『組織のビジョンがあるのに衝突が絶えないのはどうしてか?』~明快通信Vol.102~
2016年4月12日
おはようございます。
人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。
一人カラオケをするようになって知ったこと。
花金つまり金曜の夜というのは、
一人カラオケに冷たい。
普通に断られ、時間制限もある。
(カラオケにかける思いは一方通行、片思いであります)
本日も、早速、井上健一郎先生のお話を、
私、佐藤がお届けして参ります。
■テーマ:『組織のビジョンがあるのに衝突が絶えないのはどうしてか?』
心躍るビジョンがあっても、組織に衝突が絶えない。
雰囲気がいまいち良くならない。
いったい何のためのビジョンなんだろう?
なんて首を傾けたことのある方も
いるのではないでしょうか?
いったい、なぜ、ビジョンがあるのに
うまくいかないのか?
井上先生のお考えをうかがってきました!
今回はすこ~し抽象度が高めです。
■ビジョンは方向性を共有するためのもの?
ビジョンは、まさに方向性を共有するためのもの。
井上先生は言います。
「でも理念やビジョンみたいなものを作ると、
それだけで満足してしまう人がいるけど、
理念やビジョンはただのスタートだよ」と。
実際に、ビジョンに向けてチームが
燃え始まったのに、
なんとなくギクシャクしたり、意見の衝突が
増えることがあったりする。
ただ、井上先生から見ると良いビジョンがあれば
起きて当然なのだとか。
むしろ、起きない方がおかしいとまでおっしゃいます。
え?チームがうまくまとまるためではないの?
さぁその疑問に答えて参りましょう。
■ビジョンとは何ぞや?!
井上先生曰く、ビジョンとは
「共通認識・重なり」とのこと。
こんなイメージをしてみてください。
人を一つの円と見立ててお話します。
(光の三原色を思い浮かべながら聞いてくださいね)
マゼンタさん・シアンさん・イエローさんの円が
3つ重なった部分は、「白」になります。
この「白」の部分が「目標やビジョン」、
「同じ言語で語れるモノ」。
組織やチームにおいて
それぞれの人の円が全て重なることは有り得ない。
だから、重ならない部分というのは
必然的に「差異」となるのだそうです。
つまり、「共通」を作ることによって
「差異」の部分が明確になるわけです。
だからこそ、お互いの「差異」の部分が
ぶつかり始めて、衝突が起きると井上先生。
「でも、この『差異』の部分が無いと面白くない」
どういうことでしょう?
■『差異』とは何か?
では、その存在する『差異』をどう捉えるか?
井上先生は言います。
「『差異』は、世界の広がり、可能性の宝庫です」
どういうことでしょう?
例えば、一人ひとりの円が大きくなっていくことは
共通認識の「白」部分の大きさが変わらなければ、
チームの「差異」の領域が増えるということ。
井上先生曰く、
「この差異が、組織に視野の広がりと
チーム全体の広がりを作り出すんです」とのこと。
でも、実際にこの差異が表面化するときには
個々の「違和感」として放出されるんですね。
これがまさに衝突の種なのだそうです。
この「違和感」の処理を間違えると、
ただの衝突が衝突で終わってしまう。
最悪の場合は、チームの崩壊という
結末を迎えることもあるそうです。
でも、間違えなければ、
その違和感は、チームや組織を
成長、上昇させていく種となる。
つまり、ビジョンを作ったのなら、
同時に生まれる「差異」をどう扱っていくか?
ということが、その組織の発展に
大きくかかわっていくことになるわけです。
井上先生は組織の成長をどう捉え、
違和感をどう扱っていくのがいいとお考えなのか?
これについては、長くなってしまうため、
次回以降、引き続き、お伝えしていきますね!!
組織と感情の狭間にヒントはある?!
来週もお楽しみに^^
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■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
編集担当の佐藤明日美です。
今日のテーマは「共通と差異」。
壮大なテーマのように思えます。
ヒーロー映画を見ていていつも思うことですが
例えばスーパーマン。
あの方は、異星人という設定なんですよね。
でも人間に育てられる。
だから、異物の存在として恐れられながらも
地球という自分の育った世界と大切な人を
守るため、その自分のルーツである異星の者と
戦うことになるわけです。
このとき、地球人とスーパーマンの共通は
地球を守ること。
差異は、彼ができることと地球人ができることが
全く異なるところにあるということ。
彼は強大なパワーを持って、
異星の軍隊を撃破する。
地球人は、知恵を絞って、突破口を見出す。
差異にあるのは、そういったそれぞれの
できることに集中するということも含まれるの
かもしれないなとふと思いました。
それでは、次回もよろしくお願いいたします!
佐藤明日美
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