『井上先生がリーダーとしてやってきたこと』~明快通信Vol.125~
2016年10月5日
おはようございます。
人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。
2日続けて、急行で降りる駅を逃がす。
通り過ぎる我が最寄駅。遠のく我が家。
(各停と帰る時間が変わらない)
さて、今回も、本文の前にお知らせです!
ついに、明快カレッジ
来年2017年のスケジュールが確定しました!
今年聞き逃した方も、1年通して聞いてくださった方も、
気になるテーマに参加された方も、1年前の自分、
組織がどう変わってきたか振り返りに来てくださいね!
来週10月11日(火)の明快カレッジのテーマは
「人材育成~人を育てるとは?~」です。
そちらもどうぞお楽しみに!
2017年の日程とお申込みはこちら!
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それでは、本日も、井上健一郎先生のお話を、
私、佐藤がお届けして参ります。
井上先生の実践編をもっと知りたい方は
ぜひ、併せてPodcastをお聞きください♪
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■テーマ:『井上先生がリーダーとしてやってきたこと』
井上先生のリーダーとしての喜びという視点で、
前回はお送りいたしました。
今回は、その喜びを支えていたノウハウ編。
1つは、井上先生がやり続けていたこと。
1つは、何も知らない分野のリーダーになった時に気づいたこと。
この2つをお伝えできればと思います!
◆井上先生が絶対にやらなかったこと
井上先生が絶対にやらなかったこと。
それは、
「自分で結論を出すこと」なのだそうです。
最後に「どうしましょうか?」と
判断を迫られたときには決断をする。
でも、その判断に至るまでの道筋や手法は
部下に考えさせていたのだそう。
それというのも、井上先生のいた職場は、
とにかく考えなくてはいけない現場であったのだとか。
だからこそ、相談に来るまでは様子を見守り、
相談に来たなら即座に「こうなんじゃない?」と応える。
「俺はこう思うけど、お前はどうしたい?」
必ず、問い返して、部下に決めさせたのだそう。
それでも、自分自身の経験や視点から見て、
部下の動向が心配な時もありますよね。
そういう時に井上先生は、
「前にこういうことがあった時には、
こういうところが上手くいかなかったから、
その点だけは考えといてね」
と必ず、伝えていたのだそう。
この時の井上先生を想像するに、
口は出さないけれど、部下の一人一人を
遠巻きに観ておられたんだろうなということ。
よく井上先生が明快カレッジでもおっしゃること。
それは「観察しなさい」ということ。
井上先生自身が実践してきたことだったわけです。
それにしても、遠巻きに観ていることも含め、
部下に決めさせることに不安はなかったのでしょうか?
それが次の話に続きます。
◆井上先生が選んだ「バカな」上司の道
井上先生が現ソニーミュージックにいた30代前半の時。
営業本部から販売促進部に課長として
配属された時があったのだそう。
その当時の井上先生はプロモーションの経験はゼロ。
でも課長として、結果に対する責任はあったわけです。
営業にいた時は、とにかく業績目標達成。
一方、販売促進は、
アーティストの世界観を作り出すための
キャッチコピー制作や雑誌取材のディレクションなどの
クリエイティブな世界。
右も左もわからない現実。
だからこそ、すぐに「バカ」になったのだそう。
「それわかんないや」
「それってどうしたらいいの?」
聞けば、現場のベテランの人が
「こういう時はこうなんですよ」と教えてくれる。
「へぇ~そうなんだ。じゃあやってみよう」
うまくいかない時も、もちろんある。
何度もそんな経験をしながら、
自分も現場に出て、プレイングマネージャーをして
その構造を理解していったのだそう。
最初はわからないからこそ「バカ」になり、
見守るしかないこともあったのだそうです。
けれど、自分が「バカ」になって、
なんでもかんでも自分で決めないと、
チームに意見や違和感が出てくることに
気づいたと井上先生。
そして、それが新たなアイディアに繋がったり、
チームとして何かを生み出すことに繋がる。
メンバーとチームの成長が見える。
井上先生にとっては、新しい経験だったわけです。
そしてそれは自分自身が
決めないという恐れや不安も払拭していたのだそう。
そう実は、井上先生がお伝えしていることの原点は
ご自身の経験が根底にあるわけです。
自分が「バカ」な上司になって初めてみた景色。
井上先生の話を聞くと、世界が180度変わるという人が
たまにいらっしゃるのですが、井上先生自身が
そんな体験をしているからかもしれませんね。
皆さんはどんなことを感じましたか?
そして来たる10月11日(火)の明快カレッジのテーマは
「人材育成~人を育てるとは?~」。
人を育てるという壁に風穴を開けたい方は
ぜひ一度井上先生のお話を聞きに来てみてください^^
視点が変わると世界が広がるかもしれません?!
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お待ちしております!
組織と感情の狭間にヒントはある?!
次回もお楽しみに^^
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■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
編集担当の佐藤明日美です。
今回の記事を書いていて思いついたのが
なぜか漫画『幽遊白書』でした。
少年ジャンプに連載されていた漫画なので、
主人公の高校生が強くなるために、
修行を受けるシーンがあるのですが、、、
このときに玄海師範というお師匠さんから
課題を授けられる。
玄海師範は、ただ彼が自分の力で乗り越えるのを
信じて待つだけ。手は出せない。
ある意味、絶大な根拠のない信頼があるように思えます。
自力で苦行を乗り越えた弟子を
顔色一つ変えずに迎えた師範は
またクールで格好いいんですが、
本当はすごく嬉しかったんじゃないかな・・・
などと想いを馳せてみたりしたのでした。
それでは、次回もよろしくお願いいたします!
佐藤明日美
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