『部下と問答をする』~明快通信Vol.109~
2016年6月7日
おはようございます。
人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。
出張中の新幹線の修行。
前の席の子供にちょっかいを出されながら
にこやかにメルマガを書き上げる。
(私の漫画と映画とドラマで鍛えられた集中力はなかなかのもんです)
さて、今回は、本文の前にお知らせです!
6月16日(木)の明快カレッジの
テーマは「モチベーション論
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それでは気を取り直しまして、
本日も、早速、井上健一郎先生のお話を、
私、佐藤がお届けして参ります。
■テーマ:『部下と問答をする』
前回は、部下に一生懸命話しているのに
伝わらない経営者・リーダーの方向けに
「問答」の可能性をお伝えしました。
前回の記事はこちら
⇒ http://jujube-ex.jp/Lcc769/21241
いかに部下から質問させるのか?
それが部下への言葉の浸透力を変えるんですよね。
そしてもう一つ、井上先生が
「問答」の可能性を教えてくださいました。
■聞かせるだけは、未消化を起こす
話し続けたり、まくしたてたりしてると
相手は「聞かなきゃ、聞かなきゃ」と
なるのだとか。
そうなると、聞くことに一生懸命になる。
そう、聞くこと「だけ」に
一生懸命になるのだそうです。
話してる側としては、部下が肚落ちして
それからは、こちらの意図を汲んだ仕事を
してくれることを望みますよね。
でも聞くこと「だけ」に特化した部下は、
自分で肚に落とすことはできないのだそうです。
つまり、話しすぎたり、まくしたてたり
している上司は、部下に「聞く」という状態しか
作ることができていないと井上先生。
では、どうすればいいのでしょう?
■肚落ちする「間」を作る
たたみかけて、まさにぽか~んとなった部下に、
さらに押し込めて言っても、
詰まっていくだけなのだそうです。
相手が呑み込めていないのに、
どんどん口にものを押し込めているような
イメージと井上先生。
だから、違う事をやってるなと思ったら、
「違うと思うぞ」と一言だけ。
「えっ?」という反応を待つ。
そして、部下がうんうんと聞いていたら、
「どうだ?わかるか?」と聞く。
わからないような顔をしているなら、
「どんなところがわからない?」と聞いてみる。
井上先生は言います。
「わかってほしいから、わからせたくなる。
でもわからせようとしちゃいけない。」
個々に肚落ちする時間が必要。
それもその時間は人によって違うのだそうです。
一緒に、同じ方向を見ながら、
質問されたり、質問したりする。
それが立ち止まるということ。
それが咀嚼の時間。
そうやって浸透力を上げていくのだそうです。
■より浸透力を上げるために
井上先生は言います。
「噛み砕いて咀嚼してもらうためには、
本人が分かるポイントを探ること」
例えば、上司自身の経験した話をしてみる。
他の失敗例を伝えてみる。
その業務が組み立てられた経緯を伝える。
などなど、本人がどこで肚落ちするのかは
意外とわからないものなんですと井上先生。
肚落ちまで時間がかかると、
やはり時間がない上司には面倒だなと感じるもの。
それでも、ず~~~~っと伝わらない対話を
続けるより、一回しっかり問答をしてみては?と
井上先生。
問答、質問、そして聴くという流れは、
本人の口で本人の理解について話してもらうこと。
だからこそ、理解が進む。
つまり、浸透力が格段に上がるわけですから。
みなさんは何を感じたでしょうか?!
そして来たる6月16日(木)の明快カレッジ。
部下が何に喜ぶのか、何でやる気を出すのか
わからないといったお悩みの方必見です。
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お待ちしております!
組織と感情の狭間にヒントはある?!
次回もお楽しみに^^
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■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
編集担当の佐藤明日美です。
今回は珍しく、簡単じゃないなと思ったのは
「質問」の意欲は確保されていることが
大前提なのでは?ということ。
例えば、少年漫画でよくあるパターン。
強くなりたくて、修行を頼んだお師匠に
コテンパンに厳しくやられて、逃げ出したり、
教えに背いたいりして、一度、痛い目に遭う。
(だいたい強い敵に負ける)
勝ちたい、悔しい、強くなりたい。
こんな自分の思いを叶えるために、
お師匠の元へ戻り、その教えに対して、
真摯に向き合う。
このときのやり取りは「問答」。
じゃあこの
「勝ちたい、悔しい、強くなりたい」
みたいなものはどこから来るのか?
井上先生が、次の明快カレッジで
触れてくれるんじゃないかと期待しておりますww
それでは、次回もよろしくお願いいたします!
佐藤明日美
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