『質問:管理型重視から自主性重視にシフトするとき気を付けることは?!PART.2』~明快通信Vol.77~
2015年10月6日
おはようございます。
人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。
仕事途中に、リフレッシュのため、
自販機で大好きな炭酸ジュースを購入。
でも出てきたのは、嫌いな炭酸ジュース。
あぁ、間違って隣のボタン押したのね、私。
そして、もう一度、購入。
出てきたのはやはり嫌いな炭酸ジュース。
どうやら、表示と違ったジュースが入っていたみたいです。
(リフレッシュが得られないと思った瞬間、人はプチクレーマーとなります)
さて、本日も、井上健一郎先生のお話を
私、佐藤がお届けして参ります。
今回も引き続き、
ベーカリー店を営む社長様からいただいた
質問への回答になります!
質問はこちら****************************************
管理型から自主性を重んじるやり方にシフトしています。
20%を管理して(目的、目標は会社から発表しています。)
80%を自立目標設定と習熟度(技術的)を個人で管理する方式で
毎年1回は書き換えをしてもらう方式にしています。
個人目標設定と同時に、社員と面談してます。
上記で注意すべきことがあれば教えてください!
***************************************************
前回は、経営目標から落とし込まれた目的や目標が、
社員とのコミュニケーションに使えるものになっていますか?
というお話をさせていただきました。
前回はこちら↓↓
http://jujube-ex.jp/Lcc769/1891
今回は、個人で管理する自立目標と習熟度について
井上先生の観点をお伝えしていきます。
■自立目標は、会社への貢献を考えさせる
井上先生曰く、
「目標はあくまでコミュニケーション。
特に大事なのは、どういうふうに会社に貢献するつもりなのかを
考えて、目標を立ててもらうこと」
最初のうちは、社員が立ててきた目標を聞いても
なかなか上司の納得のいくものでないことが多いかもしれない。
けれど、そこで会社の期待を語ることが
コミュニケーションなのでは?と井上先生は言います。
「お店が良くなるための目標を考えてみてよ」
「あなたから見えたお店の課題について、自分では何ができるか
考えてみてよ」
会社のためになるなら、技能アップだって、新商品開発だって
いいかもしれません。
時には、自分のできることを探して、今の自分の業務範囲以外に
視点を拡げてもらってもいいかもしれません。
会社のための自分ができること探し。
大いにやってもらいたいですよね。
■習熟度の考え方は要注意!
井上先生曰く、「習熟度にもレベルがある」
「できる・できない」と、「仕上がりのでき」というのは
違うとのこと。
例えば、建築業界で
設計は同じ、材料も同じ、コンセプトも同じなのに
大工によって、家のできが違うことがあるそうです。
習熟の差が、家の細部の「でき」に出てくるそうなんですね。
こうなると、どんな技術をとっても
その段階やレベルが、厳然として存在している。
だからこそ、会社と社員でお互いにその段階を握り合えていないと
どうなるでしょう?
社員は、自分の習熟度について○をつけたけれど、
会社側はまだ○をつけてほしくないと思っている。
という事態が起こってしまうという事です。
細分化するのが大変なら、最低限クリアしてほしいレベルと
これができたらうちの会社では最高レベルという、
お互いがイメージしやすいチェック項目を作れるといいですよね。
「湿度や温度によって、発酵時間を変えて
いつでも同じ美味しさを保てる」とか。
このくらいのイメージしやすいチェック項目だと、
社員と会社の間に大きすぎるズレは生じないのではないでしょうか。
目標の立て方や、習熟度の考え方、
ぜひ参考にしていただければと思います^^
■そして自主性はどう育つのか?
実は、今回のご質問に対する回答を
全2回で終わらそうと思っていたのですが、
「自主性を重んじるというのはどういうことか?」
という突如、浮上したこのテーマのために、
もう少し、自主性を育てることについて、
井上先生に深掘りをしていただきました。
長くなってしまうので、今回はここまで。
組織と感情の狭間にヒントはある?!
来週もお楽しみに^^
■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
編集担当の佐藤明日美です。
今回、唯一思い浮かんだのは、漫画ドラゴンボールの
孫悟空と亀仙人です。
自分を強いと思っていた人間(サイヤ人?)が
自分より強いお爺さんに出会い、修行し、強くなっていく。
単純なストーリーですが、自分の手の届かないもの、
レベルに気づき、違いを知り、そこを目指す。
実力によって、クリリンと孫悟空ぐらい差が開くこともある。
ドラゴンボール初期では、「武術」を極める話なので、
強くなればそれでよかったのだろうと思いますが、
例えば、伝統芸能のような職人(師匠)とその弟子では
どうなのでしょう。
弟子が師匠との違いに気づき、その違いを知ることが無ければ
伸びること、技を極めていくことはできないだろうと思うのです。
でも、その違いに気づく人と気づかない人の違いって
何なのだろう・・・ここで思考が止まりました。
今度、井上さんに質問してみようと思います^^
次回もよろしくお願いいたします!
佐藤明日美
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