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『これから新人教育には何が必要になるか?』~明快通信Vol.114~

2016年7月12日


おはようございます。

人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。

 

便利なBluetoothイヤフォン。

でも音が小さい。上げるボリューム。

はたと気づく。繋がっていないBluetooth。。。

 

(ちあきなおみが鳴り響く地下鉄車内の一幕)

 

さて、今回も、本文の前にお知らせです!

8月24日(水)の明快カレッジのテーマは

「組織文化の作り方~考える組織とは何か!?~」です。

組織文化作りの成功は、「自発的に考える組織」の誕生?!

気になる方は、ぜひご参加ください!

お申込みはこちら!

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それでは気を取り直しまして、

本日も、早速、井上健一郎先生のお話を、

私、佐藤がお届けして参ります。

 

■テーマ:『最近の新卒生を見て井上先生が思ったこと』

 

毎年、春が過ぎ、夏が近づくと、

井上先生の顧問先の採用活動や

新卒社員の成長についての話をすることがあります。

 

今年、井上先生が採用面接や

新卒社員研修を行いながら、

気づいたことをお話してくださいました。

 

そこで井上先生が感じた、若手育成の

エッセンスをお届けしたいと思います!

 

■『仕事観』の移り変わり

 

井上先生は言います。

 

今の新卒世代よりその二世代前は、

「仕事っていうのは、お金が入ることだよ!」と

言って、動いている人が多かったんです。

 

一世代前は、

「仕事って何なんだろう?」ということを

探しているような感じでした。

 

 

「仕事とは?」をさんざん彷徨った時代があって、

情報が深まり、今の世代に増えているのは、

 

「仕事は人のためになることですよね?」

「社会のためになることじゃなきゃダメですよね?」

「仲間が大切ですよね?」

 

というような常識的な答えを持っている若者だと井上先生。

 

中学時代からスマホ。

高校・大学時代には大きな震災。

 

自分の興味のある分野に関しては、フ~ッと

入っていけてしまう時代に生きてきた彼ら。

 

井上先生は続けて言います。

 

「ただ、その入っていった世界を大局と

比較をしないから、偏っているように見える。

そのたくさんの情報の中で、

本人たちも『正解』らしきものを見つけている。

でもそれは、決して、本人が辿りついた答えではないんですよね。

ここがポイントなんです。」

 

 

■本人が辿りついていない「正解」

 

採用面接や研修の中で、井上先生は

はたと不安を感じる時があると言います。

 

それは、彼らが口にする言葉が

本人たちの肚から湧き上がってきたものでは

ないということ。

 

その「常識的」な観点から物事を捉えていると

どうなるか?

 

例えば「人のためにやる」という

実際の場面になったとき、案外、その壁や辛さを

乗り越えられない可能性が出てくるのだとか。

 

自分で肚落ちしてない「正解」からは

エネルギーは湧いてこないと井上先生は言います。

 

「こうあらねばいけない」に縛られて、

辞めないけど、どんどん辛くなる。

辛さを解消できない。そして、めげる。

 

では、そんな若者に出会ったなら

どうすればいいのでしょう?

 

■これからの社会人教育

 

今までは、会社に入って、社会人のマナーや常識、

はたまた能力や業務で何を身につけさせるか?が

重要な課題であったと井上先生。

 

そんな研修のオファーもしばしばあったそう。

 

でも・・・と井上先生は続けます。

 

「自分がどんな人間で、どんなものにエネルギーが

出てくるのかわからない人が多い。

自分の根っこが生えてないみたいに見える」

 

だから、入社2,3年の社会人教育としての指導は、

「根っこ」をはやすという感覚を持った方が

いいんじゃないかと思うと井上先生は言います。

 

というのは、自分が何者で、どんな軸を

持った人間なのかを自覚させていくような教育。

 

自分のためにエネルギーがたくさんでる人。

人のために動くとエネルギーが溢れる人。

 

自分にはどんなエネルギーがあるのだろう?

 

自分自身で肯定できる自分。

足りていない自分。

 

肯定できた自分に自信を持っても

常に、足りない自分が高みを目指す。

 

足りてないことは決して悪いことじゃない。

 

そんな風に、自分自身の「今」を自覚させること。

自分自身の「答え」を知ること。

つまりは、エネルギーが湧くポイントを知ること。

 

そんな研修を、社会や時代の流れで

必要になってきたんじゃないかと井上先生。

 

続けて「そんな研修を作りたいと思うんだよね」

という井上先生は、ちょっぴり楽しそう。

 

いつか皆さんにご案内できる日が

そう遠くないかもしれません^^

 

というわけで、本日はこれまで。

 

 

そして来たる8月24日(水)の真夏の明快カレッジ。

自発性は何から生まれるのか?

そんな組織の考え方を知りたい方はぜひご参加ください!

「組織文化の作り方~考える組織とは何か!?~」

 

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お待ちしております!

 

組織と感情の狭間にヒントはある?!

次回もお楽しみに^^

 

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■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

 

編集担当の佐藤明日美です。

 

先日もご紹介した「ズートピア」から今日の感想を。

 

小さな頃から、肉食動物の強さを笠に着る輩が

嫌いな主人公のうさぎ(性別はおそらく女性?)。

草食動物から初めての警官を目指す。

 

警察学校ではバカにされ、体の大きさ、

力の強さを比較される。

周りが簡単にクリアしていく課題に撃沈する毎日。

そして、ある日、ふと気づくわけです。

 

どうしたら課題をクリアして、警察官になれるのか?

 

その小さな体と、身軽さ、すばしっこさを

活かして、巨躯の他の学生を利用して、

全ての状況で自分が使えるものを利用して、

そうやって堂々と首席で卒業するという場面。

 

外には、たくさんの既成の正解がある。

でも、自分ができるベストな回答が

同じであるとは限らない。

むしろ、己の限界を知り、どう活かしたいか?

高みを目指すか?

 

それが井上先生のいう「根っこ」と近いんじゃないかと。

 

そっちの方が大切なんじゃないかと思う、

そんな場面でございました。改めていい映画です。

 

それでは、次回もよろしくお願いいたします!

 

佐藤明日美

 

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