『変化への拒否反応が強い部下への対応方法 Part.1』~明快通信Vol.139~
2017年1月24日
おはようございます!
人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。
明快通信の本文が書き終わった瞬間に、
テキストフリーズ、強制終了、原稿全てさようなら。
(新年早々、と~っても鍛えられました^^)
それでは、気を取り直して、
今回も、本文の前にお知らせです!
今年の明快カレッジは、組織をどうデザインしていくかを
一年を通して皆さんにお伝えしていきます!
2回目のテーマは、
「人材制度・評価制度の構築法~制度の正しい作り方~」。
制度導入は、失敗すると後が怖い。
どうして制度を入れたいのか?
その本質の課題は、制度でクリアになりますか?
制度についての課題がある方は、ぜひお越しください^^
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では、本日も参りましょう!
■テーマ:『変化への拒否反応が強い部下への対応方法 Part.1』
先日、こんな質問をいただきました。
「今までのやり方を大事にしすぎて
変化を恐れる部下がいます。
今までの事も大切ですが、
より効率的に深く考えてほしいです。
まず、何から始めればいいですか?」
似た悩みを抱えている方は、実は少なくないと井上先生。
今日は、変化を恐れて拒否反応が強い
社員、部下への対応方法のヒントをお届けします!
■変化を嫌がる理由
井上先生は言います。
「変化を嫌がるのはどうしてだと思う?」
皆さんはどんなことを思い浮かべたでしょうか?
井上先生の答えはこちら。
・変化することで失うものへの恐れがある
さらに井上先生曰く、
「こういった恐れ(-)と、
未来に得られるプラスのもの(+)の
総和がプラスであれば変化に対する抵抗が出にくいんです」
式に表すとこんな感じ↓↓です。
変化への恐れ(-)+ 未来に得られるもの(+)=マイナス? プラス?
そして、この総和がマイナスである人に
拒否反応が出やすい傾向が強いと井上先生。
ですので、その人の拒否反応を小さくしたいのであれば
1.恐れ(-)をいかに小さくしておくか
そして
2.未来に得られるものに対する
プラスのイメージをいかに大きくできるか?
という2点がポイントになると井上先生。
では実際に、どう考えて行けば良いのでしょう?
■現状から得ているものを分析する
恐れが発生するのは「失う」ものがあるから
と井上先生。
ではいったい、何を「失う」というのでしょう?
多くの場合、その本人が、
現状から得ている何かがあるのです。
裏を返せば、「今の事をやりたい」という
気持ちがあるということ。
その多くは、次のポイントが
関係していると井上先生は言います。
1)有能感
2)自律
3)関係性
この3つのうちのどれか、
もしくは、複数を現状から得られているはずなんです。
これは、実は、内発的動機に大きく関わってくるものなんだとか。
例えば、
・自分で選択できる幅が確保されている(自律)
・これだけの仕事を任されている(有能感)
・これをやっていることで信頼が生まれている(関係)
など。
井上先生は言います。
「何を得ているかを知るために、
本人がしてきたその業務を一緒に振り返ってみてください。」
この内発的動機の3つの観点から
分析してみてほしいと井上先生は言います。
そして、これまでを一緒に肯定して見てみる。
いろいろやってきたね~と。
そうやっていくと、得てきたものへの肯定感が高まり、
「失う」ものへの恐れを低減してくれると井上先生。
そして、次に、未来に視点を向けてみるのだそうです。
■未来に得られるもの(+)を大きく
これまでの流れで、いったい何を得ていたのか?
それが推測できたなら、次はどうするのか?
次は、その人の未来でも
その得たいものが新たなかたちで得られることを
分かってもらえばいいと井上先生。
例えば、
「自分である程度判断し、仕事を完遂できている」という
自律感を得ているのであれば、未来での自律感を呈示する。
実は、この時、多くの人が伝え方で
失敗をすると言います。
そのポイントとして、
・今のやり方を否定せずに、こちらのある想いを伝えること
・伝えるときに、●●を感じさせない
これについては長くなるので、次週、お届けしますね!
今日は、変化を恐れる部下が
何を失うと思っているのか?!を感じてみてくださいね。
ポイントは
1)有能感 2)自律感 3)関係性
というわけで、もっとこういうところが
知りたいということがありましたら、
こちらのメールにご返信ください^^
2017年2回目の明快カレッジは、2月16日(木)。
テーマは「人材制度・評価制度の構築法~制度の正しい作り方~」
お待ちしております^^
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組織マネジメントに楽しさと喜びを!
次回もお楽しみに^^
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■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
編集担当の佐藤明日美です。
一体、その人の動力源が何なのか?!
今日は、そんなお話なのかもしれないですね。
動力源と言って、最近、強烈なインパクトを
受けた漫画が「ゴロンドリーナ」。
舞台はスペイン。
ある女の子が正闘牛士を目指すお話。
自分が動いてしまう力をなんと認識しているのか?
それによって生き方・あり方が変わる。
時間の概念が無くなるその瞬間に
自分が溶けあうようになる。
もはや、無我の境地で赤い布(ムレタ)を振る主人公。
そんな自分であったその瞬間に
多くの人を巻き込む引力が発生する。
それがその人の魅力。
自然と自分が動いてしまうもの。
それでいて人を惹きつけてしまうもの。
それが本当の動力源なんだろう。
そんなことを感じた漫画でございました。
他のところも響きましたが、
書き出すと止まらないので、今日はこの辺で・・・
では、次回もよろしくお願いいたします^^
佐藤明日美
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