『社員のネガティブ反応は押さえつけるなかれ』~明快通信Vol.062~
2015年6月9日
おはようございます。
人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。
暑くなってくると飲みたくなるのが炭酸水。
会社到着。プシュっ。爽やかな音とともに吹き出す炭酸水。
音を聞きつけて振り返る同僚。
そして、せっかくの炭酸水は4分の1に。。。
(とにかくキーボードが壊れなくて本当によかったです)
さて、今回も井上先生の組織論を聞いてきましたので
私、佐藤がご報告いたします^^
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
■今回のテーマ:社員のネガティブ反応は押さえつけるなかれ
┗…┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┛
前回は、ビジョンや想いを語っているだけだと、
聞き手に当事者意識が芽生えないから、
あまり響かないんですよというお話でした。
当事者になってもらうためには、何が大事でしたか?
思い出せますでしょうか?
ズバリ、聞き手に「問いかける」ことでしたね。
前回の記事はこちら
⇒ http://jujube-ex.jp/Lcc769/1731
さて、今回は、経営者やチームリーダーが
その大事な問いかけを躊躇してしまう理由のお話です。
■組織のトップが問いかけたくない理由
早速ですが、質問です。
組織のトップが、メンバー全体に問いかけを
躊躇する理由はなんだと思いますか?
期待していない。問いかける意義がわからない。
メンバーに考えがあるとは思えない。
いかがでしょうか。
ちょっと書きながら落ち込みました。
私が、井上さんから話を聞いていてわかったことは
躊躇する理由で、組織運営に影響が出るのはこの理由のようです。
「ネガティブな反応をする社員への不安」
みなさん、ネガティブな反応を恐れておられるようです。
当然と言えば当然ですよね。
言われるのが得意な人はいませんし。
でも、実は、組織を良くしようと思うなら
その不安、逆効果のようなのです。
■ネガティブ反応を抑えないほうがいい理由
問いかけて、ネガティブな反応が出てきたなら
むしろ喜んだほうがよいようです。
それはなぜか?
ネガティブな感情というのは、
心の中にたまっていきます。
それが表に出されないということは、
本人の中の不満となり蓄積されます。
ここまでは、なんとなくわかりますよね。
蓄積された不満は、どうなるか。
多くの場合、違った形で社内に放出されているのです。
愚痴。怠慢。消極性。逆らう。反目。
思い当たる節、ありませんか?
ランチに繰り広げられる女子社員の愚痴大会。
お酒が入ると暴発する若手社員。
何を言っても聞き入れない中堅社員。
あるある!と思いますが、
これは、本人たちだけの問題ではないですよね。
それを周りで見ている他の社員にまで、
少なからず、影響します。
そしてそれは、プラスのものでは決してありません。
■みんなの前で言うと、得られるもの
だから、組織トップはまず問いかける。
そして、社員はトップに向かって
内容がネガティブだろうがなんだろうが発信をする。
これの一番の効用は、実は「言えてる感」なのです。
「みんなの前で言えてる感」は、何をもたらすかというと
彼らの中にあったものの最上級の解放。
そうすると、何が起こるか。
例えば、突然、いきなりキレたり、いきなり会社を辞めたり、
蓄積されたものが突如暴発する可能性が減るでしょうね。
ランチの愚痴大会も減るかもしれない。
とはいえ、社長やリーダーは怖いですよね。
でも、「言えてる感」を持ってもらうことの効用は
実は計り知れないようですよ。
ただ、そこにさらにプレッシャーをもう一つ。
ネガティブな反応は出してもらうだけだと、
こじらる可能性があります。
なので、社長・リーダーはやらなくてはいけないことがあるんです。
「語りかけ、問いかけて」さらに何をするのか?
ここについては、次回またお話しますね。
本日もありがとうございます^^
■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
編集担当の佐藤明日美です。
ネガティブなものを受け止めることは
なかなかエネルギーがいりますよね。
ですが、受け止めるにも、
ネガティブなものを出した人への「信用」みたいな
ものが必要なのかなとも思います。
映画「ホビット~決戦のゆくえ~」には、
欲望に目をくらませた王にたいして、
ずっと付き添ってきた重臣たちがどうにか目を覚まさせようと
進言するシーンがある。(普通なら王への進言は大罪)
でも、最終的に、そういった人たちの言葉が、王を現実に引き戻し、
「信じてくれとはいわぬ。もう一度だけついてきてくれぬか?」
と重臣たちに問いかけるわけです。かっこいいシーンなんです。
旅の行程で王への忠義を尽くした重臣たちを見て
社員側にもできることはありますよね、と思いました。
それがおそらく井上さんがよくおっしゃる「プロを目指すこと」。
技術や業務知識といった面で、日頃の信用を築いておくことも
やはり大切なのかなと、身が引き締まる想いでございます。
次回もよろしくお願いいたします!
佐藤明日美
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
————————————————————–
■井上先生の無料【組織活性化プロジェクトセミナー】はこちら
http://jujube-ex.jp/Lcc769/2731
————————————————————–
■『明快通信』バックナンバーが読めるようになりました。
http://jujube-ex.jp/Lcc769/3731
————————————————————–
■人事評価システム「明快」
http://jujube-ex.jp/Lcc769/4731
Facebookページはこちら
http://jujube-ex.jp/Lcc769/5731
■人事評価セミナー
http://jujube-ex.jp/Lcc769/6731
————————————————————–
■経営組織アカデミーはこちら
http://jujube-ex.jp/Lcc769/7731
————————————————————–
■経営組織アカデミー(3%倶楽部会員、『明快』ご購入者はこちら)
http://jujube-ex.jp/Lcc769/8731
————————————————————–
▼『明快通信~中小企業は人事部を作りなさい!~Vol.062~
●井上健一郎のコラム『中小企業は人事部を作りなさい!』
このメールは、究和エンタープライズコンコードによる
メールマガジンです。