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『人物の長所と成果を切り分けると何が生まれるか?』~明快通信Vol.126~

2016年10月11日


おはようございます。

人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。

 

ついに教習所の教官に、

「センスあるよ」と言われました。

天にも昇る想いとはまさにこのこと。

 

(私、調子づいたら伸びますよということを主張しております。)

 

さて、今回も、本文の前にお知らせです!

ついに、明快カレッジ

来年2017年のスケジュールが確定しましたので

ぜひHPをご覧ください^^

 

来月、11月18日(金)の明快カレッジのテーマは

「リーダーシップとフォロワーシップ」です。

リーダーシップを発揮しても、

現場にフォロワーシップが発生しないとうまく動かない。

思い当たる節のある方ぜひお話聞きに来てくださいね。

 

お申込みはこちら!

⇒ http://jujube-ex.jp/Lcc769/11411

 

それでは、本日も、井上健一郎先生のお話を、

私、佐藤がお届けして参ります。

 

井上先生の実践編をもっと知りたい方は

ぜひ、合わせてPodcastをお聞きください♪

http://jujube-ex.jp/Lcc769/21411

 

■テーマ:『人物の長所と成果を切り分けると何が生まれるか?』

 

井上先生は言います。

 

「人のことを評価するのに恐怖を感じているリーダーって

結構多いんだよ」

 

ちゃんと現場で部下と向き合っている人でも、

恐怖を感じることがあるのだとか。

 

それも、成果が思うように上がっていない時に。

 

というのも、現場で部下と向き合うリーダーは

実は、部下の長所を挙げろと言われれば挙げられる。

 

でも、その長所が成果に結びついていないとしたら?

 

堂々と「こいつ笑顔が本当に最高の奴なんです!」

「こいつは人の話を聞くのが本当に巧い奴なんです!」

「だからA評価としたい!」などと言い切れる人は

まずいないとのこと。

 

チームの雰囲気をよくしてくれる存在だけど

目標達成度は低い。

成果が悪ければ会社からは評価されないので、

褒めたいけれど、その点を改善せねばどうにもならない。

 

けれど、実際に褒めずにそこを指摘し続けると

確実に関係性を悪くしていくと井上先生。

 

だからこそ、

「人物の長所」と「成果」はまず切り分けなさいと

井上先生は言います。

 

どういうことでしょう?

 

■捉え方を変える

 

まず、なぜ「長所」を認める関係性があった方がいいのか?

 

それは、「長所を認める」ということが

その人の「存在価値」を高めるからなのだそう。

 

「存在価値」を高めるとどうなるか?

 

「自分が役に立っている部分がある」と本人が認識できる。

 

そうすると、初めて「貢献しよう」と言う気持ちが

生まれていくのだそう。

それが進むと、自主・自律といった動きが出てくると

井上先生は言います。

 

つまり、成果が上がっていなくても、その部下が

持っている長所をフィードバックするということは、

「貢献意欲」を確保・維持し続けることになるのだそうです。

 

だからこそ、もし社長が、

そんなことを言ってくる管理職に、

「話聞くのが上手くたって、成果出してないじゃねぇか!」

なんて言ってると、次の現実が待っています。

 

それは、管理職自身が、成果が上がり続けなければ、

自分の評価がされないことを認識してしまう。

 

そうなると、社長と管理職の関係の質も

怪しくなると井上先生。

 

成果が上がらなくて苦しくても、

ちゃんと長所は言う。

 

そして、その上でチームとして

上げなきゃいけない成果は明確にするぞ。

結果は、シビアに見るぞという姿勢を持つ。

 

そうなるとどうなるか?

 

■両方言えて、それでいい

 

「お前は、笑顔がとにかく最高」

 

「成果も上がると最高だよな」

 

この両方を言える関係が会社中にあること。

これを作ってほしいと井上先生。

 

存在価値が高まり、

「貢献しよう」という気持ちが芽生えたなら、

成果を出すためにどうしたらいいか?を

考えてもらうためにその気持ちを使うのだと言います。

 

成果を出すことだけを始めからずっと考え続けるのは

部下たちも苦しいし、厳しいと井上先生。

 

自分が「自ら動きたい」という気持ちが

いつもチームの人たちのどこかにあること。

 

それは、人物としての長所と成果を切り分けた時に

根付いていくものなのかもしれませんね。

あなたならどちらも言える関係性をどのように作っていきますか?

 

というわけで本日はここまで。

 

そして来たる11月18日(金)の明快カレッジのテーマは

「リーダーシップとフォロワーシップ」。

ついていく側の視点を知ると全員がリーダーになれる?!

 

お申込みはこちらから!

⇒ http://jujube-ex.jp/Lcc769/31411

 

お待ちしております!

 

組織と感情の狭間にヒントはある?!

次回もお楽しみに^^

 

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『明快カレッジ』

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■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

 

編集担当の佐藤明日美です。

 

成果を出すためには、実は違うところにキーがあった。

今日はそんなお話なのではないかと思います。

 

そんな時に思い出したのは私が最近ハマっている漫画。

「昭和元禄落語心中」

 

芸を追求する。師匠がいて、弟子がいる。

 

そんな落語の世界で『ネタ』は口伝が基本。

それを自らに落とし込んでいくわけですが、

同じネタなのに決して憧れの師匠や先輩のように話せない。

 

名を遺していく落語家たちは、みな「自分の落語」を

知っているのだそう。

 

その「自分の落語」が分かった時、

初めて、観客を巻き込み、沸かせるという快感を知る。

 

師匠や先輩のように観客を沸かせるには

結局「自分の落語」を見つける以外に答えがない。

 

それがつまり、キーなんでしょうね。

 

またその過程に、地獄の苦しみと至福の喜びが顔を出す。

ぜひ、興味のある方はご一読を!

 

それでは、次回もよろしくお願いいたします!

 

佐藤明日美

 

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