおられる監督。
人生真っ暗闇の状況で行った
俳優の卵たちを集めたワークショップ。
その中で出会った名もなき俳優二人に
一昨年公開された映画の主役を渡す。
脚本は当て書き。
彼らの個性を余すことなく脚本に投影した。
そして2015年の映画賞を総なめに。
主人公の彼は日本アカデミー賞新人賞を取った。
監督にしか見えない彼らの「光と闇」が
あったのだろうと作品を見て思う。
その人を知るという事。
その人を活かすという事。
活かす為に、クリエイティブすること。
本当に面白いよなぁと今回の明快通信を
書きながら、思ったのでした。
では、次回もよろしくお願いいたします^^
佐藤明日美
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