『やってませんか?こんな採用~第一印象の罠~』~明快通信Vol.043~
2015年1月20日
おはようございます。
人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。
エレベーターで自分が降りる時に「閉」を押して、
颯爽と格好よく降りた瞬間にドアが閉まるはずが、
押すタイミングが早くドアに挟まれました。
(これに懲りず、颯爽と格好よく降りられるようになりたいと思います)
井上先生から「組織と人」を学ぶセミナーを開催することになりました。
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さて、今週も井上先生から人や組織に関する
ノウハウを取材して参りました。
今回のテーマは「採用」。詳しくは本文で・・・!
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テーマ:やってませんか?こんな採用~第一印象の罠~
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初めて、「採用」の話題に触れてみます。
採用というと、履歴書を見て、面接をして、採用する人材を
決めるわけですが、この時、多くの経営者がはまりやすい罠があります。
今日はそんなポイントについて、話してみたいと思います。
◆この意識がすでに判断を鈍らせている?!
中小企業の採用というと、応募数が限られてきます。
なかなか応募が来ないという会社も少なくありません。
喉から手が出るほど、人がほしい。
だから、8名の応募があるとなると、その中で、
誰の方がいいかな?誰を選ぼうかな?と無意識に思考が働くんです。
この時点で、もう罠にはまっています。
自分の判断に曇りが出てくることは間違いありません。
まず、自分が「この中から選ばなくてはばいけない」という意識に
なってしまっていることを認識してみてください。
そうすることによって、採用面接のときに、笑顔の良さや
職務経歴書に引っ張られて、その人の本質がつかめないまま、
「うちの会社にぜひ来てください!」という弱気なスタンスでの
採用決定というミステイクを犯さずにすみます。
◆良い人と出会う確率
私も今まで、かなりの数の就職面談に立ち会ってきて、
感覚値ですが、20人くらいの人に会うと、
1人くらい「おっ!」と思う人に巡り会える可能性が
あると思っています。
中小企業で何度も求人広告を出すことは大変ですが、
1回の求人で8人しか来なかったなら、もう一回求人を出して、
さらに多くの人と会うスタンスでいた方が良いと思います。
そう思っているだけで、自らの目の曇りで
判断を鈍らせることが減ると思います。
◆書類選考で起こっている怖いこと
限られた応募者しか来ないにも関わらず、
多くの中小企業が行っている書類選考の実態。
実は、すごく怖いと思うことがあります。
以下、全て、同じ経営者の言葉です。
「この人字が汚いね。」⇒落選
「この人、顔写真がよくない」⇒落選
「この人、高校良いけど、大学微妙」⇒落選
「あっ、地元いっしょ!この高校良い高校だよね」⇒選考通過
「ラクビーやってるのか!いいね!」⇒選考通過
いったい、この経営者の選考基準はなんなのでしょうか。
私の知り合いの経営者の方で、とにかく徹底的に
顔写真で選ぶ人がいます。
不思議に思う人もいるかもしれませんが、実は、
このように基準を同じにしていると、
写真での選考が失敗しても、分析が可能になります。
写真で判断し続け、なぜ、失敗したのか・・・?
そして、この問いかけを繰り返し続け、基準が磨かれ、
写真で書類選考をしたあとに、実際に会ってみると
思い通りの人だったという確率が上がっていくのです。
けれど、多くの人は、基準が不明瞭な書類選考をしているわけです。
ある一点を大切にしようと思ったなら、
応募者全員を同じ部分で見ること。
「字」で見るなら、「字」でひたすら判断する。
そして、見方が正しいかどうかの検証を続けることです。
きついことを言うようですが、見方が全く向上しないのであれば
その基準での社長の見る目はないということを認めましょう。
他の基準を探してくださいね。
◆本日のまとめ
多くの中小企業では、不確実な選定基準と自分の心理状態により、
その場の雰囲気に流され、採用後に
「こんなはずじゃなかったのに・・・」と思う事態が度々発生します。
自分が書類選考の基準をどこに設けているのか?
採用時の心理状態で弱気になっていないか?
そんなところに気を付けてみることで、
採用後の「こんなはずじゃなかったのに・・・」
を減らすことができると思います。
求人広告の出し方や面接時のノウハウについてもたくさんありますが、
長くなってしまうので、またの機会に。
ではまた来週お会いしましょう。
井上健一郎
■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
編集担当の佐藤明日美です。
採用のお話を聞いてて感じたこと。
自分が何かに臨むときの心理状態を把握しておくことは
本当に大事ですよね。
例えば、「この業務、不安だな」と思ったのなら、
何が不安なのか。どうして不安なのか。
どうすれば不安じゃなくなるか。
言葉に出して、明確にすることで、
解決策も見えてくるもので。
今年は、不安や怒りや悲しみなどの負の感情を放置して振り回されず、
分解して、ちゃんと付き合えるようになるのが目標です。
次回もよろしくお願いいたします!
佐藤明日美
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