『変化への拒否反応が強い部下への対応方法 Part.2』～明快通信Vol.140～
2017年1月31日
おはようございます！
人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。
最近も、懲りずに一人カラオケに行くのですが
意外といろいろはかどることを発見。
（カラオケルームで落ち着く自分の心内が気になります）
それでは、気を取り直して、
今回も、本文の前にお知らせです！
明快カレッジ２回目のテーマは
「人材制度・評価制度の構築法～制度の正しい作り方～」。
自分が描く理想の組織に、制度をどう活かしますか？
活かし方を知らないと、時として劇薬になる制度。
気になる方はぜひ、お越しください^^
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では、本日も参りましょう！
■テーマ：『変化への拒否反応が強い部下への対応方法 Part.2』
前回は、変化を恐れる部下が、
何を失うと思っているのか？！を感じてみましょう
というお話をしました。
ポイントは
１）有能感 ２）自律感 ３）関係性でしたね。
前回の記事はこちら↓↓
http://jujube-ex.jp/Lcc769/21551
今回は、今得られているものを
未来でも得られるという事を提示する方法。
伝え方で失敗する人が少なくないらしいので
井上先生から聞いてまいりました^^
■組織としての「理屈」の伝え方
そもそも、社員や部下に変化を求めるという事は、
どういうことでしょう？
会社やチームとして、目指したいものを
一緒に見てほしいという想いがあるからですよね。
井上先生は言います。
「会社が変化しようとしてるんだから変われ！
というのは、統制でしかないんです」
どういうことでしょう？
人は無意識化で
統制やコントロールを感じると変化を拒む。
そして、内発的動機が伴わないと人は動かない。
とのこと。
統制やコントロールを感じさせないために
気を付けるポイントはこの３つと井上先生。
１）今のやり方を否定しているわけではないことを伝える。
２）今よりよくしたい、今よりもっとよくなれるという
会社としての想いを自分の言葉で伝える。
３）どうしたらいい？と本人に投げかけてみる。
否定せず、未来への拡がりについて伝え、
最後に、本人に選ばせる。
そして、現在、得ているであろう内発的動機を
満たす言葉も忘れずに。
・いまやるべきことはできてるよな！すごいよね。
（有能感）
・やるなら、しっかり応援するからな。（関係）
・あなただったらどうする？考えてみて！（自律）
相手によって、注意したいのは
こんな伝え方と井上先生。
「君はここができてるんだから、
もっとこうやったらいいと思うよ」
意外とこの言葉を言った瞬間に
統制を感じる人もいるとのこと。
結構、使っておられる方いるのではないでしょうか？
アドバイスならいいですが、
こういった変化を求めるタイミングでは、
適さないことも多いと井上先生。
■トーンがすべて
井上先生は言います。
「あくまで方法論だからこそ、
その時の伝える側の心の持ちようは
相手に伝わるものです」
こういった言い方を使っても、
経営者、上司自身が「やれ！」「変われ！」と
思っているなら、それはそのまま伝わるとのこと。
だからこそ、井上先生は言います。
相手の内発的動機を感じたのなら、
本人にもっと有能感を持ってもらいたい。
自分でもっと決められるという自律性を感じさせたい。
関係がもっと広がり、悪くならないと感じさせたい。
という想いを持って、伝えてみることも
一つのポイントです^^と。
皆さんは何を感じましたか？
2017年2回目の明快カレッジは2月16日（木）。
テーマは「人材制度・評価制度の構築法～制度の正しい作り方～」
お待ちしております^^
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組織マネジメントに楽しさと喜びを！
次回もお楽しみに^^
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■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
編集担当の佐藤明日美です。
このテーマを書いた日に、
ちょうど観た映画がありました。
変化を恐れるとき、全ての人間が
敵になったような気になる。
映画の名前は「ヤング・アダルト・ニューヨーク」
44歳の中年男性。冴えない記録映画監督。
そんなある日、
若々しく、寛大で可能性に満ち溢れた
25歳の若者と友達になる。
自分の失ったものを取り戻せるような錯覚。
新しい事に挑戦してみようと思ってもうまくいかない失望感。
そして、25歳の若者の裏切り。（と本人は感じる）
自分に大事なことを気づかせてくれる出来事。
それは決して、素敵なことだけじゃない。
その時、もがいても、のたうち回っても、
動いたら、何かは変わるんだよな。
変わるのは怖いですよ。
でも気づいたら、変わってるんだよな。
そんなコメディ映画でございました。
では、次回もよろしくお願いいたします^^
佐藤明日美
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