『「コミュニケーションとらなきゃ」の意味するところ 』~明快通信Vol.040~
2014年12月23日
おはようございます。
人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。
自宅の最寄駅まで、自転車で行くことがたまにあるのですが
先日、仕事帰りに、その日は乗ってきていない自転車を
必死に、駐輪場で探していて、気づいたときには心も体も冷え切りました。
(そういう日もあるということで、「あったかいお鍋」で元気出しました)
さて、今日は編集後記で、お知らせがありますのでお見逃しなく。
今週も井上先生から人や組織に関する
ノウハウを取材して参りました。
今回のテーマは「コミュニケーション」。
詳しくは本文で・・・!
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テーマ:「コミュニケーションとらなきゃ」の意味するところ
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先月の「ガイアの夜明け」で社内の「見えない壁」をぶち壊せ!
というテーマで、コミュニケーション不足について触れていました。
170社が参加する運動会を企画されるなど、「場」をセッティングし、
コミュニケーションが深まるきっかけ作りが盛んになって
きているとか。
とはいえ、なぜ、これほどまでに
「コミュニケーションをとらなきゃ」と騒がれるのでしょうか?
■コミュニケーションについての誤解
若い世代だけでなく、私たちの世代にも
SNSをはじめとしたネットワークの波が押し寄せてきていて、
リアルなコミュニケーションを苦手とする人も増えています。
社内の机を並べた隣同士の社員が
メールで会話をしているなんていう話もよく聞きます。
この話を聞くたびに、コミュニケーションをとらせようと
社会・会社はするけれど、当の本人たちは、もしかして
その必要性を感じていないんじゃないかと思います。
仕事が滞りなく進んでいるのだからいいじゃないかと。
それはおそらく、つながりに関する『誤解』だと思います。
ネットワーク社会だから、情報を伝える手段は増え、
スピードも格段に上がり、人と人の間に簡単に「パイプ」は繋がります。
そうなると、パイプが繋がっているから、
そのパイプの中に、水(情報)を流しただけで、
つながったと「錯覚」してしまうんだと思います。
たとえば、仕事で来週予定変更が発生→メールを送る
→相手の返信が無くても「つながった」と思っている。
こんな事態はよく起こっていると思います。
■その「誤解」から生まれる問題
こういった誤解は、どんな事態を巻き起こしているかというと、
「相手が本当にわかったかどうか」の確認をしなくなる
という事だと思います。
メールやチャットツールで、相手の返事が「いいですよ」だったとして
この時に、どのくらい相手が納得して「いいですよ」と言ったかを
決して量ることができないんです。
ここでいう相手の納得度を量るとき、対面であれば、
声音、表情、身振りなど、知らぬうちにたくさんの情報を
取り入れて、相手の状態を知ろうとします。
だから、少しでも表情が曇っていると気づいたなら、
「いいですよ」の声音に少し怒りがこもっていると気づいたなら、
その場で、違和感を解消していけるわけです。
つまり、ネットワーク上のやりとりは、
情報が制限された中での、極端に言ってしまえば
自分中心の一方通行な情報発信にとどまるおそれがあるということです。
■リアルなコミュニケーションとは?
なので、私は、リアルなコミュニケーションは、
そもそも双方向的なものでなくては意味が無いと思うのです。
双方向という事は、その人との関わりが
自分のためになることはもちろん、
相手のためにもなってなくてはいけないということです。
最近では、自分の立場でしか話のできない人が増えていて、
いい関係を創ろうとしたときに、まず自分のメリットを追求しがちで
「相手のため」という部分はおざなりになっていると
感じることがあります。
「相手のため」という視点が入るということは、
自ずと相手のことについて知ろうとしますし、
そうでなければ、「相手のため」に「何をすればいいのか」
わからないわけです。考えてみると当たり前のことですが。
だから、職場で言うなら、「あいつといると助かるし、気持ちいい」と
それぞれが「お互い」に感じられていることが、
コミュニケ―ションがとれているということじゃないかと思います。
■なぜ、今、合同運動会なのか?
最初の話に戻りますが、そんな時代背景のもと、
100社以上の企業を集めた運動会が企画され、
コミュニケーションが生まれ、好評を得ているという事は
そこで何が起こっているのでしょうか?
運動会では、「ゲームに勝つ」という目的を全員が共有し、
勝つために声を掛け合ったり、熱中して叫んでみたり、
勝って喜んだりします。
「チームが勝つ」という目的達成のために
どうしたって、メンバーのサポートをしたり、されたり、
自分のできることに全力を尽くしたり、ということが
意識せずとも自然発生しやすいのでしょう。
リアルなコミュニケーションによって、目標に向かい、達成し、
自分にとっての喜び、みんなで喜びを分かち合うという経験は、
人をまた積極的にするのかもしれません。
そんなところが、好評を得ている一つの要因なのではと思います。
みなさんはどのように考えますか?
■次回は、職場でのコミュニケ―ションについて
もう少し考えてみたいと思います!
来週30日は勝手ながら、配信はお休みです。
次回は、1月6日(火)になります。
皆様、良いお年を!
では、また来年、お会いいたしましょう。
井上健一郎
■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
編集担当の佐藤明日美です。
明日は、井上さんの特別無料セミナーのご案内を
させていただきますので、お見逃しなく!!
今回のこのコミュニケ―ションが苦手という話を聞いたときに、
阿川佐和子さんのお話を思い出しました。
「私、人見知りなんですよ」は甘えだと。
耳が痛い。痛すぎます。。。
阿川さんも人見知りだし、「コミュニケーションが得意」って
胸を張って言える人なんて、そうそういない。
だから、「人見知り」を理由に、やらなくていいことなんてあるかい!?
という事だったかと思うのですが。
苦手だと思っていることは、することに苦痛が伴うので
どうしたって、楽な方に楽な方に流れていきたくなるし、
ついつい、納得できるような理由や言い訳を探してしまう。
そんな自分をもう一人の自分にしっかり認識させたいと思った
そんなお話でありました。
また次回のメルマガでよろしくお願いいたします!
佐藤明日美
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