『人の伸びしろを見つける組織のメリットは?』~明快通信Vol.87~
2015年12月15日
おはようございます。
人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。
ラーメンが好きです。
最近は、紙エプロンを用意しているお店も増えましたが、
なぜ、スープはエプロンに向かって飛ばないのでしょうか。
(エプロンの隙間を狙って飛ぶスープの器用さを見習いたいものです)
本日も、早速、井上健一郎先生のお話を、
私、佐藤がお届けして参ります。
■テーマ:『人の伸びしろを見つける組織のメリットは?』
前回は、人事評価では「悪いところにこだわる前に、
伸びしろを考える」というお話でしたね。
前回の記事はこちら↓↓
http://jujube-ex.jp/Lcc1930/11011
とはいえ、まず目の前にある問題行動を
直したくなる方もいるでしょうし、
それによって、組織が良くなるイメージを
持てない方もいるのではないかと思います。
なので、今回は、井上先生のその考え方の
ベースを探ってみたいと思います。
■そもそも、目指すべき組織力とは?
いきなりですが、皆さんは、組織力というと
どんなものを思い浮かべるでしょうか?
私は、なんとなくピンときませんでした。
自主性が高いこととか、
変化に強いというキーワードは思い浮かびましたが、
組織力を構築する要素でしかないように思えます。
井上先生はこう言います。
「個々のプラスの部分の総和が組織力だよ」
個々の持っているプラスの部分、長所や強みの総和が
組織力だというのです。
この考え方こそが、井上先生の考え方のベースのようです。
では、個々のプラスの部分、つまり
長所や強みが生かされている組織では、
いったい何が起こっているのでしょう?
■人間はやはり「感情」で動くもの
会社や評価者が、
社員の長所や強みを分かっているということは
実は、社員にある変化を起こすそうです。
それは、「自分をわかってもらえているという実感」。
そして、この長所や強みを会社が活かすことで
起こることもあるそうです。
これが、「役立っているという実感」。
この2つが持てたとき、人というのは、
初めて組織の中で、「自主性」を持てるんだよと井上先生。
井上先生がこれまでもずっと言ってきた通り、
人間はやはり「感情」の動きが、
思考や行動に出てきてしまうんですね。
分かってもらえているという実感や
役立っているという実感から起こってくる嬉しさ、喜びが
生き生きとした姿に変わって、出てくるわけです。
もうここまでくると説明せずともおわかりでしょうか?
なぜ、悪いところではなく、「伸びしろ」を見つけるのか?
■個々のプラスの総和を上げることをイメージする
「欠けている部分」や「悪いところ」を直すこと、
「強みや長所」をさらに上げていくこと。
どちらが、プラスが沢山生まれていくか?
これは、言わずもがなです。
そして、「欠けている部分」「苦手な部分」を
直そう直そうと働きかけられ続けることで
どれだけプラスが得られるのか?
「直しなさい」という働きかけから
彼らの自主性が生まれるのか?
ただ、注意してもらいたいのが、「悪いところ」すべてに
目をつぶれ!という話ではありません。
伸ばすことをまず優先しろ!ということなのでご注意を。
その方が、組織のプラスの総和が上がるスピードが早いからなんです。
これが井上先生の考え方のベースであります。
皆さんいかがでしたか?
「欠けている部分」と「長所や強み」、
これからどのように見つけていきますか??
組織と感情の狭間にヒントはある?!
来週もお楽しみに^^
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■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
編集担当の佐藤明日美です。
今回は、「個々のプラスの総和」という言葉からの連想映画です。
それはこちら「インサイド・ヘッド」。
アメリカのピクサー社のアニメーション映画です。
舞台は、ある少女の頭の中。
悲しみや喜び、怒り、といった少女の感情たちが主人公であります。
毎日せっせと、感情を乗せた思い出の玉を、
記憶貯蔵庫に送るのが役目。
少女に喜んでいてほしい「ヨロコビ」。
少女に喜んでいてほしいけど悲しみを発動させる「カナシミ」。
ある出来事がきっかけで、少女を悲しませたくないヨロコビは
カナシミを排除しようとする。
ただ、ある出来事の中で、ヨロコビは、
カナシミにしかできない、少女の守り方があると知る。
カナシミは、時に泣くことで彼女の身を守り、
その繊細さは、相手の気持ちに寄り添い心を開かせる。
ヨロコビもカナシミも、それぞれが
得意分野でパフォーマンスを発揮する。
それが少女の幸せになる。それこそまさにプラスの総和。
映画自体が本当に素晴らしいので、ぜひ、
大人に見てほしい。そんな一本でございます。
それでは、次回もよろしくお願いいたします!
佐藤明日美
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