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『20代で優秀だった社員が問題社員に変貌するとき』~明快通信Vol.110~

2016年6月14日


おはようございます。

人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。

 

先日、居酒屋でイクラを一粒、

箸でつまもうとしたら暴発。眼鏡にイクラ飛び散る。

 

(新鮮なイクラの弾力性を初めて体感しました。)

 

さて、今回は、本文の前にお知らせです!

7月8日(金)の明快カレッジの

テーマは「企業ビジョン・バリュー

~何を実現するのか~」です。

会社・チームを動かすビジョンがどんなものか

知りたい方はぜひご参加を!

 

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それでは気を取り直しまして、

本日も、早速、井上健一郎先生のお話を、

私、佐藤がお届けして参ります。

 

■テーマ:『20代で優秀だった社員が問題社員になるとき』

 

20代で優秀だと言われ、

30代前半には現場でもトップとなる。

にもかかわらず、30代後半、40代に差し掛かって

突如、反発心の強い社員に変貌。

 

こんな経験ありませんか?

 

会社としての期待が見事に裏切られる。

そんな経験をされたことがある方へ、

また今、優秀な社員を育てている方へ、

井上先生からのヒントをお届けしたいと思います!

 

■優秀な社員にもいろいろいる

 

まず、20代で優秀とはいっても

色々なタイプがいると井上先生。

 

特に、変貌する社員の場合に多いのがこんなタイプ。

 

井上先生ご自身も、記憶に当てはまることが

あるみたいなのですが・・・(笑)

 

例えば、、、

・到達したい自分だけの基準(領域)がある。

・頑張っているということ自体に魅力を感じる。

・優秀だと認められる仕事のやり方に喜びを見出す。

・周りより、自分のために動く感じが強く出る。

 

周りに思い当たる方はいるでしょうか?

 

こういった方たちが陥りがちなパターン。

それにはまり込んでしまうと、変貌するリスクが

高まるのだとか。

 

その背景を井上先生が解説してくださいました。

 

■変貌するまでの軌跡

 

まず、20代で頭角を現す優秀な社員には、

会社も上司も、色々と「任せ」ていきます。

 

その中で、いつの間にか、「育てる」という感覚を

失っている場合があるのだそうです。

 

そうなると「放任」が始まる。

 

でも、成果を出していることに対する

自負と自信だけはべらぼうに高まっていく。

 

「俺はできる!優秀だと言われている!」

 

自他ともに認める優秀。出世街道まっしぐら。

そうやって、昇進していく中で、さらに

「俺はできる感」を強めていく。

 

でも、社長が屋上からの景色を眺めている人なら

その社員は、せいぜい1階か2階からの景色しか

見えていない。

 

その景色で完結してしまうのだそう。

 

完結して、完成した景色しか知らないから

それを正しい世界と思いこむ。

だからこそ、その景色にそぐわない会社の指示や

方針に立てつくようになる。

 

「会社が悪い」

「現場はそんなのやってられませんよ」

 

と言い出す。変貌が始まるわけです。

 

■必要なのは「謙虚さ」?

 

井上先生は言います。

「ある一定の基準を設けて、邁進できる優秀な人に、

必ず持ち合わせてもらいたいものがあります。」

 

それが「自負・自信・自覚」と「謙虚さ」。

 

自分がある一定の基準に到達している

という自負・自信・自覚。

 

そして、その基準よりもさらに上の基準があること、

その基準に対する未達成を知っている謙虚さ。

 

井上先生曰く、

「この変貌は、自負・自信・自覚のみで

謙虚さが無くなった場合に起こりがち」とのこと。

 

では、変貌した社員への対応のヒントとして

何があるのか?

 

それは、最初にこういった優秀社員には

基準を目指そうとする意欲や性質みたいなものが

備わっているということだそう。

 

だから、変貌したのでは?と思ってしまいますが。

 

井上先生は、ここにヒントがあると言います。

凝り固まった景色の中で、自分の正当性を

叫ぶ社員にどうアプローチするのか?

 

井上先生の回答は、長くなってしまうので、

また次週に続きます!

 

そして来たる7月8日(金)の明快カレッジ。

会社や組織のためのビジョンを作ったのに

あるだけ。効果が無い。なぜか誰にも響かない。

「いったいビジョンって何?」という方。

そして作ったことの無い方には、

人を動かすビジョンのポイントが掴めてしまいます。

 

「企業ビジョン・バリュー~何を実現するのか~」

 

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お待ちしております!

 

組織と感情の狭間にヒントはある?!

次回もお楽しみに^^

 

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■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

 

編集担当の佐藤明日美です。

 

この話を聞きながら、キングダムのことを

久しぶりに考えました。

 

あの漫画の部隊には

あまりこういう人(変貌する人)出てこないよなぁ

と思っておりました。

 

絶対的な強さを誇る「大将軍」の存在が

兵士の基準となっているのかななどと

感じておりました。

 

大将軍がいるからこそ、誰も自惚れられない。

自身の強さを信じていても、

いつでも「未達成」であることが紛れもない事実。

 

漫画の中には、

「武力」「知力」それぞれの基準しかありません。

それぞれの最高基準を目指すという道。

それは、自分が、部隊が、国が生き残る道。

過酷な道なわけです。

 

それでも将軍を目指す者たち。

やはり「大将軍」の存在も彼らの成長のためには

必要不可欠な要素の一つなんでしょうね。

 

一体私は何の将軍を目指せるんだろう・・・

 

それでは、次回もよろしくお願いいたします!

 

佐藤明日美

 

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