- 人事評価システムの明快
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会社が成長するとき
中小企業が成長するときとは、どんなときでしょうか?成長の影には、どのようなリスクが潜んでいるのでしょうか?会社の経営戦略と、社員の採用・教育といった人事は、密接な関係が切り離せません。今後の会社の方向性に対して、長期的な経営戦略を持っている企業では、新卒を採用し、丁寧に育て今後に対応することが多いです。一方、持っていない企業はその場その場で必要な人材を中途採用やアウトソーシングによって賄おうとする傾向があります。
社内の制度を整えることが成長に繋がる
経営戦略として、自社の競争力としてどのようなものを重視するかという観点からはふたつの傾向が見られます。
技術や製品開発、ブランド力を重視する会社内部での人材育成を重視する傾向があります。また価格やサービスの提供を重視し、商品価値を軽視する会社 には、中途採用やアウトソーシングを重視する傾向があります。会社の成長にとって経営戦略は欠かせません。どのような成長曲線を描き、そこにどのように人事や採用をコミットさせていくかが、会社の成長につながるのです。
経営戦略の策定・遂行・評価のプロセスを、戦略経営もしくは戦略的経営と呼びます。戦略経営は、以下のようなプロセスを経ると、企業の成長に繋がると一般的に言われています。
まずは戦略の策定。自社や競合相手の内的要因(能力や資源など)、自社や競合相手を取り巻く外的要因を分析・評価することで、どのように会社の成長に繋げるかを考えていくことができます。上の評価に基づいて、目標を設定し、それらの目標を達成するために必要な計画や手段を定め、会社の成長に繋がるために、戦略の実行を行います。戦略の実行に必要な資源を配分し、プロジェクト・チームを確立します。権限と責任を組織内のグループやメンバーに割り当て、プロセス遂行を管理します。必要に応じて追加的に資源を配分したり、プロセスを変更したりしていく。その後に一番必要になってくるのが「戦略の評価」です。バランスト・スコアカードなどを通じて、戦略の有効性(合理性、実行可能性、正当性など)を評価するケースが多いと思います。
ここで注目していただきたいのが、会社の成長につながる戦略全体に「評価」「人材」「チームビルディング」という、そのすべてが複雑に絡んでいるということです。会社の成長ということを考えた時に、社内の制度を整えることは、必須だと言えるでしょう。あらゆる企業の取締役、社長が考える世界観を会社全体に伝え、会社の成長に繋がるための中心に「明快」を据えていただく企業が増えています。